9月9日、SMAPなあしあと。【前編・音楽の鳴る場所】
ほぼ睡眠を取らないまま、「木村拓哉のラジオめ!最高か!!これだからスターは!!」の気持ちに引きずられベッドで仰向けになりながら(スマホを持ち上げている。そのときは腕の痛みなんて忘れている)書き上げた前回のブログ記事が半日で4桁アクセスを突破して驚愕しました。冗談ハンバーグかな?
(草なぎ剛がたまに使う謎ワード。冗談も半分にしてとかそういう意。友人発祥らしい…)
▼前回の記事
そして9日以降もたくさんの方が訪れてくださっているようで…たくさんの……(アクセス解析を見ながら)たくさ………
いや、SMAPファン多すぎだよね!?!?笑
それ以前は公にお知らせしている場所じゃなかったからというのを考慮しても、1000、2000ときてなんだかんだで3000倍以上って………なんだか予想もしていなかったよ、ありがとうございます!!人気ブロガーになった錯覚をひとときでも味わえて嬉しいです…!これもSMAPのおかげ……
さて、今回の記事は途中まで、9月9日にとあるSMAP的スポットに並んでいる間に書いていました。家に帰りまとめあげる前に爆睡してしまったのでちょっと時差がある話題で申し訳ない。ちょこちょこ書き換えながら進めていきます。
この日は午前中から都内で予定が入っていたので、まともに寝てないけれど(寝てない自慢はほどほどにしよう)こんなときのための(?)モンスターロッシ*1 をゴクッと飲み家を出た。9月9日、遅くまで寝ていたい土曜日の午前中になぜ敢えて予定を入れていたか?それはもちろん(もちろんですよ)、午前中に家を出てしまえば突然のSMAP的イベントがあっても迅速にフットワーク軽く立ち寄れるからと考えてのことであった。
よく遊ぶSMAPファンでありライブ仲間の友人たまちゃん(仮)はこの日はどうしても外せない予定があったので、私は明確なSMAP的予定を入れていたわけではなかった。ただひとりでライブやイベントに行くのは昔から慣れているので、特に行動を制限することもない。行きたいイベントには自分の足で向かって自分の目で見たい性分なのだ。
とはいえ今回は不眠の身…体力的にはたぶんすぐ帰宅したほうがいいはずなのだが、一度出たからにはやっぱり行きたい場所がいろいろ出てくるわけです。私は欲張りになってしまった。そう、だってこの日はSMAPデビュー26周年記念日というきらめく日なのだから…今日見ておきたい場所が、ファン的にはあるのですよ…!
これを列に並びながら書いていた9月9日夕方はもう正直どこでも眠れそうで「今年のフジロック個人的1日目*2 の疲労といい勝負だ……すいみん、だいじよね…」と思っていたけど、店内のSMAPミュージックがすばらしい癒しになっていたのでまだHPは残っていました。どのお店に並んでいたのかは後編で記しますので少しお待ちを。
2016年以降のSMAPファンは、SMAP本体(?)はもちろんだけど、もしかしたらそれと同じぐらい「ファンが集まれる場所」や「SMAPを忘れずにいられる現在進行形の場所」を求めているのだと新規ファンの私はなんとなく思っている。それまで定期的にみんなが集まるきっかけになっていたコンサートやSMAP SHOPという場が今はないので、それは自然な感情であるとも思う。ただ、本当に「集まれる場所」がちゃんと存在しているだなんて ファンにならなかったらなかなか信じられなかったかもしれない。
去年からファン有志によるちょっとありえない規模(数千人)のイベントが著作権的なそれにもしっかり配慮して行われたり、いちファンがスタートさせたSMAPについての署名プロジェクトが結果37万筆以上集まったり、その時点でそんなことが現実にあるものなのかと思っていたのだが…実はファンが自主的に行う企画以外でも、SMAPを感じられる場所が今でも多数存在している。すごいことだよなあ。
そのひとつがCDショップだ。
タワーレコードさんやHMVさん、新星堂さん、TSUTAYAさんなどなど…さまざまな会社のさまざまな店舗がなんだかもう、非公式SMAP SHOPかパワースポットかな?というぐらいに手厚いもてなしを披露し続けてくださっているのだ。
2016年の暮れに実施された「良いほうの突如シリーズ*3(今急遽決めた)」であるSMAP衣装展は、全国のさまざまなCDショップを会場に行われた。
