かくしごと(空色MIX)

webライターっぽい女のオタク気質ライフ。 ライブレポ、何かの感想、日常、思考整理。まずは素直な文章を。

【詳細レポ】初めて観たMr.Childrenはポップの化け物。3/18さいたまスーパーアリーナ【エレカシスピッツミスチル④】

昨日、ある検索結果に出てきた「ミチル」という単語を「ミスチル」に空目した。
もうダメかもしれない。
あの人のことなんて何とも思っていないよ?
と自分をごまかすことは…もう……。

 

というわけで、予想以上にとんでもなかった

ミスターチルドレンの個別レポを始めます!

※長いので適度に息抜きしながらお読みください。


あれからもう2週間経ってしまうわけですが
思い出せばいつでも、
楽園のようにきらめいた景色がそこにある。


【この記事から見てくださる方へ】
ミスチルばなしのプロローグはこちら!


ライブの日に書いた全体レポはこちら!

こちらは熱量重視のサラッとしたものです。


【簡単なあらすじ】
エレカシスピッツのファンクラブ会員である私
・10年前、雷雨で中止になったフェスでミスチルを観られなかった私
・そんな(?)エレカシスピッツミスチルが、きょ、競演!?奇跡!?
・え、と、当選!?ほんとうの奇跡!?!?
・3/18をひたすら楽しみに生き延びる私
・ライブ素晴らしすぎた…3バンド全てが最高…
ミスチルは実はあんまり得意じゃなかったけど、いやいや、素晴らしいわ
・なんというか近年、壮大すぎると思ってたけど…
・でも一度観ないといけないとも思っていたよ、このバンドのことは!矛盾ごめん!
・緊張でガチガチにしか思えない、ファン的に新鮮なトップバッター、スピッツのステージを堪能し
・次はいよいよ、初めてのミスターチルドレンのステージです!


【当日のメモが必死すぎる】
あああこれは、覚えていること全て記録したい!!と気持ちが昂り
転換の合間に書いたメモの一部がこちら。

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10〜15分間ほど、感情垂れ流しで必死。
記者か!と言われたが、真空パックのためにはこうするしかなかった。

このメモをもとに、しかしもう少し整理してレポをしてみます。


【セトリ】
※曲名を存じていないものもあり
音楽サイトのレポートを拝借しました。MCはたぶんここってとこを。

 

Everything (It’s you)
HANABI
innocent world
MC
太陽ギラギラ(エレカシカバー)
and I love you
here comes my love
himawari
MC
やさしさ(エレカシカバー)ワンフレーズ〜からの、名もなき詩

 


【登場から、もうそこはミスチルワールド】

ミスチルは化け物」

メモにいちばん最初に書いたフレーズが、これだったのですが。

登場から唯一無二の化け物感が漂っていた。
もちろん悪口ではありません。
ミスターチルドレン4人が登場するやいなや、もう、観客の盛り上がりが尋常じゃないのだもの。


「キャー!!!!!!」


ビートルズの来日かな(見たことはないけれど)?
登場時からただのワンマン状態である。
細身で洒落たデザインの黒いカーディガンに白いインナーを合わせた爽やかな桜井さんが、はにかんだような顔でマイクの前に立つ。
4年前のビバラで見たド派手な色合わせとは全く違う、シックで大人シンプルな出で立ち。
メンバー全員がおそらく合わせたであろうモノクロのコーデに身を包んでいた。
正装のようなものなのだろうか。
そういえば、私が体験したもう一つの伝説であるライブ…エレカシクロマニヨンズの福岡ツーマン時のエレカシも、いつもよりカッチリしたスタイルだったっけ。

エレカシだって、ヒロトマーシーの前では後輩というポジションなのだ。


ていうか、
わー、ほんとにミスチルが目の前にいる…

 

このときの私の感情は、ただただ、これに尽きた。

あの、90年代以降の邦楽界で最も成功を収めたバンドとも言えるのではないかという
生ける伝説、ミスターチルドレンが。
この時点で私はめちゃくちゃテンションが上がっていた。たぶんものすごく笑顔だった。
まあ、生で観たかったバンドを初めて観た瞬間は大体こういう顔をしているのだとは思うが
今回はそのいつもの体験を上回る、別の種類の興奮があったというか。

だってミスチルですからね。そりゃあね。

 

そして、事前に心の準備をした意味なんてなく
最初からクライマックスな勢い(?)で
私も誰でも知るであろう名曲がさっそく奏でられ始めた。

 

「世間知らずだった 少年時代から〜♪」

 

わああ!

 

「STAY」だー!!!!!!!!

※違います


【1曲目から「あの頃召喚」の魔法にかかる】

振り返るまで本当のタイトルを思い出せず、ずっと「STAY」と思っていた失態を晒しましたが
いや、あのね…曲は昔から知っているの、好きなの。
ただサビのSTAY〜♪が印象的すぎて…本当に失礼なことを……

そう、一応アウェイなはずの会場で彼らが最初に選んだ曲は、この会場にいた誰もが知ると言っても大げさではないであろう『Everything』だったのだ。
1曲目からもういわゆる「客席のボルテージは最高潮」になるしかなかった。
だってこの曲、私だって…特別なファンではなかった私だって、20年近く前の曲であり記憶であるはずなのに余裕で覚えている。


スタンド200レベル4列(ありがたいことに、めちゃめちゃ観やすい席でした…)から見渡すアリーナ席も、反対側のスタンドも、みんな高揚している。
みんながあの頃を反芻しているのでは?
と錯覚を起こすぐらいには
もう、ここはミスチルが作り上げた世界だった。

 

1曲目から、もう戻れない「あの頃」を現代に呼び戻す魔法を使うとは…さすがミスターチルドレンだぜ……


【アリーナがスタジアムになったイノセント・ワールド】

自分メモ引用。

 

イノセントワールドでアリーナが日産スタジアムに見えた
みんな手を左右にふって
全員ミスチルのファンになってた


アウェイなはずなのに当然のように曲を知ってる前提でコールアンドレスポンス期待してるとことか、おいおいって冷静に考えると思うけれど
ミスチル桜井さんならそれが許せる。仕方ないと思う。
スタジアムを支配するポップの化け物だから

 

この光景、思い出すと今でも瞳が潤んでしまうのですが
ミスチルは化け物」と最も思ったシーンがこの3曲目だったかもしれない。

Everythingで客席を一瞬でミスチルワールドへいざない、
ドラマを観ていなかった私すら知っている
「もう1回 もう1回」のフレーズが印象的な『HANABI(もちろん当然のようにコールアンドレスポンス仕様)』を演奏したその後に
間髪入れずに大・大・大名曲の前奏が聴こえてきたのだから。

 

♩〜♪♪♪♪♪♩〜〜〜

↑記号で出来る精一杯の雰囲気

 

ひいいい!!
これは!これは!!!


イノセントワールドじゃないかー!!!!!!

 

また、客席のボルテージも私のボルテージも最高潮になる。
これに興奮しない大人が果たしているのだろうか?と思ってしまうぐらいには「あまりに大ヒットしすぎたあの曲」が、2018年の今、2018年のミスターチルドレンによって披露され瞬く間にアリーナのボルテージは最高潮の更新を…

 

日本語がおかしくなるほどに今でも思い出すだけで高揚する選曲である。

 

で、ほんとうに自分でも驚いたのだけれど
メモの通り、
サビで客席が一斉に手を左右に振りだしたとき、さいたまスーパーアリーナ日産スタジアムに見えたのだ。
みんな手を左右に振って歌って、桜井さんは笑顔でスポットライトを浴びて歌って。
急に天井を感じない、空間が広くなった錯覚を覚えた。
あれ?私は今、どこに来ていたのだろう?
これは、このドラマチックな開放感は…まるで…
行ったことはないけれど(ないのか!)、スタジアムでしか味わえないそれではないのか!!??

 

15年以上いろいろなライブやフェスを体験しているが、未だかつてこんな感覚を味わったことはなかった。
おそらくあのとき、ほとんど全員がミスチルのファンになっていたと思う。
普段は何とも思っていないあの人もあの人も、きっとあの瞬間、小学生みたいに
「スッゲーや!」しか言えない人になっていたのではないか。
だって本当にすごかったのだもの、客席のミスチルワンマンライブ感……
エレカシファンがいちばん多いはずなのに、どういう現象なのだこれは。

 

これが、「誰もが知る、誰もが歌えるメガヒット曲を持つモンスターバンドの力」ってものなのか。

 

そして、その客席を観ながら歌い上げる桜井さんが、
またものすごく完ぺきな、これは参った!

と思えるほどのスターだったのだよ!!


ミスチルにアウェーなんてありません(本人の気持ちは別として)】

イノセント・ワールドで笑ってしまった瞬間は、桜井和寿が当然のように、水を飲むように自然に、
客席にミスチルファンとしての」コールアンドレスポンス的振る舞いを求めていたことだった。

サビで自分は歌わずマイクを向けたり、「ほらもっと歌ってー!」的なポーズをしながら屈託のない笑顔で客席を煽る。
客席のみんなはもうこの瞬間誰もがミスチルファンなわけであるから、完全にそれに応え、対応することができるのだが
やはりそれ、冷静に考えて相当な自信と実績がないとできないことだと思っていて。

 

長年観ているエレカシスピッツも、客席とのコミュニケーションの取り方がおそらく桜井さんより不器用なので
さあ歌ってー!聞こえないよ?もっともっとー!!
なんて素ぶりを目撃できたことは まだない。
おそらくこれからもないだろう。
それゆえに驚いたのもあるが
いや、桜井さんはそれでいいのだ。
その振る舞いの本当に自然なこと。

 

ミスチル桜井和寿なら許せる。仕方ないと思う。
その自信は相当の努力によって培われた枯れない折れない花だし
彼はアリーナを一瞬でスタジアムに変えるポップの化け物なのだから。


桜井和寿、天然の人たらしモテ男疑惑。】

「桜井さんに恋しそうになる、あぶない。」


当日のメモより。
いや、だってあの笑顔はあぶないだろ。

みんな好きになっちゃうよ。

実は登場してしばらくは、感動しつつも
ああちょっとやっぱりナルシストっぽい雰囲気だなあ…そういうとこはやはり苦手かもなあ…
なんてこっそり思っていたのだが
だんだん気づいた。

「ああ、あれ、素なのだな」と。

 

なんというか、歌い方、喋り方、客席とのコミュニケーション、笑顔、表現力
全てがモテそうな振る舞いなのに
そこに嘘がなさすぎて綺麗なんだ恐ろしいことに。
素で、モテる要素を兼ね備えている打算のない人なのだなと。
その素にまたイラっとする人もいるかもしれないけれど
仕方ない。もう、仕方がないんだよ。桜井さんアンチの方。仕方がないですよ、あれは。
アンチに近かった私が降参しましたよ。

あれは、現存するピュアネスなんだよ……

 

彼は誤解されやすいのだろう。
ナルっぽさも、全方位にモテる感じも、計算ではなく素。
ということは、前回のプロローグで書いたような「偽善ぽい雰囲気」だったり「愛と平和主義者」に見えていたのも
それはただの素顔で、本当の善意だったのではないか?

