えりぽんこと生田衣梨奈に学ぶ、ムカつく前に優しくなれる強さがアイドルってことなんだ(でも無理はしないで)
この覚悟を持って仕事をしていれば
(仕事に限らず)もっと強くなれるな、と
えりぽんに教えてもらったよ、昨日のストーリーは。
メンバー卒業のニュースをきっかけに界隈が荒れ、感想や懸念を超越した目に余るコメントもたくさんある中
理不尽な意見も、先輩や同僚として思うことも、
内部に留めている話も、自らの進退についても
たーくさん言いたいことはあるかもしれない中で
怒ったり愚痴ったり保身の言い訳をしたり言葉を荒げるではなく、
場を収めるため「さまざまな何かに」謝るわけでもなく、
悲劇のヒロインになるでもなく、
ただ優しくなるだけだなんて
参ったよ。
これがアイドルなんだな。
あ、でも、おださくのように明らかにメンバーを守るために静かに怒りを表明するのも最高のアイドルだと思うから 時と場合でいいんだけどもちろん。
ただ、このえりぽんの対応には泣いてしまう。
受け手の気持ちや状況も考えた上で、まるっと「みんな笑って♡大丈夫だよ!!!!!」と可愛く力強く包み込む。
最初から最後まで、自分ではなくみんなを気遣う言葉だった。
でも、なぜだろう明るい可愛い言葉から
充分すぎるぐらいの辛さや哀しみが伝わってきた。
彼女たちがアイドルでい続けられる理由、ここにありだよ。
#えりぽんかわいい だけじゃなくてね。
モーニングを尊敬するのはこういう、仕事への誇りや「自分が決めたアイドル像」を裏切らないという決意を随所に感じるところにもある。
たぶんこれでも納得のいかない層はいるのだろうけど、それすらまるごと受け止めて、その上で逃げないのだと思う。
それでも不満や不信が増すだけであれば
きちんと運営に愚痴ではなく意見を、各々で完成させた人物像とグループの理想の姿を元に叩くではなく冷静な分析と発信元などのソースを前後の状況もふまえてきちんとまとめて、その上でなぜ不満があるのか、筋を通しつつプレゼンすればいいのではと思う。
「なんとなくこうに違いないから!」と憶測の域を出ない不満は暴言や便乗叩きと一緒では…と思ってしまうけれども、とは言え私自身が長年のファンたちの見てきたものを知らないくせにという話なので
本当に危機感があるなら公式に意見として伝えてほしい。
事情を知っている内部の人たちがどう感じるのか、公平に判断してもらえるかもしれないし
もしかしたらもう考えているかもしれない。
※私はファンとして新参者なのでより正式な方法?があったらとか、そもそも運営に不満があるんだよっ…!という方には申し訳ないが…
単なるクレーマーか、長年のファンゆえのモヤモヤか、そこは分けて考えるべきだもんね。
ずっとふんわりとハロー(ハロプロ)には敬意を抱いていたけれど
特にモーニング娘。の近年の活動やパフォーマンスがとても好きで、気がつけば彼女たちを生で観たいという強い想いでフェスのチケットを取ったりしている。
今年行けたJAPAN JAMの'22は本当に最高だった。
(かえでぃが欠席だったので絶対に生で観たいのだが……)
好きもそうだけど、尊敬している。
彼女たちの磨き抜かれたパフォーマンスととびきりの笑顔を目の当たりにすると、
「自分は何をやっているのだろう?」
「彼女たちの仕事や人への向き合い方と比べ、いったい自分はどんな努力をしたというのだろう?」
と、日々の生活に喝を入れられる感じがするのだ。
グループの先輩後輩の関係性や構図は
多くの社会人が経験するであろう会社での色々にもきっと似ていて、
個の集合ゆえにコミュニケーションやケアの難しさ、認識のズレ、伝わらないもどかしさ、双方の事情、たっくさんあるはず。
見えているものや切り取った一瞬はもちろん大切だけれど それがすべてではなく、
ある程度年齢を重ねた自分の精一杯の頭で思うことは
「先輩には先輩の、後輩には後輩の、つまりみんなみんな、事情がある」
「でも、全部は言わないんだよ」
ってこと。
(ちなみにもし例えば自分がそろそろ仕事を辞めようと思っていたタイミングで後輩から報告相談を受けたら、いったん辞めたい素振りは見せずにまず後輩を送り出すと思う。一気に人が抜けるのは現場的に大変。もし迷いを感じるなら話を聞き、改善できる部分があればすり合わせのうえ環境の改善をはかりたい。もしヒアリングの結果、私に原因が?と思ったら自分がその担当から抜けるか、後輩にとって居心地のいい場所を探せるように上司と話などするかもしれない。そもそも相談もされないとしたら信頼関係が築けなかった自分のせいだと謝りたいが、あくまで未熟な私の場合なのでなんの参考にもならない。今回のパターンがそれと同じか違うかどうかなんて、一生分からないのである)
本当の本音って、口にしようとするだけで
涙で言葉にならないなんてことない?
