愛犬くるみ、6歳になる。
ポメラニアンとチワワのミックス犬、くるみが昨日で6歳を迎えた。
私の犬というより両親が親、私は姉妹のような何かと思われているような気がしなくもないが、名前は私がつけた。
家に来たばかりの頃は、丸くてこげ茶色で子グマみたいだった。
その子グマを見たとき母はなぜか「めぐ(私)に似ている」と思ったという。その関係からなのかは分からないが、名付けも私が担当することになった。
重要な役なので慎重に決めねばならない。
数日は仮の名前をつけて生活し、その間に本当の名前を考えていた。
名前の候補を挙げている中で「くるみ」という名前を見つけたときにピンときた。
「くるみ…!」
「くるみ?」
母が楽しそうに聞き返すと、名前の決まっていない犬がこっちを向いた。
「!」
ふたりで顔を見合わせる。
偶然かもしれないけれど、それからその子グマのような犬の名前はくるみになった。
ブランケットやいろんなものにくるまっている姿をよく見ていたし、毛色もそんな感じだし しっくりくる名前が見つかって良かった。
ちなみに仮の名前は「チョコビ」だった。しんちゃん。チョコレート色みたいだったからだ。その名前がこの子グマにしっくりくればそのまま本名に昇格するのも良かったのだが、なんとなく我が家の子グマにはしっくり来なかった。「チョコ」でも「ココア」でもないんだよなあ。なぜだろう。なんていうか、オシャレな横文字より和風…いやくるみは和ではないか、でもひらがなの名前が似合っている気がする。
昨日は「くるみちゃん!おめでとう〜写真撮ろう」と話しかけながら(ペットを飼ったことがある方は分かってくれるだろうか。普通に話しかけています…)自撮りを試みたのだが…
これではカワウソである。
6年経ち、子グマがカワウソになったわけでは決してない。
くるみは動きが機敏なのだ。
犬用ケーキをプレゼントしたいところなのだが、少し前に膵炎にかかって以来食事には気を配らねばならず。万全になったらね…!
6歳かあ。早いなあ。家に来たときはこんなに小さかったのに。
ね。
子グマ!子グマ!みたいでしょう。←スピッツネタ
このサイズ感ですよ。手のり犬だった。
引き続き6年前の写真。
「くるみっぽい」と私が思ったいくつかの証拠。くるまる。
いつのまにか、飼い始めの予想「大人になっても3kgぐらいですよ〜」を大きく上回る4.7kg近くにまで成長しましたが、くるまる感じは変わらずです。
すっかり大きくなりました。
※基本ふとんで寝ます。
かわいいキメキメ写真を探していたのだが、なぜかこういう写真が出てくる。てか立ってる写真どういう状況なの…
「くるみのいたずら」という名前のフォルダがあるのは内緒だ。
(なるべく取られない位置に置いてあるはずなのですが…危険なコンセント周りなどはいじろうとしないのだが、布類にも注意せねば…)
撫でるとあったかい。←またスピッツネタ
数ヶ月前。ツーン。気分がのらないとなかなかこっちを見てくれないようなのだが、
たまにミラクルが起こることも。
(こういうときは、自分がどんなにパーンとしていようが修正したい箇所があろうが無視して犬優先です…そう、それでいい…)
くるみの名前の由来は先述した通りなのだが、実はさらにもうひとつ理由があった。これは私の中だけでひそかに思っていたこと。
スーパーマーケットで販売されているくるみ、くるみ入りのカフェメニューやお菓子、おみやげ…
「くるみ」という言葉は生活の至るところで発見できる。だからその名前を発見するたびに愛犬を思い出してちょっと楽しい気分になれるかな、と考えたのだ。私も、もしかしたら家族もそう思うことがあるかもしれない。
日常の中で楽しみを見つけるのが好きだから、そういう自分だけが知っている遊び(?)もひそかに存在する。
これがさらに世の中にあふれまくっている毎日食べるようなメジャーな食材だと、逆にレア感が(私の中では)薄まってしまうので くるみはちょうど良いバランスだった。いやもちろんくるみを毎日食べる方もいるとは思うけれど。
ただ、この隠れた遊びにはリスクが伴う。それも知っている。その名前を見るのがしばらくつらくなってしまうかもしれない出来事も、いつか必ずやってくるからだ。
もちろん、つらくなる可能性も考えた。考えたけれど、きっとさらに時が経ったら…名前を目にする機会が「それから先」もあることに、きっと私はふわりとあたたかさを感じられる気がしている。
つまりは、ずっと覚えていたいんだ。
まだまだ先の話だからね。
これからもかわいく面白いまま元気なくるみちゃんでいてね!