 

それなら仕方ない。←何様だ

 

妙に腑に落ちた。
誤解しててごめんだよ、桜井さん。

 

【MC集】

 

◾️冒頭の挨拶
イノセント・ワールドを歌い終え、いよいよ桜井和寿という化け物ボーカリストが本格的に喋り始めた。ざわざわ。

 


「(とても高いキーで)ミスターチルドレンでーす!!」
高音!?


エレファントカシマシ30周年おめでとうございまっす!!」
ハイテンション!!??


明るく気さくな桜井兄さん的な雰囲気をこの時点で醸し出している。

 

「今日は、エレファントカシマシのみなさんもきっと楽しみにしていたと思いますけど…今日は、今日はみなさん、お得ですよ(ニコッ)。こんなこと、なかなかない。」

 
お得ですよ。ニコッ。に客席は沸き、私も全力でうなずく。

 

「こんなこと、なっかなかない。最初で最後かも…
その発言をすかさずキャッチするオーディエンス。

 

\ えー!!!!! /

 

すると桜井さんは微笑みながらこうつぶやいた。


「…いや、エレファントカシマシさんから呼ばれたらまた話は変わりますけどっ。

 

この話し方、もうつかみはOKだわと思った。
好感の持てる気さくな話し方でしかなかった。
でもきちんと「招待された側」の空気も忘れていないというかね。
スピッツもそうだったのだけど、エレファントカシマシ、と正式名で口にするのがかわいいし敬意を感じる。
ちなみにエレカシも彼らのことを正式名で呼んでいたからね。
互いをリスペクト…!

 

◾️そんなスターは、ただのエレカシファンでした。

エレカシ、大っっ好きなんですよ!!」
本当に嬉しそうに語る桜井さん。
あ、この笑顔はほんとに好きなそれだわ。

 

「今日ミスチル初めて観るとか、エレカシしか観ない!って方も、いいです。…でも、ちょっとだけ、良かったら聞いてください。

 

低姿勢すぎる。あのミスチルが、俺ら前座なんで…的な謙虚さだなんて。エレカシ、すごくないか!?←失礼

さっきのワンマン状態は、ミュージシャンとしてのスイッチが入っていただけだったのかな。急に自虐的になられたよ。
そこから、アマチュア時代のオーディションの話が始まった。

 

ちなみに桜井さんの言葉にある「聞いてください」は、話を聞いてね、なのか 曲を聴いてね、なのか少し迷ったけれど

前後の文脈から「話を聞いて」のほうだと判断しています。

 

◾️エレカシミスチルソニーオーディション

「前身バンドの話です」

そう紹介しながら始まった、私の知らない昔の話。

検索すると結構出てくるから、ファンの方の間では有名な話なのだろう。


「86年にエレファントカシマシが大賞を獲ったソニーオーディション。僕らも88年に出場したんです。最終選考の会場は日本青年館!!

 

ここで私、勝手に「日本青年館かー!日本青年館といえば、私の中ではテニミュだわ!懐かしいなあ」とテニスの王子様ミュージカルに通い詰めていた日々を思い出すも、すぐ我に帰る。オタクな脱線。

 

桜井さん「その会場にいたバンドは、たとえばTHE BOOM!」
客席「おお〜」
桜井さん「あとは、すかんちとか!」
客席「おお〜」
リアクションが仕込みのようだけど、本当の反応ですよ。笑

 

そんな最終選考で残念ながらミスチルの前身バンドは落選してしまうも、ここで若き桜井和寿はある行動に出たらしい。

 

「納得がいかなくて、ソニーの人に電話をして理由を聞きました(笑)

 

…ここで私は、若かりしエレカシ宮本浩次青年において破壊力のある

「フラれた彼女に毎日のように電話して『俺のどこが悪かったんだ』と聞いていた」エピソードを思い出していた。
ミスチルファンの皆さんは初耳かもしれないけれど、当時のインタビューで自ら話しているのですよね。うん。
気になる方は調べてみてね。

 

この時代の連絡手段といえばほぼ電話しかないだろうから、何か聞きたければ必然的に電話にはなるのだろうけどね。

ただそれにしたって、

「納得がいかないことは電話で理由を聞く」
桜井和寿宮本浩次、まさかこんな思わぬところで共通点があったとは。

 

そして、そんな電話で白黒つけたい派の桜井和寿青年へ、ソニーの人が出した回答は
「個性がない」
なんとバッサリ。


確かに髪も立ててないし、服も派手じゃないし…と思い返す若き桜井和寿
でもそこでふと思った。
「あれ?でも派手じゃなくても入賞したバンドがいたような…?」


どうやらエレカシのシンプルな出で立ちを思い出し、不思議に思った模様。
「気になってエレカシのライブに行きました。明治大学でやっていたライブだったかな」

学祭か。あの時代のエレカシを学祭に呼ぶって、明治大学のロック性を垣間見た。

 

で、そこで見たエレファントカシマシのパフォーマンスに、とにかく衝撃を受けたらしい。


「派手な格好でも髪を立ててもいないけど、とにかく、すっごかった!カッコよかった!!

顔をくしゃくしゃにしながらスター桜井和寿は続ける。

 

「それからしばらく、エレカシばかり聴いてたんです。」


ここで客席拍手。
このシーンの桜井さんを脳内再生できる。少年の笑顔なの!
本当にファンなんだな、微笑ましいなあ!!
あのときエレカシファンの中で連帯感が生まれていたと思う。
スターが自分と同じ何かを好きって嬉しいよね。

 

そして次に歌う曲がエレカシのカバーであることが明かされ、客席はまたボルテージのステージを上げた。日本語がおかしい。いや日本語ですらないか。

 

◼️カバー曲に対する桜井さんの不安は杞憂

「あの、気を使うんで…」
笑いながら話し始める桜井和寿


「カバーをする曲がエレファントカシマシさんの本編にカブらないように、事前にマネージャーさんにお伺いを立てたんです(笑)。」


気遣いのスター。カブることを気にするなんて、カブりやすい有名曲を演奏するのかな?ドキドキ!


「そしたら…『なぜ、そんな地味な曲を!?多分本人たちも久しくライブで演奏していない…』と言われまして…(笑)」
ここで、あ、違いましたね。マニアックなほうですね。と悟る私。

きっとあれですね。学祭で衝撃を受けたあの頃のファン心理そのままの選曲ですね?

 

「歌います。熱心なエレファントカシマシファンの方は、ここはトイレ行くところです(笑)。←お茶目な微笑み」


自虐がすぎる!!
からの、『太陽ギラギラ』ですよ。
ガチだー!!!!!
なんか、負けた。と思った。
いや、何を言っているかという感じだが
正直、あの日のさいたまスーパーアリーナの客席で、現在日常的にめちゃくちゃ『太陽ギラギラ』を聴いているエレカシファンが、果たしてどのぐらいいるのか?と。
たとえば、カラオケで真っ先に歌うエレカシの曲にこの歌を選ぶ人がどのぐらいいるのか。


いやもちろん、いるとは思う!思うよ!
初期エレカシのほうが好きな方にとっては何ら不思議な選曲ではないはず。
ただ、特に最近ファンになった方、ライトな気持ちで数曲しか知らない段階でここに来た方もいるかもしれない。
そんな人たちにとっては、本当に何が何だか分からないお口ポカンな攻めた選曲だったのではないだろうか…?
なんて余計な心配をしてしまうぐらいには、
ミスチル、あなたたちガチだよ。最高じゃん。


と、ド迫力の『ミスチル版・太陽ギラギラ』を浴びながら

なんだか心地の良い敗北感に包まれていた。
このカバーがまた、本当に良かった。
桜井和寿の美声と声量、酔いしれ方(褒め言葉だ)、危うさ、
そして彼の世界観や才能を恐れず怯まず
対等に渡り合える唯一無二の存在であるメンバーたちの美演奏……
あの瞬間、あの曲はミスチルのものだった。

 

エレカシ最高ーッ!!!!」


マニアックなカバー後半で叫ぶ桜井和寿、最高か。
もちろん高音の叫びでした。

 

◼️桜井和寿のモチベーションの矛先と、かわいさの属性

最後の曲に入る前。
「あー、楽しい時間はほんとあっという間に……」
本当に名残惜しそうに話す桜井さん。
からの、出ました名言。

これは特にセリフそのまま覚えたかったので、メモの臨場感には自信がある(?)。

喋り方や空気もぜひ想像してみてください。

 

「今年に入ってからのモチベーション、ほぼ、この日なんで(ニコッ)!!」

 

私も全力で同意したのだけれど
言わせてほしい。
ここ、全力でかわいかったのだ。
なんだなんだなんなんだ??
桜井和寿はかわいいのか!?
ここに来て、かわいくもなってしまうんですか!?!?!?


ナルシストっぽさから、
素の壮大な優しさ、
圧倒的なスター性、
邦楽界を背負う化け物、
気さくな兄ちゃん、
ただのエレカシマニア………
そして、かわいい!?!?


