かくしごと(空色MIX)

webライターっぽい女のオタク気質ライフ。 ライブレポ、何かの感想、日常、思考整理。まずは素直な文章を。

(プロローグ)Mr.Childrenのライブを体験する前のはなし。【エレカシスピッツミスチル③】

エレカシスピッツミスチルの「夢の競演」が素晴らしすぎたため、

数回に分けてお送りしている感想ブログ。

お次はミスターチルドレンミスチルのお話です。

もう1週間経ってしまいますが、あれからずっとミスチルの音楽が頭の中に住んでいる。

なんだかいつのまにかミスチルの曲のことや、「桜井さんはよく2、30代で腐らなかったな、あんなにアイドル的な人気でキャーキャー言われて…あのライブの本気度から察するに、そのモテ方は本意ではなかったろうに…」とか

誰目線なんだよ!な、お節介なことを考えている。

恋愛で言うところの、気になる存在の段階ってやつなのだろうか。

まあそれはまた追々で物思いにふけるとして。

 

今回、レポに入る前にこれまでミスチルに抱いていた印象を振り返っていたのだけれど

それが予想以上に長くなったので、レポは次のブログにしたいと思います。

予想より思いが強かったらしい。

この段落まで戻ってきて文章を「レポは次で」に修正したよ……

なんだか「長すぎたから続く」みたいな変更ばかりですみません。

書く前に把握する力を身につけねば。

 

【4/4追記】

レポもアップしました!!

先に3/18の話を知りたい方はこちらをどうぞ。

ただし、1万文字超えてしまいました。2記事に分けたのにそれ……

ガチで読みたい方向けです。

 

で、その「印象」というのがほんとうに偏見すぎて

ミスチルにも彼らのファンの方々にも申し訳ない気持ちでいっぱいになるけれど

なんとなく、この告白から始めないと、と思った。

ライブを観て印象がガラリと変わることもあるのだな、という一例として見ていただけたら嬉しいですが、ファンの方を嫌な気持ちにさせてしまったらごめんなさい。

 

 

ミスチルへの印象、ライブ前】

実は私はずっと、というか近年まで

ミスチルがあまり得意ではなかった。

彼らを好きな人たちを否定したくないし

改めて宣言することでもないからずっと言わなかったけれど

どちらかと言えば、苦手な部類だった。

 

曲や才能はもちろん素晴らしいと知っていたし、

代表曲も超有名曲も知っていたし、中には好きな曲もある。

星になれたら、名もなき詩ニシエヒガシエとか超好きだ。

なのに苦手って、どういうことだよ。と突っ込んだ方もいるかもしれないが

なんというか、スタンスがあまり好みではなかった。

曲は素晴らしいけれど、特に歳を重ねてからの彼らの歌はちょっとメッセージ性が強すぎるというか。

特にいつの頃からか、愛、愛、平和、平和を強調しすぎでは…?とか

ちょっと音楽に政治的な思いを込めすぎのような?とか

人間は地球は宇宙は、的なスケールが大きい話が多いのかな(あくまで当時の印象です)?とか

それらいろいろなことが…押し付けがましくないか?と思っていた。

(ごめんなさい)

 

カラオケでミスチルの代表曲を入れる男子のことは大衆的だと思っていたし(昔の私は今より本当にひねくれていました)

『ファスナー』という、ファン以外にはおそらく少し?マイナーな曲を歌いながら

「桜井さんの歌詞のすごさは」的に語る男子のことはちょっとめんどくさいと思っていた。

 

メディアがレジェンド性を推し過ぎている気がしていたのも理由かもしれないし、

かつて桜井さんがホワイトバンド(知らない方は検索してね)のPRに参加していたときも「うーん…?」と思っていた。

慈善活動(?)を表立って行いすぎる人を、どこか冷めた目で見ていた。

 

毛嫌いしていた当時は、壮大な愛と平和がストレートに語られるような音楽は重い、恥ずかしいと思っていたのかもしれない。

どんな音楽だって、紐解けば、深く潜れ

似たような、普遍的な重く恥ずかしいメッセージが込められているのかもしれないし

言わないだけで、優しくてロマンチストで平和を愛する純粋な人は多いと 今は思っている。

だけど当時はそれを隠すというか、曖昧な

もっと自分の身近な瞬間に置き換えられる音楽を繰り返し聴きたいと思っていた。

今も、もちろんそういう音楽も好きだけれど

メッセージ性の強い曲も懐疑的になりすぎず聴けるようにはなった。

ていうかエレカシの『ガストロンジャー』好きな時点で、相当克服しているよね。

 

そのように彼らを苦手な時代でも、

この人たちのことは人生で一度は観ておいたほうがいいのだろうな、とは思っていた(なんなんだよ)。

まあ、思っているだけでほぼ満足していたけれど

これまでたった一度だけ

ミスチルのライブを体験できる機会が訪れたことはあった。

それが先日書いたレポで伝えた、10年前に雷雨で中止になった「音楽と髭達」というフェスだった。

 

ライブ当日、寝る前に書いたこちらのレポで

ちらりと触れています。

 

【10年前にミスチルを観られなかった心残り】

エレカシを好きになり始めた時期だったので、

フェスでも絶対観たい!と嬉々としてチケットの抽選に申し込んだ。

「へえ、このフェス、ミスチルも出るのか。当たったら私は初めてミスチルを観るのか…?あのミスチルを……?でも、曲は良いもんな」

スタンスがひどい。

 