例えば、
HMV&BOOKS TOKYOさん。
衣装だけでもこのオーラ。
銀座山野楽器さん。
私もさながらツアー参加の気持ちで都内の店舗を巡りまくったのであるが、そのときに驚いたのが「とにかく本当にSMAPファン多すぎ」。そして「とにかく本当にCDショップさんの想いが熱すぎ」ということ。
感動と気合いのPOP。とんでもない『世界に一つだけの花』の入荷量。メンバーの愛読書を並べたSMAP文庫の設置やファンのためのノート設置、特別レシートに特別企画などなどなど……店舗ごとに規模の違いはあれど、本当に挙げればいくらでも出てくるのです。スタッフさんの私物グッズ(初期ツアーパンフレットなど)が展示されていた店舗もあった。
余談だが、初期パンフレットに掲載されていた木村拓哉の詩的な言語センスが改めて好きだなと思った。もっとこういう不思議というか可愛らしい一面がネットニュースの住人たちにも伝わればいいのだが…
そしてその場所に楽しそうに、また少し悲しそうに佇むファンの数の多いこと。団体さん、一人客、女性だけではなく若い男子まで。年齢層も性別もさまざま。正式なSMAPのイベントに参加したことのない私が本当のファンと遭遇する機会がこんなに早く来るとは思っていなかった。
(通販でポチッているだけでは見えない世界があるんだなあ…)CDショップ、リアルな店舗の魅力を再確認できた出来事でもある。
もともと好きなバンドの新譜が発売したらリアル店舗に立ち寄ってスタッフさん渾身のPOPを見るのがひそかな楽しみだったけど、それ以来、メンバーの誕生日付近やファン目線でイベント的なシーズンが近づいた頃はもちろん、特に用がなくてもなんとなくCDショップに立ち寄ることが増えた。
今回は渋谷のHMV&BOOKS TOKYOさんとタワーレコードさんに立ち寄ってきたので、店内の様子を少しお届けしたいと思う。
※撮影、掲載許可済み
【まずはHMV& BOOKS TOKYO さんから】
こちらのHMVさんは個人的に思い入れが深い。去年からSMAPコーナーがものすごいことになっていたので定期的に立ち寄っていたのだが、実はこの春にメンバーのひとりである稲垣吾郎のラジオで、HMVさんのSMAPコーナーについて報告したメールが読まれたのだ!
(参考)
こんな感じのメールを送り。
画像も添付しました。画像も見てくれたんだよ…私の撮った写真を稲垣吾郎が…(動揺)!
当時のHMVさんのSMAPコーナーはこんな感じだったんです。すごい。
SMAP、中居、木村、稲垣、などなどSMAPに関連するワードを躊躇なく連呼した私のメールを穏やかに読む吾郎さんの声を聞きながら、手の震えが止まらなかった。吾郎さんはHMVさんのSMAPコーナー大展開を「ありがたいですね」「愛情というか、応援してくださる気持ちが伝わってきます」と軽やかに受け止めていた。本当に素敵でスマートな方だなと、ますます好きになった。そのミラクルのきっかけをくれたHMVさんには深く感謝しているのです。
(本人の意図と違った紹介のされ方をしている稲垣文庫の一部についてはさりげなく訂正していて、それも稲垣吾郎って感じで素敵だったよね…)
あれから数か月、SMAPコーナーはまだ存在しているのだろうか?と少し気になった方もいるかもしれない。
ね。
いつ見ても、いつ来ても熱いなあ。
今回は未視聴のシュート!DVDを買ってみました。ゆっくりSMAPアイテムを集めている最中です。
そして忘れちゃいけない、レシートにも注目です。
星のマークとSMAP 26 YEARSの文字。デビュー記念日特別仕様のレシートである。これは嬉しい!これまでもメンバーの誕生日に記念レシートがあったりしたので少し期待はしていたけどやっぱり嬉しい。
あ、このあたりの流れまでが列に並びながら書いた文章です。もちろん加筆はしてますが。
ちなみに、小沢健二がめちゃくちゃ久々に新譜を出した付近にはレシートが小沢健二の音楽ライフイズカミングバックを祝うものになっていたので、さまざまなあらゆる誰かのファンの方は近年リアル店舗でこんな試みが行われていることを頭の片隅に覚えていてほしい。もしかしたらあなたの好きな方々の特別レシートが発行されるなんてこともあるかもしれないよ…!