一回のステージで一体いくつの顔を見せれば気が済むのだろうか。
これが、桜井和寿という化け物の底力なのかもしれない。

 

◼️エレカシマニア再び、そして、大名曲へ

「調子に乗って、もう一曲歌います」と、
初期エレカシの名曲とも言える『やさしさ』をアカペラで歌い始める。


しかし「いつもと同じ〜♪」から、
エレファントカシマシとなんちゃらに捧ぐ〜…的に曲をアレンジし始め、そのまま
名もなき詩』のジャジャーン♪の演奏へ入った。


いま書きながら興奮がよみがえり鳥肌が立った。鳥肌って本来の意味は感動とかそういうものではないらしいけれど、立つものは仕方がない。

泣いた。
というか、泣かせにきてるだろーこれはー!!

 

「『名もなき詩』を聴けたら絶対に泣く」


これは一緒に行った弟にも話していた。
ビバラでワンフレーズ聴けただけで泣いていたから、メンバーの演奏と共にフルで聴けたら、そりゃあね。
まあ、ずっと涙を流しながら観ていたわ。

 

この曲はミスターチルドレンのスタンスが苦手な頃でも、ずっと好きだった。
楽曲に罪はないと知っていた。

 

私情抜きで感情がふるえる。
好き嫌いではなく、良さが分かる。
うまく言えないけれど、本当の名曲や本当の「いいもの」って、そういうものなのかもしれない。

 

そんな名曲を披露し終えたミスターチルドレンは、満開の笑顔で客席に向かって名残惜しそうに挨拶をし
楽しさの余韻を残しながらステージを後にしたのでした。

 


レポ、長っ。
よっぽど多くの言葉で、記憶と記録を持って残しておきたかったのだと思います。

 


【メンバーのはなし】
最後にバンドメンバーの話をしたい。
が、正直に白状しますと
私はこのライブを観ている時点では桜井和寿以外のメンバーのお名前を全く知りませんでした。
むしろ、何ならお顔もあまり知りませんでした……(みんな似た雰囲気の統一されたバンドだと思っていた)。

本当にすみません。なので、ここからはwikiやファンの方のお話も交えながらお届けします……

 

ちなみに…エレカシスピッツも、ファンになる前はボーカルの宮本さんとマサムネしか知らなかった。
スピッツはなんとなく、全員ずっとほのぼの続けているような気がしていたが
エレカシに関しては印象がひどく、

「絶対にボーカルの人のワンマンで何回もメンバーが変わっているはずだ」と思っていたほどだ。
学生時代からメンバーがずーっと変わっていないと知ったときは本当に驚いた……。


【ギターの田原さん】

この方が…HEY! HEY! HEY! で浜ちゃんにイジられていた、浜ちゃんに似ている人か…!!
と見た瞬間静かに感動したものの、ていうか、え?カッコいいですよね。
普通に、いや普通じゃない、カッコいいですよね?
HEY×3 時代は、おもしろキャラとしてしか判別できていなかった…
ひそかにモニターに映るたびに「え?カッコいいな?」と動揺していました。
なぜ動揺するのだ。

 

【ベースの中川さん】
通称ナカケーさんというのね。
本当に申し訳ないのだけれど、こんなに渋くカッコいい方がミスターチルドレンにいらっしゃることを知らなかった。
なんかもう、演奏も渋いし骨太というか武士というか(??)。
Jポップ界を支配したバンドのはずが、実はこんなに渋いロックなメッセージ掲げてましたみたいな隠し味というか。
そして当たり前だけど演奏の安定感が素晴らしい…録音かと思っちゃうよね…

 

※いろいろ検索した結果、髪型遍歴がすごいのですね!現在の短髪がより渋く武士っぽいと把握しました。

 

【ドラムのJENさん】

そしてドラムの方!!
通称JENさん、覚えましたよ。
私、この方めっちゃ好きだ。
だってライブ後のメモの最後、これだもの。

 

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「ドラムの人が笑顔すぎて幸せになれた」

 

そう、とにかく笑顔が素晴らしかったんだよ!!!

ライブ中、モニターで抜かれるたびにさ
もう100パーセントはじけた笑顔!そして歌の口ずさみ!!
まるで七福神のような笑顔……(??)


本当に見ているだけで幸せになれたし、この方、ほんとに音楽、そしてミスターチルドレンが大好きなのだろうなと。

 

ああこの人がいればミスチルも安泰だろうな、と直感的に思ったのだが
SNSでそうつぶやいたところ、
ファンの方から突然「そうなんです!!!」的な熱い返信をいただいた。
どうやら私が感じたことは間違いではなかったようだ。
JENさんのこともっと掘り下げたくなりました。

 

続くバンドというのは一人だけじゃなくみんなが素晴らしいのだと、改めて思う。

そしてみんなに共通するのが
実年齢より明らかに若々しい!!
あの風貌から、自分の好きな音楽にきちんと向き合い楽しんできた人たちなのだと確信した。


代わりのいない4人で、やってきたのだなあ。

あの場所には、「代わりのいない4人たち」が3組もいたのだ。

 

思うに、エレカシスピッツミスチル
好きになるまではボーカル以外の名前を知らないぐらい、バンドメンバーの趣に個性を感じない人が多いかもしれない。
でもそれは、バンドとしての演奏に集中しすぎた結果、グループの音としてまとまりすぎて突出するものがないように見えるからなのかも。

 

これを書きながら、『SONGS』出演時のメンバーの発言を抜粋しているブログに出会った。
あー、やっぱり、彼らもこういうことだった。
確信がさらなる確信へ変わりました。
ミスチル「NHK SONGSスペシャル」でのインタビューで、ミスチルの思惑にハマっていることが分かった!? – 【現在cotoblog(https://cotoblog.jp/)に移行中】ミスチルブログ

 

過去のインタビューなどからも判断できるが、

エレカシのメンバーもスピッツのメンバーも、何より宮本浩次草野マサムネの作り上げる楽曲と世界が大好きだ。

きっと彼ら自身がバンドのいちばんのファンで、このバンドで演奏することを誇りに思っている。

きっと演奏の個性より、楽曲をより良くするための手段を考えるのだ。

 

ミスターチルドレンも、彼らと同じ、ただの音楽好きであり

自分たちのバンドが好きな人たちだったんだ。

 

「存続」と「音楽のクオリティ」。

両方の意味で、長く続くバンドの秘密。

秘密にしてはいないかもしれないけれど

メンバーにこの共通認識がある限り、バンドは続いていくのだろう。

 

この日は、そんな共通認識を20年以上に渡り具現化できる人たちが

少なくとも3組はいることが分かった貴重な日でもあったのだった。

 


【そして桜井さんについて追記】
レポの本編では言わなかったけれど
『here comes my love』か『himawari』で、曲中に急に華麗なステップを始めたよね?
私は二度見した。
あれっ?いまステッ…?ダンス……?脈絡?


あまりに自然でスルーしそうになったけど、これもどうやらミスチルライブ経験者の友人からすると「何を今更」な案件のようだった。

 

「ほら、フットサルで鍛えたステップがね…」

 

そこ!?笑
桜井和寿の顔はいくつもあるのだな。
次のステージではどんな桜井和寿、そしてどんなミスターチルドレンを見せてくれるのだろうか。
楽しみで仕方がない。

 

 

ん?
まるでまた当然観られるかのような終わり方だ。
ライブが終わっても、私は彼らの魔法にかかりっぱなしらしい。

 

実は、ミスターチルドレンのベストアルバムを
聴き出したら止まらない気がして、まだ聴いていないのです。
そもそも脳内でも再生できてしまうから。

ただ…

そろそろ観念して聴き出そうかと思います。

いや、だから何、この残存する斜めなスタンス。

降参はしているのだが、まだ少しあのパワーに「持っていかれる」のを恐れているのかな。

まあでも恐れることはない。

ここからまた私は新しい世界を知る、それだけのことだ。

「それだけ」という贅沢な扉を これからも開け続けていくだけだ。

 

 

この日のミスチルレポは以上です。

ふう、久しぶりに1万文字超えになりました。

最後まで見られた方はいらっしゃるだろうか。

本当にありがとうございました!

 

あ。

ベストアルバム以外でも、これは聴いてほしい!と思ったミスターチルドレンのアルバムがあれば、ぜひ教えてくださいね!

 

【2018/4/5追記】

観念して、配信限定ベスト2枚を購入しました。

配信限定ってなんで?5月9日までってなんで?危なかった…もっと商業的になっていいんだよ?

そして、朝から『CROSS ROAD』で涙がこぼれてしまいました。

全部聴き終わる頃まで何回涙が出るのか心配です。

(プロローグ)Mr.Childrenのライブを体験する前のはなし。【エレカシスピッツミスチル③】

エレカシスピッツミスチルの「夢の競演」が素晴らしすぎたため、

数回に分けてお送りしている感想ブログ。

お次はミスターチルドレンミスチルのお話です。

もう1週間経ってしまいますが、あれからずっとミスチルの音楽が頭の中に住んでいる。

なんだかいつのまにかミスチルの曲のことや、「桜井さんはよく2、30代で腐らなかったな、あんなにアイドル的な人気でキャーキャー言われて…あのライブの本気度から察するに、そのモテ方は本意ではなかったろうに…」とか

誰目線なんだよ!な、お節介なことを考えている。

恋愛で言うところの、気になる存在の段階ってやつなのだろうか。

まあそれはまた追々で物思いにふけるとして。

 

今回、レポに入る前にこれまでミスチルに抱いていた印象を振り返っていたのだけれど

それが予想以上に長くなったので、レポは次のブログにしたいと思います。

予想より思いが強かったらしい。

この段落まで戻ってきて文章を「レポは次で」に修正したよ……

なんだか「長すぎたから続く」みたいな変更ばかりですみません。

書く前に把握する力を身につけねば。

 

【4/4追記】

レポもアップしました!!