無事当選し、弟と日帰りにて新潟は長岡に向かうも

「帰りは混みそうだから、トリのミスチルは何なら途中まででもいいや」

「聴きながら帰るとかでもいいか」

など、今から考えると本当にひどく失礼なスタンスで彼らの音楽と対面しようとしていた。

会場ではミスチルのグッズタオルを下げている人がものすごく多かったことを今でも覚えている。

来場者の大半がミスチル目当てだったのかもしれない。すごいことだ。

(あ、ただファンモンのタオルを下げていた人も結構いた。彼らもまた、雷雨で観られず)

 

しかし先日書いたように、そのフェスはエレカシの直前で激しい雷雨が襲い中止になった。

それまで奥田民生山崎まさよしSalyuなど多くの素敵なミュージシャンのステージを観られたとはいえ、

新幹線ではるばるやってきた地で大本命のエレカシを観られずにフェスが中止になるのはかなりのショックだったし

なんだかんだで結構楽しみにしていたエレカシ後の出演者が観られなくなったことも、本当に残念だった。

徳永英明さんも出演予定だったし、楽しみにしていた。

そして何よりミスチル

きっと滅多にチケットが取れないであろうミスチルをせっかく生で観られるチャンスだったのに、と。

(ちなみにフェスは途中まで開催したのに全額返金。音楽と髭達…!お礼の意味も兼ねて翌年も行きました)

 

とはいえ、当時はあくまで「フェスで体験したかった」という目的。

その後、自分でワンマンのチケットを取る情熱も勇気も争奪戦参加の気力もなく

気がついたら10年もの月日が流れていた。

その間、何度か友人や知人から彼らのライブに行った話を聞いた。

ミスチルも、頑張ればチケットは取れるものなのかな…」

なんとなく、うずうずはしていたけれど

ワンマンへなんとしても行く!的な食指は、やはり動かなかった。

 

【10年前に一緒に観るはずだった弟と当選】

夢の競演のチケットが当選したとき、本当に本当に嬉しかった。

しかも、今回の同行者は弟。

「このラインナップは観られるものなら観たい」と話してきたため同行者に設定した。

そう、あの10年前のフェスで一緒に日帰り参戦した弟である。

私と同じく当時は「ミスチル(笑)」という感じだったけれど、

私と同じく「なんだかんだで観たかった」らしい。きょうだい揃って。

 

今回、当選するはずがないと思っていたチケットが当選して

じわじわと気がついたことが

「10年前に観られなかったミスチルを、当時一緒に行っていた弟と観られる」素晴らしい偶然と

初めてミスチルを観るその場所が

「あのフェスで同じ空間にいたエレカシが主催するコンサート」という粋な事実。

なかなかお目にかかれない偶然だと思いませんか?

チケットが当選したミラクルも含めると、本当にすごいことだな!と自分でもウキウキする。

世の中にはこんなドラマチックな偶然がある。

 

【実は桜井さんは観たことがありました】

ミスチルは初だけれど、実は桜井さんのことは数年前のフェスで拝見していた。

これまたエレカシが出演していたから参加したのだけれど

VIVA LA ROCKという、スーパーアリーナを会場とする埼玉発のフェスに

桜井さんはウカスカジーとして、GAKU-MCと共にステージに立っていた。

今調べたら、4年前の2014年、ビバラ誕生の年の出来事だったようだ。

ミスチルではないとはいえ、生の桜井和寿…!とやはり当時もかなり感動していた。

しかも、ラッキーなことにかなり近い距離でパフォーマンスを観ることができて

初・桜井和寿がこんなに近くでいいのだろうかと戸惑いすら覚えた。

 

知らない曲ばかりだったけれど、やっぱり桜井和寿というボーカリストの声は他のどこにもないもので

当たり前のように惹きつけられた。

若手の出演者には出せない貫禄も、ステージにいる意味のような説得力もあった。

ああこれがずっと第一線を走っている人なのだ、と妙に納得してしまった。

最後に『名もなき詩』を少しだけ歌ってくれたときは、勝手に涙がこぼれていた。

名もなき詩を歌い始めたときの会場の歓声といったら、それはもう。

ここで私はモンスターミュージシャンのプレ体験というか

桜井和寿のやばいカリスマ性と、ミスチルの音楽の魔力を垣間見たのであった。

 

この日の桜井さんはなんだかものすごく派手な色の服を着ていて、イメージと違う!と驚いた記憶もあるのだけど……

 

(検索)


VIVA LA GALLERY | VIVA LA ROCK 2014
そうそうこれ。このファッションよ。
ピンクのシャツに青のパンツでびっくりしたのだけれど

定期的にミスチルのライブに行っている友人に報告すると

「結構そんな感じだよ」という答えが返ってきて

世の中には知らないことがまだまだたくさんあるなと思ったのだった。

ていうか私、桜井さんをさいたまスーパーアリーナで見てばかりだ。むしろまださいたまスーパーアリーナでしか見たことがない。

 

桜井和寿は体験した。

次はやはり、ミスチルだ。

なんとなく、潜在的に、いつしかそんなふうに思っていた。

 

続く。

次は今度こそ、初めて観たミスターチルドレンのレポ。

 

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