私はあるし、伝えないことが逃げでは決してないと思う。
もし今後何か動きがあるとしたらと仮定して、
伝えることも、行動することも
どうか本人たちのタイミングを見守って待っていてほしいよ。
あるいは伝えなかったら、いや、ストーリーで充分伝わっただろうと思うが、
それがグループとしての答えであり覚悟だと受け止めてほしいし、私も受け止めたい。
あれ?なんだろう、2016年あたりのSMAPを思い出すのは気のせいかもしれない。
耐えること、話さないことだけが美学というのも危険だから
お互いが無理をする必要はないことは忘れないでほしいけれど。
懸念としての意見は分からなくもないよ。
それはグループの特性としてある程度は仕方ない。
これがももクロやTWICEのような構造なら誰もあんなことは言わないはずだから
入れ替え制度が100パー根付いているグループは、いつかは必ずその話題は出てくるよね。
それは、誰でも分かっているでしょ?
「辞めたくなくてもいつかは辞めなきゃ成立しない構造」。
なら自ずと分かるはずなのに、
本人たちが考えていないはずないってことも。
そのうえで、敢えて、の意味を受け手のこちらも考えたいし
だからこそ、今の彼女たちを応援したいのだ。
☆
「だってアイドルやもん!」
そう、アイドル。特に女性のアイドルという職業が
次の夢を実現するまでの通過点ではなく、
ずっとの職業としてもっと浸透すればいいのにと以前から思っている。
(グループに在籍し続ける=アイドルという意味ではなく、もっと広い意味なので今回の件とは分けてほしい)
アイドルになりたいという夢を叶えて
そこからさまざまな経験を通して得意分野やもっと輝ける場所を見つけたり
新たな夢や目標が定まる場合は
人生の変化として自然で素敵だなと思うから
新しい道を応援したい。
それと同様に、アイドルの経験を積んでなお「アイドルをずっと続けることが目標」と決意し、想いを強くする人がいたとして、それの何がいけないのかってこと。
(私は田中れいなもその枠に入れてリスペクトしているが、でもそのことはこんどはなします…まりブロも大好きです)
彼女たちは信念と敬意を持って今もアイドルという職業を楽しんでいるから、だからずっと人気が衰えないのだろうとも。
「いずれ別の職業になりたいが(経験、ステップ、知名度のためにも)まずはアイドルを頑張る!」のシステムが当たり前になるとしたら、
その感じのほうが私にはまだ少し分からない。
まあ「いずれ会社を経営したいから、まずはどんな仕事でも勉強のために頑張ります!」みたいな考え方と捉えたら一般社会でも珍しくはないのか…?いや、ちょっと違うな…
ただ、アイドルって高度で大変な仕事だと思うから 通過点感覚で選んでいい仕事ではない気はするしなあ。
ハローにはそういうタイプは少ない気もしている。だから好きなのもあるけれど
通過点タイプが悪いとか間違いと言いたいわけではなく
(やるからにはみんな本気でアイドルまっとうするだろうし)
ただ、そうじゃないタイプも普通に認められる世界になるといいな。
個人的にはアイドルはやっぱりアイドルとして…松田聖子や田原俊彦やヒロミゴーやSMAPメンバーたちの世界線で、すばらしい職業として存在してくれることが嬉しいから
ついつい熱くなってしまうが。
…いま書いていて気づいたけど、たぶん私は概念や信念として「アイドル」を貫いている人のことが好きなんだな。
衣装やお菓子みたいな言葉から憧れを感じるではなく、
アイドルって、きっと強いの。
顔やパフォーマンスから興味を持ったのに、気がついたら性格や考え方のほうに惹かれてインタビューを読み漁っちゃうみたいなね。
それもアイドルの魅力。
アイドルを通して人間自体をもっと好きに、
もっと希望をもって人を信じられるんじゃあないかってね。
えりぽんやふくちゃん(リーダー)よりずっと年上の私なんて、ちょっと仕事や人間関係で躓いたり悩んだりしただけで
笑うことも気にしないでいることもとても難しくてうわのそらになってしまうのに。
あの子になんて言葉をかけようか、どう伝えたら円滑に進められるのか
悩んでは立ち止まって、人に優しくできなくなりそうなんてさ。恥ずかしいな。
見習わないと!
今日もアイドルの言葉に涙して、笑顔に救われて、私はまだまだ「足りない」だとか
また明日からもやってみるか、と立ち上がることができるのだから
いいねやスクショじゃ足りないハートを送りたいよ。
えりぽんありがとう!
そしてアイドルのみんな、今日もお疲れさま!
本当に力をもらっています。
ちなみに私は9期にも他のみんなにもできればずっとモーニングを続けてほしい(もちろん続けたい人だけね)、そんな世界線があればいいなと思ってしまうほど、それぐらい今のメンバーが好きで贅沢だなと思っている派なので本当になんの参考にもならない意見でごめん。ならばそもそもの卒業マスト構造が不満ですとそもそものグループシステムに物申す?きっとそれも違うだろうな。歴史ある流動的なグループを推すことの難しさと醍醐味を感じた今回の件でもありました。