先に3/18の話を知りたい方はこちらをどうぞ。

ただし、1万文字超えてしまいました。2記事に分けたのにそれ……

ガチで読みたい方向けです。

 

で、その「印象」というのがほんとうに偏見すぎて

ミスチルにも彼らのファンの方々にも申し訳ない気持ちでいっぱいになるけれど

なんとなく、この告白から始めないと、と思った。

ライブを観て印象がガラリと変わることもあるのだな、という一例として見ていただけたら嬉しいですが、ファンの方を嫌な気持ちにさせてしまったらごめんなさい。

 

 

ミスチルへの印象、ライブ前】

実は私はずっと、というか近年まで

ミスチルがあまり得意ではなかった。

彼らを好きな人たちを否定したくないし

改めて宣言することでもないからずっと言わなかったけれど

どちらかと言えば、苦手な部類だった。

 

曲や才能はもちろん素晴らしいと知っていたし、

代表曲も超有名曲も知っていたし、中には好きな曲もある。

星になれたら、名もなき詩ニシエヒガシエとか超好きだ。

なのに苦手って、どういうことだよ。と突っ込んだ方もいるかもしれないが

なんというか、スタンスがあまり好みではなかった。

曲は素晴らしいけれど、特に歳を重ねてからの彼らの歌はちょっとメッセージ性が強すぎるというか。

特にいつの頃からか、愛、愛、平和、平和を強調しすぎでは…?とか

ちょっと音楽に政治的な思いを込めすぎのような?とか

人間は地球は宇宙は、的なスケールが大きい話が多いのかな(あくまで当時の印象です)?とか

それらいろいろなことが…押し付けがましくないか?と思っていた。

(ごめんなさい)

 

カラオケでミスチルの代表曲を入れる男子のことは大衆的だと思っていたし(昔の私は今より本当にひねくれていました)

『ファスナー』という、ファン以外にはおそらく少し?マイナーな曲を歌いながら

「桜井さんの歌詞のすごさは」的に語る男子のことはちょっとめんどくさいと思っていた。

 

メディアがレジェンド性を推し過ぎている気がしていたのも理由かもしれないし、

かつて桜井さんがホワイトバンド(知らない方は検索してね)のPRに参加していたときも「うーん…?」と思っていた。

慈善活動(?)を表立って行いすぎる人を、どこか冷めた目で見ていた。

 

毛嫌いしていた当時は、壮大な愛と平和がストレートに語られるような音楽は重い、恥ずかしいと思っていたのかもしれない。

どんな音楽だって、紐解けば、深く潜れ

似たような、普遍的な重く恥ずかしいメッセージが込められているのかもしれないし

言わないだけで、優しくてロマンチストで平和を愛する純粋な人は多いと 今は思っている。

だけど当時はそれを隠すというか、曖昧な

もっと自分の身近な瞬間に置き換えられる音楽を繰り返し聴きたいと思っていた。

今も、もちろんそういう音楽も好きだけれど

メッセージ性の強い曲も懐疑的になりすぎず聴けるようにはなった。

ていうかエレカシの『ガストロンジャー』好きな時点で、相当克服しているよね。

 

そのように彼らを苦手な時代でも、

この人たちのことは人生で一度は観ておいたほうがいいのだろうな、とは思っていた(なんなんだよ)。

まあ、思っているだけでほぼ満足していたけれど

これまでたった一度だけ

ミスチルのライブを体験できる機会が訪れたことはあった。

それが先日書いたレポで伝えた、10年前に雷雨で中止になった「音楽と髭達」というフェスだった。

 

ライブ当日、寝る前に書いたこちらのレポで

ちらりと触れています。

 

【10年前にミスチルを観られなかった心残り】

エレカシを好きになり始めた時期だったので、

フェスでも絶対観たい!と嬉々としてチケットの抽選に申し込んだ。

「へえ、このフェス、ミスチルも出るのか。当たったら私は初めてミスチルを観るのか…?あのミスチルを……?でも、曲は良いもんな」

スタンスがひどい。

 

無事当選し、弟と日帰りにて新潟は長岡に向かうも

「帰りは混みそうだから、トリのミスチルは何なら途中まででもいいや」

「聴きながら帰るとかでもいいか」

など、今から考えると本当にひどく失礼なスタンスで彼らの音楽と対面しようとしていた。

会場ではミスチルのグッズタオルを下げている人がものすごく多かったことを今でも覚えている。

来場者の大半がミスチル目当てだったのかもしれない。すごいことだ。

(あ、ただファンモンのタオルを下げていた人も結構いた。彼らもまた、雷雨で観られず)

 

しかし先日書いたように、そのフェスはエレカシの直前で激しい雷雨が襲い中止になった。

それまで奥田民生山崎まさよしSalyuなど多くの素敵なミュージシャンのステージを観られたとはいえ、

新幹線ではるばるやってきた地で大本命のエレカシを観られずにフェスが中止になるのはかなりのショックだったし

なんだかんだで結構楽しみにしていたエレカシ後の出演者が観られなくなったことも、本当に残念だった。

徳永英明さんも出演予定だったし、楽しみにしていた。

そして何よりミスチル

きっと滅多にチケットが取れないであろうミスチルをせっかく生で観られるチャンスだったのに、と。

(ちなみにフェスは途中まで開催したのに全額返金。音楽と髭達…!お礼の意味も兼ねて翌年も行きました)

 

とはいえ、当時はあくまで「フェスで体験したかった」という目的。

その後、自分でワンマンのチケットを取る情熱も勇気も争奪戦参加の気力もなく

気がついたら10年もの月日が流れていた。

その間、何度か友人や知人から彼らのライブに行った話を聞いた。

ミスチルも、頑張ればチケットは取れるものなのかな…」

なんとなく、うずうずはしていたけれど

ワンマンへなんとしても行く!的な食指は、やはり動かなかった。

 

【10年前に一緒に観るはずだった弟と当選】

夢の競演のチケットが当選したとき、本当に本当に嬉しかった。

しかも、今回の同行者は弟。

「このラインナップは観られるものなら観たい」と話してきたため同行者に設定した。

そう、あの10年前のフェスで一緒に日帰り参戦した弟である。

私と同じく当時は「ミスチル(笑)」という感じだったけれど、

私と同じく「なんだかんだで観たかった」らしい。きょうだい揃って。

 

今回、当選するはずがないと思っていたチケットが当選して

じわじわと気がついたことが

「10年前に観られなかったミスチルを、当時一緒に行っていた弟と観られる」素晴らしい偶然と

初めてミスチルを観るその場所が

「あのフェスで同じ空間にいたエレカシが主催するコンサート」という粋な事実。

なかなかお目にかかれない偶然だと思いませんか?

チケットが当選したミラクルも含めると、本当にすごいことだな!と自分でもウキウキする。

世の中にはこんなドラマチックな偶然がある。

 

【実は桜井さんは観たことがありました】

ミスチルは初だけれど、実は桜井さんのことは数年前のフェスで拝見していた。

これまたエレカシが出演していたから参加したのだけれど

VIVA LA ROCKという、スーパーアリーナを会場とする埼玉発のフェスに

桜井さんはウカスカジーとして、GAKU-MCと共にステージに立っていた。

今調べたら、4年前の2014年、ビバラ誕生の年の出来事だったようだ。

ミスチルではないとはいえ、生の桜井和寿…!とやはり当時もかなり感動していた。

しかも、ラッキーなことにかなり近い距離でパフォーマンスを観ることができて

初・桜井和寿がこんなに近くでいいのだろうかと戸惑いすら覚えた。

 

知らない曲ばかりだったけれど、やっぱり桜井和寿というボーカリストの声は他のどこにもないもので

当たり前のように惹きつけられた。

若手の出演者には出せない貫禄も、ステージにいる意味のような説得力もあった。

ああこれがずっと第一線を走っている人なのだ、と妙に納得してしまった。

最後に『名もなき詩』を少しだけ歌ってくれたときは、勝手に涙がこぼれていた。

名もなき詩を歌い始めたときの会場の歓声といったら、それはもう。

ここで私はモンスターミュージシャンのプレ体験というか

桜井和寿のやばいカリスマ性と、ミスチルの音楽の魔力を垣間見たのであった。

 

この日の桜井さんはなんだかものすごく派手な色の服を着ていて、イメージと違う!と驚いた記憶もあるのだけど……

 

(検索)


VIVA LA GALLERY | VIVA LA ROCK 2014
そうそうこれ。このファッションよ。
ピンクのシャツに青のパンツでびっくりしたのだけれど

定期的にミスチルのライブに行っている友人に報告すると

「結構そんな感じだよ」という答えが返ってきて

世の中には知らないことがまだまだたくさんあるなと思ったのだった。

ていうか私、桜井さんをさいたまスーパーアリーナで見てばかりだ。むしろまださいたまスーパーアリーナでしか見たことがない。

 

桜井和寿は体験した。

次はやはり、ミスチルだ。

なんとなく、潜在的に、いつしかそんなふうに思っていた。

 

続く。

次は今度こそ、初めて観たミスターチルドレンのレポ。

 

▼勢いで見る!って方はこちらをクリック。

【詳細レポ】緊張と後輩のスピッツ。3/18さいたまスーパーアリーナ【エレカシスピッツミスチル②】

はあ、すごかったですねあの日は。

まだ余裕で余韻の中にいるので、これから3回に分けて個別のレポをしようと思う。

ライブ直後に書いた簡易レポ(スマホメモ)を整理したものと、プラスアルファでお届けします。

 

当初は

①ライブ直後の感想ブログ 

②翌日、3バンドの簡易レポを整理したブログ

 

この2記事の予定だったのだが、

試しに別SNSに投稿してみたところ、ミスチルまで書き終えた時点で23ツイートになり

ブログではバンドごとに分けたほうが良いという結論に至りました。

 

まずはトップバッター(!!)であったスピッツから!

 

【開始前】
・イベントへの拍手

「それではまもなく開演いたします」のアナウンス後、どこからともなく拍手が起こる。

観客がどれだけこのコンサートを心待ちにしているのか、これだけで分かった。

いま思い出しても胸が熱くなる。

 

・トップバッターの衝撃と納得

『SUGINAMI MELODY』のSEがかかりはじめ、トップバッターがスピッツであることが揺るぎない事実となる。

ひええ、スピッツがトップバッターって……新人??