小沢健二のレシートは偶然もらえたのだがやっぱりちょっと「おお!」とテンションが上がった。本来お金の管理で使われるはずのレシートにこんな付加価値を与えてくれるなんてやるなあ。ああフジロックの小沢健二最高だったなあ…(最近小沢健二も好きになったのです。特に『さよならなんて云えないよ(美しさ)』が涙を流すほど好きだ。)
話が少し逸れましたが、HMVさんの心意気、伝わりましたでしょうか。少しでも伝わっていたら嬉しい。そういえば渋谷に行く予定があったな、時間があるな、という方もふらりと立ち寄ってみると楽しいと思います。渋谷MODIの7階だよ。
(ちなみにスヌーピーのSMAP並びのマグカップ、まんまと買ってしまいました…スヌーピー好きなのよ…家に飾っていますかわいい)
さらに付け加えると、MODIの中のスターバックスは広くてゆったりとした雰囲気なのでおすすめですよ。そこでお茶をしてHMVさんで上がったテンションをいったん落ち着かせたり、さらにヒートアップさせたりするのも楽しいと思う。
【お次はタワーレコード渋谷店】
HMVさんから目と鼻の先、信号を渡ってすぐ黄色い看板にワープできます。
二股しているみたいで言いづらくはあるのだが、ファン度が高い対象の展開ほどやっぱり複数の店舗をチェックしておきたいのです。ものすごい展開が予想されるSMAPとなればなおさらなのだ。どちらの店舗でも購入するのでどうか大目に見てください…!
なんと店内に入ると同時に頭上から『世界に一つだけの花』が流れてきた。すばらしいタイミング…
偶然かな?と一応疑ったが、こんな数々の動かぬ証拠を見つけてしまう。
上にもSMAP、
地上にも(?)SMAP。
世界に一つだけの花が流れているのは必然だ…
HMVさんでもSMAPが流れていたし、今日という日をCDショップが当たり前のように祝ってくれている事実に胸が熱くなる。
渋谷タワーレコードといったら全国でもきっとトップレベルに人が訪れる場所で、きっと新譜を求めて店舗に来る人が多いだろうに。このシングルは、一応紹介すると14年前に発売したものなのである…
何やら「3階で大展開中」とのことなので、眠気をなかったことにして3階へと向かう。
そこで見かけた光景が…これだー!!!
!?
つ……摘み取られている………(ファンの一部の間ではこの曲を買うことを「花摘み」と呼んでいたりするとか)
14年前のシングルが、CD屋の店先に並んではいろんな人にそっと摘まれていく…やっぱり、冗談ハンバーグ現象なのでは……?
すごい。でも、きれいだから仕方ないね。
このコーナーだけかな?と前後左右をきょろきょろ確認すると、ありました。
おお!後ろにも…そして心なしか既に不自然なスペースが…これ、開店当初はもっと在庫あったのかな…(数分いただけでもたくさんの人がCDを手に取っていた)
デビュー曲の8cmシングルも。
これをゆっくりコツコツ集めている間に新しいSMAPが見られるんじゃないか?とかたまに妄想する。
というか今ちゃんと気がつきましたが、下に貼ってあるオリジナルのアニバーサリーロゴ(?)下にクリップのマークが…(去年発売のクリップ集にちなんで、ファンの間で親しまれているマークです)!タワレコさん…!SMSPは…スマシプ…?スマップ・スペシャル…?
そうこうしているうちに、お花の補充がありました。
また綺麗に咲きました。お水をあげる前にまた摘まれていくのだろうけど、それぞれの場所で咲き誇って。
(渋谷タワレコさんの花はこの日の夜には完売していたそうです…さらに、その日のオリコンデイリーランキングで花が1位を記録したそうです………今、にせんなんねんだっけ??)