でも、この日はエレカシ主催のコンサート。

スピッツミスチル、どちらかがトップバッターになるのが必然なわけで…

既に現実がおかしいな??

 

・SEの曲は宮本さんに似てると勝手に思っている

『SUGINAMI MELODY』がSEって、私の中で出来過ぎの出来事。

実はこの曲、私がエレカシを好きになるずっと前から「宮本さんの声に似てる」と思っていた曲なのです。

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………証拠に、これは約16年前(えええ)の日記。

文体や一人称が恥ずかしいキャラクターだけど気にしないでほしい。

似てると思っているのは私だけかも説はあるけれど、聴いたことのない方はぜひ原曲を聴いてほしい。

特にね、「青いメロディー」「風車よ」の歌詞の部分が!少し低い声のマサムネさんの声が!

なんだか少し宮本さんぽいなあと思っていてね!!

…とはいえそう感じたのはエレカシファンになる前のことなので、当時は声を雰囲気でしか把握しておらず

宮本さんの声をはっきり認識した今聴くと、そこまで似ていないかもと思うが(おい)。

でもやっぱり、何か近いものを感じる。

長年エレカシファンであるマサムネだから、雰囲気が似ることもあるのかな、と勝手に解釈しワクワクしている。

ファンの方の意見を一度聞いてみたい。どうでしょうか?


・マサムネさんの出で立ち

最近よく見る帽子、中折れ帽姿に落ち着いた色のスウェット的な服。

腕の切り替え色が赤い。ぬくもり感のあるかわいらしい服がいくつになっても似合う。この服装でシチューとか食べてほしい。

 

 【セトリ】

MCの箇所は、たぶん。

 

春の歌
恋する凡人
8823
MC
初恋クレイジー
チェリー
愛のことば
MC?
スターゲイザー
少しMC
浮雲男(エレカシカバー)

みなと
MC
涙がキラリ☆
さわって・変わって
スパイダー
トンガリ95

 

・ステキにクレイジーなセトリ

は!?初恋クレイジー!!!???

イントロから、なんとクレイジーな、と思いました。

10年以上ファンですが、

この曲、生で聴けたことあったかな………?

大好きな曲だ。ただ、なかなか聴けないのは分かっていた。

20年以上前のアルバム曲だし。

それがまさか、ワンマンではないライブで聴けるとは……!

ずーーっと生で聴きたかった『ありふれた人生』という曲を、いきなりフェスで披露した数年前の事件を思い出した。

初恋クレイジー狂の皆さん、今年は聴けるかもしれませんよ。

 

涙がキラリ☆の贈り物

宮本さんが好きな『涙がキラリ☆』をしっかりセトリに盛り込んだことに私はニヤリ☆。

絶対入れてくると思ったんだー!

エレカシのライブ中に宮本さんも言っていましたね。

スピッツは…俺が涙がキラリ☆が好きなことを知っててやってくれたのなあ??」って。

いや、知ってるでしょ。

あなた、20年近く前のマサムネさんとの対談で

「だけど僕やっぱり、涙がキラリ☆は好きですよ」

と告白しているではないですか……

(『俺たちの明日』上巻参照)

 

ライブ中、「昔ロックインジャパンで1曲目にやってくれて。俺のためにやってくれたんじゃないんですけど……それがとても良くて!」的なことも言っていた。

 

この曲を歌うとき、マサムネさんの右手がゆらゆら彷徨うのが好き。

 

・美しすぎる、癒しの『浮雲男』

エレカシカバーを演奏することは確信していたけれど、曲は予想がつかなかった。

ベルゲン(ファンクラブツアー)で披露済みの『悲しみの果て』か、

以前好きだと話していた『優しい川』か…なんて想像していたが

「少し古い曲を」と言いながら歌い始めたのは『浮雲男』。

さすがのツウな選曲である。

もう、この浮雲男のカバーの美しいことよ。

完全にスピッツの歌になっていたし

「ぷかり ぷかり」のフレーズは、スピッツのインディーズ時代の楽曲『晴れの日はプカプカプー』に通じるポップさがあると思った。

あ、この曲があったか!似合う!と納得してしまったよ。

プカプカプーはさ、サビの歌詞が「プカプカプー」だけだからね。

ある意味、浮雲男以上のロックだよ……

 

また聴きたいな、マサムネさんの美しい「ぷかり ぷかり」。

 

【MC集】

・序盤 8823後

「こんばんはースピッツでーす!今日は主役じゃないんで、1曲目が終わってすぐに自己紹介したくて仕方がなかったです。(笑いが起きる)俺らを知らない人もいるかもなんで(笑)。スピッツです!スピッツというバンドです!!」

彼の恐ろしいところは、結構その謙虚がマジっぽいところなんだよな。

さすがにこのライブに来ている人で知らない人はいないはずだよ、うん。

 

そして「今日は、がんばりますよ!」と小さい声で微笑みながら意気込み、次の曲の準備。

新人かな???かわいい後輩だな???

マジでマサムネさんの緊張と恐縮が凝縮されているMCだった。

そこから初恋クレイジーへ。

 

エレカシファン宣言

エレカシに呼んでいただけるのは、とても光栄なこと。28年ぐらい前からファンなので。
昔は正座して聴いてました(客席笑う)。…いまは、立って聴いてます!!」

お茶目に目を瞑ってピシッと立つポーズをするマサムネさん。

客席からまたあたたかい笑いが起きる。

 

・中盤〜後半へ

「なんか…アマチュアの頃を思い出すラインナップで緊張します。」

本当に緊張してる感じだった。1曲目の『春の歌』も、声がふるえていたような。

トップバッターも久しぶり、と話しながら

田村さんが一言「なかなかやらせてもらえなくなった(笑)」。

「歳取ったから後のほうにやらせていただくことが多い」これは確かマサムネさんの台詞かな。メンバーみんな笑う。

 

・話はそこから自然とご長寿話へ…

田村さん「そういえばイベントとかに出ると、いつもは楽屋にケーキとかが置いてあるんだけど…」

ここで私は悟る。

「今日は、あんこ系が多かったww」

(一同笑)

やっぱりかー!!!
マサムネ「俺らもう50代ですからね。」
客席「ハハハ〜…え!?」

的な、知ってるけど信じられないぞな反応を感じた。なんか少しザワザワしていたぞ。笑


・ご長寿バンドばなし続き

何やらマサムネさんが生き生きと話し始めた。

マサムネ「そう、40代は若者の老年期と言って…」

えっ。

客席は笑いが起きるも、戸惑いもあるような空気。←主観

反応を確認し、客席を綺麗な瞳で覗きこむマサムネ。

そして健康法を教えるかのごとく善意的な声で、淀みなく

「40代のみなさん、老年期なんですよ(ニコッ)。」

とリマインドした。この間、数秒。

意外と彼、容赦ないからな。

「で、50代は老人の青春なんですよ!だから俺たちも…」

力説するマサムネに客席からまたあたたかい笑いと、腑に落ちたようなワクワク感が充満した。ように思えた。

 

そして前日にエレカシライブを「50代の青春」と表現した私は、ひとりで感動していた。

未来の青春、楽しみにしていていいのかもしれない。


・ご長寿ばなし、大団円

エレファントカシマシスピッツミスターチルドレンが長く続くように祈っていてください。」
客席から「祈る以外の選択肢がない」とばかりの拍手。そして
エレファントカシマシスピッツミスターチルドレンのようなご長寿バンドを目撃したから、みなさんもきっと長生きできます(ニコッ)」。
と話す、とてもご長寿バンドとは思えないみずみずしさを放つマサムネさんでした。

 

・マサムネさん以外のメンバー、いつもより喋らず

ゲストだから、と遠慮している感じがあった。特にテッちゃん。

普段のMCのあの自由な感じ(と見せつつ気を使う人だろうけど)は、「客席が自分たちのファンしかいない」から生まれる安心感なのかもしれない。

でも、いつものスピッツの雰囲気も忘れず。

田村さんは喋りの少なさ以外はいつも通り、いやいつも以上にアグレッシブなパフォーマンスだったし、

崎ちゃんお約束の、メンバー紹介時ドラムセットにコツーン!もありましたよ。やや控えめな気はしたけれど。

しっかりクージーさんも紹介されていたし良かった。というか当たり前か。

 

【総括】

・あの頃の共有と、俺たちのロック。

いつもよりロックを意識したセトリだったなと思うし、
彼らがブレイクを果たした20年以上前、エレカシを好きな世代ならきっと知っているであろう「あの頃」のアルバム
『ハチミツ』や『インディゴ地平線』からの選曲がやたらと多い気がした。

「あの頃」を共有している場なのだろうと思った。


ロック色が強かったのは、エレカシエレカシのファンに敬意を表したのだろうし
「俺らのロック」を見てほしい気持ちもあったのでは、と勝手に推測する。
そういうバンドマンな思考も、きっとあの頃と変わっていないと思うんだよ。
爽やかな雰囲気で隠れているけれど、スピッツはよく吠える、と言われていたらしいしさ(犬種的に)。

 

それにしても本当に、全編通して緊張しているスピッツだった。

心なしかいつもより、歌や演奏に緊張が表れていた。

スターゲイザーの走りっぷりとか、他の曲でも「ん?」と思う瞬間があったし

今まで彼らのワンマンを観ていないと気がつかないレベルなのかもしれないけれど、

個人的には、確実に「いつもより初々しい、インディーズ時代の彼ら」の雰囲気が見られたと思っている。

マサムネさん自身が話していた、「アマチュアの雰囲気を思い出す」。

観ている側も、まさにそんな感じ。

憧れや尊敬、後輩の雰囲気をそのままに。

ずっとファンであるバンドの、節目であるコンサートにゲストで呼ばれたスピッツは「こうなる」のだなって。

とてもレアな彼らを観ることが出来ました。ありがとう奇跡。

 

インスタも更新していたね!

(良い時代だ)

そうそう。この服です。

 

エレカシのアンコールで再び呼ばれたスピッツについては、また別途書きますが

よりいっそうの「緊張の後輩」でした。

 

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エレカシスピッツのグッズの競演。

これ絶対やりたかった。

 

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昨年のスピッツツアーグッズである名前猫タオルと、この日の対バン限定のタオル、ダブルがけ。もうめちゃくちゃです良い意味で。

隣は弟。顔は見えないが。

「このセトリはすごい」「初恋クレイジーとかレアすぎる」と騒ぐ私を見つつ

「初スピッツがこのセトリで良かった」と嬉しそうでした。

「あんなにライブ中にベースから手を離すベーシスト初めて観た」と笑ってもいました。

補足すると、たぶんベースの調子がちょっと良くなくて差し替えた瞬間もあったからね。

そのとき完全にベース下ろして客席煽ってた。

 

次回予告、「初めて観たミスターチルドレン」。

【エレカシスピッツミスチル①】3/18、待ちわびた伝説の対バン。さいたまスーパーアリーナ。

エレファントカシマシスピッツミスターチルドレン

日本を代表する素晴らしいバンドが、

エレカシ主催の記念すべきコンサートで「対バン」すると今年始めに知ったときは

絶対にチケットを手に入れたいけど、手に入れられないと思っていた。

それは夢への入り口で、誰も本当の姿を見た人はいない。

プレミアでプラチナで絶対に入手困難だと即座に悟ったから

まさか当選するなんて思ってもいなかった。

当選メールが届いたとき、会社で叫びそうになった。

(というか、えっ!!!という声は出てしまった。隣の席の子を驚かせてしまい申し訳なかった)

ありがとう、いろいろなことに、ありがとう。

 

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そう、幸運にも

スーパーアリーナの公演、参加してきました!!!!

昨日、「明日、明日だ」と話していたのはこのことです。

3バンドの夢の競演を、生で目撃してきました。

最高の音楽と最高のバンドにより最高以上の体験ができた。

これからどうしようか、この贅沢を知っては。

そんなふうに思ってしまう、どれだけハードルを上げても軽々とそれを超えていく想像以上のステージと体験がそこに凝縮していた。

私たちの耳や目はどんどん良いものを知るようにできているのですか?

そんなふうに歳を重ねられるようにできているのですか???

だったら素敵だけれど、もちろん、

これが「なかなかない」「滅多にない」幸せな光景だということにも気がついている。

本人たちがそう口にするぐらいだからね。

 

本当にこの日を待ち望んでいた。
しばらくこのライブを優先して生きていた。

割と長年ファンクラブに入っているエレカシスピッツ
10年前に「音楽と髭達」というフェスで観る予定も、
雷雨で観られなくなったミスチル
(しかもそのフェスにはエレカシ目当てで行っており、エレカシの直前で中止になりました)
その3組が一堂に会する日を無事に迎えられて、私は感無量なのです…。

本当に当たって良かった。ありがとう。
楽しくて最高の奇跡だった。

 

宮本さんがさ、本当の伝説のアンコールで
スピッツミスターチルドレンを呼ぶ前にこう言ったんだ。


「この3バンドに共通して言えることは!
みんな音楽が大好きで!!
いつでも最高の歌を届けたいと思っているところ!!!」


知ってる。だからこそ好きで、
だからこそこんなに輝いて、
だから音楽に愛されるバンドだってことも知っている。

そんな素晴らしいバンドが3組も、
20年以上のあいだ日本に存在していて
メンバーチェンジもせず、
誰も脱退せず、
職業を変えず、
音楽性の違いで別れることもせズ、
壁にぶち当たっても「おわらせる」決断をせズ…
雨ニモ負ケズみたいになってきたな)
ずーっと音楽とバンドを好きでいてくれることに
私たちはもっと驚き、もっと感謝しなくてはならないのだと思う。


彼らはやめようと思えば、いつだってやめられる環境にある。
生活に困ることはないはずなのだから
もう、言ってみればほぼ
「趣味」と「好き」だけの気持ちで続けてくれているのではないのか?
青春の、夢の続き。
ある意味、彼らはそれを大サービスで見せてくれているわけで。

彼らが「売れる」ことを
「音楽を続けられる喜び」と捉えているであろうこと。
彼らが音楽を本当に好きで、本当に良かった。
その気持ちで、どれほど多くの人間がパワーをもらっているのだろう。

 

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そしてこれはただの自慢なのですが、

見てください。
本日のライブ、トップバッターであった「後輩」スピッツ
「先輩」かつ主催者であるエレカシの、去年のグッズです。
それぞれのツアーで購入したものなのですが
似てるな!!仲良しか!!

(まあ仲良しであることには違いないのですが)
そのときはもちろん、2組が対バンすることは知らなかったし 

決まってもいなかったはずなのに。
とても親和性の高いデザインに笑って

並べてつけてしまった。
デビュー30周年と結成30周年。
同じように30のバッジ作っちゃって、かわいいなあもう。
どちらのファンでもあることが誇らしいです。


そして、初めて見たミスチルも素晴らしくて泣いた。
あれはね、売れて当たり前。
自分がスタジアムにいるのかと錯覚するほどのスケールを、自然にやってしまえるバンドだ。
全てをミスチルの世界にしてしまえる人だと思った。

そんな魅力あるバンドのボーカリスト、桜井さんが、桜井和寿
エレカシ、大っっ好きなんですよ」
エレカシ最高!!!」
と何回も口にしていて、なぜだろう私まで嬉しくなったよ。

そうそう、そんな桜井さんが
「今年に入ってからのモチベーション、
ほぼ、この日なんで!!」
と笑顔で語っていたのだけれど、おかしいな?
なぜ、客席の私と、天下のミスターチルドレン桜井さんが
同じことを感じていたのだろうか??


それはね、実はミスチルスピッツもただただ
エレカシのファンだから」みたいなんだよね。
知ってたけどね!!


すごかったよほんと、2組ともエレカシを敬愛しすぎていて。
モンスター級の人気バンド、スピッツミスチル
あんなに恐縮し、あんなに緊張して
初々しさすら感じたライブが 近年あるのだろうか。
少なくとも私は、あんな新人のようなガチガチのスピッツを観たことがなかった。
スターゲイザーとか、確実にいつもより走っていたし。
帽子とって深々とお辞儀するマサムネさんとか、もう、学校かと思った。

 

宮本さんが本当に嬉しそうだったねえ。

どう見てもいつものライブより浮かれている感じで、

照れ隠しなのかなんなのかよく分からないけれど

いつも以上におしりを向けてブー!とか言ってみたり

本人いわく「フレンドリー」な進行をしてみたり

なんだか、スピッツミスチル申し訳ございませんこんな子どもみたいな人で……あなたたちがあんなに恐縮してリスペクトしている宮本さんがいちばん年下のようなハシャぎっぷりでなんかごめんね、とこちら側が思いそうになるぐらいのテンパった無邪気ぶりが

お祭り感を盛り上げていた気さえした。

(結局ファンびいきで申し訳ございません、なんだか)

そして、本編ラストの曲が最近とんと聴くことがなかった『FLYER』ー同志たちといつの日かまた、光差す丘の上で落ち合うあの歌だったことが

今回のコンサートの意味と、彼らの関係性を物語っていることを確信させた。

 

3組全バンドが、派手な演出の何ひとつない
シンプルな照明のみで構成されたステージだったことも
なんだか、「あの頃」を再現しているような気がして嬉しかった。
たとえば数百人規模のライブハウスを埋めることが目標だったような、

そんなインディーズ時代の彼ら。

その時代の彼らを実際に見たことはないけれど、
少し重なったように見えた。


あれもこれも、あれもこれも
レアすぎて、目も時間も足りなくて。
すばらしい時間に
まださよならをしたくない。

 

でも寝なくては。

あとはまた明日書く!まとめる!!

 

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ライブ直後にバーーッと書いたメモも、いろいろあるのだ。

本当はそれも合わせて寝る前にまとめたかったのだけれど

明日もあるので。

あ、この「明日」は、普通の月曜日の話です。

でも、普通があるからとくべつに気がつけるのだ。

 

あーーーー、最高の上をいく楽しさと贅沢だった!!
また彼らが全員で集まるライブが観たい。


エレファントカシマシ
スピッツ
ミスターチルドレン
大人になってから見られる夢の続きを
見せてくれてありがとう!!
また、遠慮なく
いや、今回みたいにお互い恐縮しまくってもいいから
集まってくださいね!!!!!

きっと、バンドも客席のファンの寿命も延びますから。


唐突に宮本浩次が「免疫力が上がりました!!!」
ってまた言っちゃいますから(本編での会話にて) 。

 

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あー、ほんとに楽しかった!!!!!

おやすみなさい。

(書き終えたの、朝の4時。)

 

【2018/4/4追記】
検索から辿り着いた方が多いのでしょうか?
読んでいただきありがとうございます!
各バンドの詳細レポもアップしています。
ライブの内容などを詳しく知りたい方はこちらもどうぞ!