そして渋谷タワレコさんを紹介するとき個人的に欠かせないのはこちらのメッセージノート。
案内文が既に泣ける。以前来たときと違う。
去年から続いているこちらのメッセージノート、今はなんと14冊目になっていました。
というよりもう14冊目もいっぱいだったので、今は15冊あるいは16冊目だろう。
無理やりスペースを探して書いてきました。
このメッセージノート、特に何冊目と指定せずとも、どこからでも、ぜひいろんな方に見てほしい。
本当に本当に素敵なメッセージだらけなのだ。
読みながら何度も泣いた。
「誰かのファン」って、そして「彼らのファン」ってなんて素敵な文章を書くのだろう。
2016年のあの生放送を経て「花」の購買運動 がどこからともなく始まった頃、Amazonの「花」レビューを見に行ったことがある。
私はそのときまだファンというほどの感情はなかったのだけれど、そのレビューに掲載されている文章がもうどれも素晴らしいものばかりでめちゃくちゃに泣いてしまった。今思い出しながらまた鼻がツンとなって目に涙が溜まっている。
無数のコピーライターがそこにいた。ほとんどのみんながきっと、特別文章に携わる職業についているわけではない。そういう問題ではなかった。「この本気には、きっと名コピーライターもかなわない。」本気でそう思った。
あんなに熱量のある素晴らしい文章を「書かせる」SMAPは、本当に素敵な人たちなのだろう。
そう思ったことを今でも覚えているよ。
- アーティスト: SMAP,槇原敬之,工藤哲雄,都志見隆
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今、久しぶりに見に行ってまた泣いてしまった。
新しい力強い言葉がたくさんあった。
レビューは今もなお増え続けている。
そしてふと、記事前半で書いていたある言葉に付け加えたくなった。
(通販でポチッているだけでは見えない世界があるんだなあ…)
もちろんそれはそうだ。でもそれと同じく、
(通販でも人の心をふるわせることができるんだなあ…)
そう。どっちもあっていい。
どちらも否定なんかしなくたっていいのだ。
そこに「誰かの感情」がある限り。
会ったことのない人たちの心を、言葉をこんなに動かせるなんて 本当にすごい。
知らない人たちのあたたかい言葉に触れると、世界も捨てたものじゃないなって思うんだよ。
SMAPとファンと、彼らを今も「進行形」にしてくれる場所の存在が
そんな世界のやさしさを教えてくれる。
タワーレコードでは、持っていないベストアルバム『COOL』も購入。裏ジャケットのきむごろ(木村・稲垣)に釣られました。美しすぎませんか。
そしてこちらのレシートをいただきました。
「五つの」シルエット。
もともとこの記念レシートの存在は知っていたけれど、知っていたけれど……
………レシートの域じゃないだろう、これ。
素敵すぎる。ARIGATO!!!!!
店内ではコンサートの映像も流れていました。
そこで偶然にも3人が歌う姿を観ることができた。
パリピアー*4!これからもまっすぐに輝いて。
長くなりましたが、後編に続きます。
お次はグルメ編の予定。
書き上げるまで少しかかってしまうかもしれませんが、またお知らせしますね!
*1 モンスターロッシ
大大大好きなMotoGPライダー、バレンティーノ・ロッシ仕様のエナジードリンク「Monster」。この夏限定で日本でも発売された。ずっと発売してほしい。私は箱買いをした。シトラス風味でおいしい。
*2 フジロックのこと
今年のフジロック、土日の2日間参加しました。個人的1日目とはフジロック開催2日目の土曜日のこと。諸事情で1時間半睡眠のまま1日目を迎えたのと、荷物のあまりの重さとあまりの雨に近年でいちばんの疲労を抱えていた。でも最高だった。
*3 突如シリーズ
中居正広が以前ファンにあてた公開レター(交換日記?)で、これまでのいろいろな危機を「突如シリーズ」と称した。基本的にピンチな状況で使われる。2016年の出来事も突如シリーズすぎるとある意味で話題になる。しかし衣装展は良いほうの突如だった。あのお知らせが出たときのファンのSNSでの喜びようは純粋な喜びと感謝であふれていたと思う。
*4 パリピア
稲垣、草なぎ、香取の3人を表すときに用いられやすいワード。3人で歌唱した曲名にちなんでいる。私は3人が歌唱した『GAIAにおねがい』という曲もとても好きだけど、今のところGAIAとは呼んでいない。
ついに7000文字を超えてしまった。
こんな長文を読んでくださったあなた、知らないかもしれない誰か。ありがとう。良かったらまた見にきてね。