スピッツ

 

ミスチル

【前編】

【後編】

 

エレカシも書き次第更新しますね。

50代の青春。4年後のエレカシさいたまスーパーアリーナ。

今年最初になってしまうブログ。

何を書こうかずっと迷っていたのだけれど

ここは勢いで書かせてください。

そろそろ、今の気持ちを飾らずに残せる場所にしていきたい。

(今年もよろしくお願いします)

 

エレカシ30周年ファイナル、
さいたまスーパーアリーナへ行ってきました!
良すぎた。良すぎて睡眠サイクルおかしい。
一度寝落ちして、起きて、やっと購入できたエレカシ本の上下巻をパラパラめくっていたら

夢中になってしまいこんな時間(朝5時半)に。

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これは、今日買っておいて良かった…明日の前に、見てよかった。

グッズ売り場で買えたので、興味のある方はぜひ手に取ってほしい。

特に上巻での草野マサムネ氏とのインタビューと、

下巻で前回のアリーナについて、公演直後に興奮気味に語っている回。このタイミングで気がつけて良かった。

明日の予習としてもバッチリな本だった。

そう、明日も、明日もあるのだから

この熱量を記したらまた眠ります。

 

4年前は売り切れなかったスーパーアリーナ。

5年前と思っていたけど、4年前だったらしい。
4年後はソールドアウトで、背伸びしてもモニターしか見えなかったよ。
どこまで大きく(元々大きいです)なっていくのか、
どこまでいろいろな環境のいろいろな人たちに届き広がり続けるのか、
楽しみで仕方がない。



エレカシのライブは生命力にあふれている。

それは毎回のことなのだけれど
今日は、幸せとか青春とかつながりとか、
とにかく幸福感のあるワードばかりが浮かんでくるステージだった。
大きなステージが似合うバンドだと
もっと早くみんなが気がついて良かったのに
と、思うぐらいに
今のエレカシは売れれば売れるほど、届けば届くほど、

バンドとしての状態が良くなるのかもしれない。

言葉が足りないが、なんというか
「正しく」売れるというか。
売れることの正しい姿、というか。
本人たちが望む形で、真摯に作った曲たちが多くの人に届くこと。

そこにカッコ悪さや媚びなんてものは何ひとつない。

彼らは「売れたい」バンドなのだ。

そこがまた良いのだ。

 

めちゃくちゃ楽しかったし、
私も含め客席は笑顔ばかりだった(泣きもしたけど)。
そしてステージにいるメンバーが、
誰よりも楽しんで喜んでいる気がしたことも嬉しかった。

 

特に第三部が素晴らしかった。

『あなたのやさしさをオレは何に例えよう』は、嬉しすぎた。

大好きな曲。そしてその曲を作った時期の宮本さんもとても好きなのだ。

 

敗北と死に至る道が生活ならば

あなたのやさしさをオレは何に例えよう

 

この歌詞は、あの頃の、30代の宮本さんだから書けたのだと思っている。

そしてその刹那的であたたかみのある歌詞を

今の突き抜けた無邪気な宮本さんが歌うのが、またいいのだ。

人生の数奇や醍醐味のようなものを感じられる。

 

人や自分や世の中を、信じたいけど信じきれないような
繊細な瞳の20代、30代の宮本さんにも惹かれるけれど
50代の、心から無邪気な笑顔で
人や自分を信じていて
周りの人に愛され必要とされていて
歌いながら本気で泣いちゃう
青春が今ここにあるような宮本さんも、とても好きなのだ。

そんな素直な大人になりたいし、根本はきっとあの頃から変わっていないのだろう。

今の状態になれたのは 悩みもがいた過去があるからだろうし

元々人や世の中を好きな気持ちがあったのだと思う。

人を大切にする。それに気がついた瞬間、照れもせず実行できる人って強いし素敵だ。

そして、受け取る人たちの心や年齢、経験値が変わった結果が
今の「良い状態」の彼や彼らを生み出したのかもしれないとも思っている。

双方なんだよね、綺麗なことを言ってしまうけれど。

 

あなたのやさしさを〜の長い曲中だったと思うのだけど

宮本さんが、客席を見渡し、ときどき指をさしながら
さいたまスーパーアリーナ!!君だよ君。ありがとう!」
と口にしたシーンがなんだか良かったのだ。

君だよ、君。その「君たち」に、届いていますよ。

 

エレカシは青春を教えてくれるバンドだと改めて思う。
仲の良い同級生たちがバンドを組み、才能と努力で成功し、
今もなお学生時代の教室の雰囲気を残しながら
音楽業界という場所で、青春の音をかき鳴らし続けている。

たまたま、と言ったら語弊があるけれど
たまたま彼らが才能にあふれ、夢を持ち、

素晴らしい音楽を奏でてくれているおかげで
こんなに素敵な4人の男たちの青春物語を知ることができているのだ。
そんな偶然に感謝しています。

……赤羽って、すごいよな。

(彼らが出会い育った街です)

 

『さらば青春』と歌う彼らが、むしろ青春のお手本のような生き方をしているという事実。

青春は一度生まれ、また生まれる。

『ハロー青春!』という曲があってもいいと思うよ。

 

 

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4年前に『奴隷天国』というハードコアな曲で
空から降ってきて大笑いした風船が
今回も同じ曲で降ってきて嬉しすぎた。

もちろん、大笑いしました。大好きです。

やっと購入したエレカシ本によって、
そのアイデアは宮本さん自身のものだったことも分かり
ますます楽しくなりました。

 

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10年前のツアーグッズであるバッグを持って参戦。
私が初めて参加したツアー。
あれから10年、同じバッグを持っている人とすれ違ったらテンション上がってしまうと思う。
でも、最近のグッズを持っているファンにたくさん会える「50代バンド」のライブ会場というのも、粋ではないか。

 

さて…そして、明日だよ。

明日もあるのだ。というより、

明日がついに、来るのだ。

こんな贅沢が。

ファンの方はこう記しただけで察すると思うけれど

ファン以外の方がこれを読んでくださっていたら、説明不足かもしれない。

でも、ちょっと目の前にある事実が大きすぎるので

まだ、明日、明日、としか記す勇気がありません。

気になる方は、検索してみよう。

 

明日もよろしくお願いします!!!!!

寄せ書きの法則(仕事納めの日に)

クリスマス付近の具合の悪さは見事に熱でした。

数日で回復し、昨日は仕事納めの日だった。

なんとか、無事に、今年も納まった、よ!

納まれた!

11月からめまぐるしくて、生活にあまり余白というものが持てなかったけれど…

……っしゃああ!しばらくは

やーすーむーぞー!!!!!

 

これを読んでいる方で仕事を納めた方も、まだだよって方も。

師走の忙しい中、見てくださってありがとうございます!

今年一年、お疲れさまでした(です)。

 

そんな仕事納めの日にあった印象的な出来事を残しておきたくて、日記を書く。

 

社内に年末年始のコタツのようなリラックスした空気が流れ始めている中、一人の女の子に呼び止められた。

手には人気店のお菓子がある。

それを私に差し出しながら、

「今日で最後なんです」

と彼女は言った。

ああそうか。今日が「その日」なのか。

私にまで声をかけてくれるなんて、優しい子だなと思った。

 

社内にはたくさんの人間がいる。

彼女とは仕事で接点はなく、ちゃんと話したのもほぼ「今日そのとき」が初めてだった。

そんな私にも声をかけてくれるなんて優しいなあ、ということなのだが

でも実は、「私側」は彼女のことを知っていた。

廊下や休憩ルーム、業務ではない場所ですれ違っていたというのもあるのだが

髪型やファッションがいつもかわいくて私の好みだったので自然と覚えてしまっていたのだ。

話したことはないけれど、勝手に

「あ、髪の毛短くなったな」「あの子の髪型いいなあ」「いつもオシャレだな」なんて思っていた。

私はよくこんなふうに人知れず、お手本のような、心のオアシスのような存在を見つける。

 

彼女が退職してしまうらしい、というのは噂では聞いていたけれど

接点がない立場からどう声をかけていいのかわからなかった。

これが同じチームや面識のある間柄なら、もちろんさまざまなことができるのだが

それまでほぼ全くといっていいほど話したことのない子に、いきなり「辞めちゃうんだ、寂しくなるな」「髪型かわいいなと思ってて…」とか話したらびっくりさせてしまうのではないか…と思っていた。

それが、なんと向こうから声をかけてくれた。

嬉しかった。

なんて出来た子なのか…と感激しつつ

「あああ、お疲れさま…!」

と、言いたかった言葉を口にする。

本人に言えて良かった、と少し安堵したのだが

次に彼女の口から出てきた言葉に軽い驚きを隠せなくなった。

 

「髪型とか、オシャレだなと思ってました…!」

 

ええっ!!

そっちも!?

まるで私が発したような台詞を彼女は口にした。

 

こちらが一方的に知っているだけかと思っていたのに、彼女も私を認識していた。

しかも私が彼女に思っていることと同じ印象を抱いていてくれたらしい。

驚きつつも伝える。

 

「えっありがとう。私も髪型かわいいなって思ってたよ…!」

「ええ!嬉しいです!」

なんだあ。もっと早くに話しかけていればよかった。

そこで少し会話をして、また「お疲れさま」と言って別れたのだが

去り際にふと思い出し、くるりと向き直りながら

「あ、あのう、◯◯です!」

と自己紹介をした。

自分の苗字を口にする私、今さらすぎるだろ。

遅いよね。でも、たぶん彼女は私の名前を知らないと思ったから。

 

しかしその後の台詞が

「存じてます!!」

だったことにますます驚いた。

「ええっ!!そうなの!?」

 

ここ数年、社内には新卒・中途含め新しい顔ぶれも多くなって、 まだ話したことのない「面識のない同僚たち」も正直なところたくさんいる。

そして、その中で私のことを知っている人はおそらくそんなに多くないだろうと思っていた。

だからほんとうに、結構驚いた。

彼女はどこで私の名前を知ったのだろう。

 

驚きと嬉しさが入り混じると同時に、

「またやってしまった」と思った。

 

また「辞めるときにしか」素直な言葉をかけられなかった。

 

「寄せ書きの法則」という持論を数年前から持っている。

誰かが退職する前には、メッセージを書き込むための寄せ書き表が内緒で回覧(?)されるのは他の職場でもよく見られる光景かもしれない。

私はひそかにそこに書かれたみんなの言葉を見ることが好きだった。

あ、あくまで、サーッとだけれど。

自分が書くときにふむふむと見ているのであって、なめるようにひとりじめして読んでいるわけではないのでどうか怖がらないでほしい。

 

寄せ書きに書いてある言葉には「素直なもの」が多いな、と思っている。

これまでありがとう、お疲れさま、だけではなく、「照れくさくて言えない」ことや「改めての感謝」がフィルターなしで並ぶ素敵なボードのようだといつも感じる。

あのときのあの思い出であったり、実はこんな風に思っていた、こんなところがいいなと思っていた……などなど

一種の告白ができるパワーが寄せ書きにはあると思う。

素直になれる「寄せ書きマジック」だ。

 

それ自体はとても素敵な文化(?)なのだが、もしそのマジックな告白を「辞める前」にもっと伝えられていたら、もしかしたら何かが変わっていたのでは…と思うことがある。

私はそれを、寄せ書きの法則と(勝手に)呼んでいるのです。

 

自分も含めて、いつも少しもどかしい。

「その言葉、退職する前に伝えられていたら良かったのかもだよね…」

と思ってしまうような、優しく少し切ない言葉たちがあんなにたくさん並んでいるのだもの。

 

自分が別の会社を退職したときにもらった寄せ書きを思い返してもそうだった。

思わず泣けてしまうような言葉もあったし、

「え、それもっと早く言ってよ、もっと話したかったよ」

「あの人、そんなことを思っていてくれたのか…全然知らなかった……」

と思う瞬間もあった。

あったのに、その後の生活で「自分が書く寄せ書き」がやはりそういう傾向が強いのも事実だった。

 

普段はあまり話さないけれど、昼休みによく本を読んでいることを知っていた人には

「どんな本を読んでいるのか気になってました」と書いたし

社内でよく話題に上っていた「今だから言える武勇伝」みたいなネタを持つ方には

「あの話、詳しく知らないので教えてほしかったです」というようなことを書いた。

仕事に関しての憧れや尊敬をためらわずに記したこともある。

そのすべて、どうして「最後」にしか言えなかったのだろう。

彼女に対しても、また同じようなことをしてしまった。

 

時間はたっぷりあったのだから、ほんとうはその無限のような時間の中で関わりを持てたら良かったのだ。

 

いま私が顔を合わせているさまざまな人たち。

全員が全員、その後の人生でものすごく密な関わりを持つわけではないかもしれないけれど

もっと、日頃から普通に素直に

「いま自分はあなたに対してこんなことを思っているし、こういうところが素敵だなと思っている」

ことを男女問わずに言えたら 世界は彩りを増すのだろうか。

もっと知らない、もっと素直な街が待っているのだろうか。

 

「大人になるとなかなか難しいですよね。」

今日同い年と判明した美容師さんにこの話をふわっとしたら、返ってきたボール。

そう、それもまた事実。

いろんな人がそうやって暮らしている。

私だけではない、きっとたくさんの人が

ほんとうはカラフルで優しくて素直なひみつのメッセージを持って暮らしている。

 

言えなかった自分への反省はあれど、

同じような気持ちで寄せ書きを書いている人がもしかしたらたくさんいるのかもしれなくて

もしかしたらいろんな大人たちが、ほんとうは優しくて熱いハートの持ち主で

そして少し不器用なのかもしれなくて。

そう考えると また少し今いる世界に色がつくのではないかな、なんて考えたりもする。

きっと来年も、この街はカラフルで優しい。

そういう側面を持っている。

 

ちなみに、そんな「寄せ書き後」に相手からSNSの友人申請やフォローがあったことも一度ではない。

深い意味はないのかもしれないし、社交辞令かもしれないけれど

「きっと、読んだのだろうな」

と思っている(当たり前か)。

だから、言えないままよりはもちろん

どんなタイミングであれ、言ったほうが良いのだろう。

 

今回最後の日に会話を交わせた彼女は、みんなにあてた挨拶メールに連絡先を残してくれていた。

こっそりメールをしてみようと考えている。

嬉しかったことを、嬉しかったと伝えてみよう。

来年は、今よりも今を丁寧に、寝かせることなく

照れくさい言葉をもっと口にできたらいいな。

ありがとう、そして お疲れさま。 

 

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ちなみに今の髪型は、オリーブ系のカラーに赤メッシュが入ったボブ。

とても気に入っているので 髪型をほめてもらえるのはほんとうに嬉しいのだけれど

短い髪が似合う彼女を見て、もっと切りたいなあと思ったことも、実はあります。

ファンか。

 

今日は前髪だけ切り納めに行きました。

髪色は良い感じに色落ちしてくれているので、このまま年を越します!

疲れた時には孤独になれ(クレッシェンド・デミネンド)

ずいぶん久しぶりの日記になってしまいましたが……生きてます(生存報告)!

ここしばらく自分の中で新しくチャレンジしていることがあって、そのチャレンジに集中しないと自分のプライベートな文章に向き合えなさそうだったので

ブログ書きたい。ブログ書きたい。

と思いながらもずっと書けずにいました。

近いうちにまたその話の続きになりそうな報告をするかもしれないので、そのときはまたよろしくお願いします。

「最近更新されないね」
と言ってくれた某人物も、ありがとう。笑

 

近頃はやはり師走で、いそがしい。

いそがしい、とあまり言いたくはないし、もーっといそがしい人はごまんといるけれど

自分比で、バタバタしている。

いそがしいことはありがたいこと。

そのいそがしさを、「いそがしいから仕方がない」と甘える怠ける手段に使ってはいけないんだよな。

いそがしいから、と雑になりすぎると心が荒む。

単に要領がつかめていないから時間がかかっているだけのことも、あるかもしれないし。

時間のかけ方や密度について 最近よく考えている。

 

 

体温計が見当たらず、計測できていないのだけれど 

少しだけ熱があるのかもしれない。

頭がいたい。気圧もありそうだけれど、少し風邪をひいているのかもしれない。

栄養ドリンクを飲んで備えたけれど、時遅しか。

だから今日は念のため一日中部屋に篭っていて、夕方までほぼ寝ていた。

寝すぎた後はりんごを齧りながら楽しいことや特にそうでもないことを考えている。

これを書いたら、たぶんまた寝る。

「書かずに寝ろよ」という声が聞こえてきそうではあるが、いま書かないと忘れてしまいそうな気持ちがあるから そこは目を瞑ってほしい。

 

 

部屋に篭っていたらある曲を聴きたくなった。

エレファントカシマシの『クレッシェンド・デミネンド』。

さっそく枕元のiPhoneから再生すると、何度も聴いている曲なのに涙がこぼれた。

体がいつもより弱っていると、心も弱い部分を隠せなくなるのだろう。

正直に話すと、いま、少し心が混乱しているから。

 

この曲の歌詞がとても好きなんだ。

特に好きなフレーズは、「疲れた時には孤独になれ」の部分。

というか、この「疲れた時には孤独になれ」を聴きたくて再生した。

文字通り疲れが溜まったときや、喧騒や華やぎから逃れて一人になりたいとき 私は決まってこのフレーズを思い出す。

孤独になる時があってもいいんだな、と感じてホッとする。

篭っている自分を見つけると嫌になっちゃうけど、そんな自分も肯定したいな、なんてときに聴きたくなるのだ。

 

歩いていたら、走っていたら、そりゃあ、疲れることもあるし

殻に篭ろうとするときもある。

篭ると大抵、落ちるところまで落ちる。

それは長年自分を見てきて把握している部分。

「ネクラとネアカが混在しているんだ」

昨日、ある人にこんな話をしたけれど

その人物も「分かる気がする」と笑っていた。

 

「感じるべきなんだ ココロの奥の真実の声を」

 

宮本浩次は孤独をすすめる理由についてこう語る。

私はまたホッとする。

 

自分の心を肯定してくれる歌があるのは、とても貴重だ。

多くの場合、それは「淀んだ自分の心」とも言い換えられる。

何かきっかけがあって悲しい気持ちになったり、イライラしてしまったり、疑ってしまったり、恥ずかしくなったり。

生活していれば、もちろん起こることは楽しいことばかりではない。

心が淀んでしまって、だけどそんな自分を晒したくなくて

だけどそんな心を吐き出さないと、認めないと、余計にツラくなる時だってある。

 

大抵、淀んでしまったあとは浮上するからそんなに心配はいらない。これも長年の経験で少しは解ってきたこと。

そして、淀んで淀みきったあとに私が感じることは 意外と明るくて単純な自分の心と 「人を疑いきれない」「嫌になりきれない」気持ち。 

 

心の淀みを奥深くまで紐解くと、自分が思ったより人を好きなことに気がつく。

誰かに気がついてほしい、気にしてほしい、解ってほしい、こんな気持ちには気がつかれたくない。

だから言わない。

自分の心の混乱から人を攻撃しそうになってしまうときがある。

そんなときは、無口になる。

言わないことで「心を開いてくれない」と人を傷つけたことも、もしかしたらあるのかもしれないし

確かにそれは自分を守りたいためでもあるのだろうけれど、

どうしても、不用意にその矛先を相手に向けることをしたくないのだ。

淀んでいるときの私は重いから。

なるべくなら、気がつかれたくない。

だから篭る。

めんどくさいやつだな、とも思うけれど。

 

重いときも軽いときも、疲れたときもそうじゃないときも。

いいときもそうじゃないときもいろんな人を好きでいられることがいちばん素敵だと思う。

もちろん自分自身のことも。

そういう世界に行きたくて、たまにもがいている。

どちらの自分もきっと存在していていいはずだから。

見つめて認めて、また歩き出せばいい。

 

 

『クレッシェンド・デミネンド』の歌詞には続きがある。

私がこの曲をとても好きな理由は、孤独を肯定しているから、だけではない。

 

「やめるな、戦え、もう一度出かけてゆけ」

「時を越えてゆくために休め」

「静寂の部屋に篭もりいて もう一度出かけてゆけ」

 

孤独になる理由は、また戦うため。

また出かけてゆくため。

「疲れた時には孤独になれ」

それはずっと孤独の殻に閉じこもれという教えではなくて、「時を越えてゆくために休む」ことが必要だ、という教えなのだ。

「静寂の部屋に篭もりいて もう一度出かけてゆけ」で結ぶ宮本さんがとても好きだ。

そして、私もそんな心でいたいと思う。

 

この歌はたぶん、ずっと特別。

もう一度出かけてゆくために、また、少し眠ろう。

 

クレッシェンド・デミネンド-陽気なる逃亡者たる君へ- - エレファントカシマシ - 歌詞 : 歌ネット