かくしごと(空色MIX)

webライターっぽい女のオタク気質ライフ。 ライブレポ、何かの感想、日常、思考整理。まずは素直な文章を。

【Charaライブ】七色の森でかわいく強く愛を呼んで。20170924人見記念講堂

稲垣草なぎ香取72時間生放送とかSNS開設とか、アメブロ(!)とかユーチューバー草なぎ(パワーワードとか、次々に新しいハイセンスな情報が流れ込んできますがみんな息切れしてませんか!?たぶん、これからもっとすごくなるよね…!?ぜえはあ。NEWSMAP足速いって言っている方いたけどほんと言い得て妙だよ…!鍛えておかなきゃ…情報にすぐ気づける訓練を…!

 

と、そんな今日は電車の中でスピッツ北海道レポを書きながらチャラのライブに行ってきました。生き急いでいるわけではありません。たまたまそういうスケジュールなのです(とりあえずめちゃくちゃ寝たけど、そろそろ体が休めサインを出しているので来週は家でゆっくりする)。

スピッツレポもSMAPレポもまだ途中だし北海道振り返りも控えていつつ、リアルタイムで感想ブログも挟みます。私どれだけ書きたいことあるんだ……脳内の言葉をリアルタイムで文字に起こせる機械ください。

 

あと、こんなひとりごとブログに読者登録されている方が増えていてびっくりしました。なんかすみません、話題があっちこっちにいきますが。好きなものやことが少し多いようで、趣味的には本日行われたMotoGPアラゴンGPを視聴する任務(?)も残っているのですがそれは後日の楽しみに取っておきます。とにもかくにも読みにきてくださってありがとうございます!!

(ちなみに、チャラライブにお誘いしてくれた友人しらたまちゃんがライブ後に稲垣草なぎ香取のSNOW解禁写真を発見してくれまして、私はリアルに体の力が抜け非現実な現実に倒れそうになりました。世界が変わってる。すばらしい地図が見える。2016年、見てるかー!!!(?)

 

チャラが特に好きになったのはアルバム『honey』『CAROL』あたりから。なんとなく聴く機会に恵まれて以来、こんなにさらけ出す人なんだ、かわいいだけの人じゃないんだと一気に引き込まれた。

ライブも気がつけば割と観に行けている。エレカシとセッションした第1回のJAPAN JAMも生で観たし、近年のアルバム『Secret Garden』も大好きでツアーに足を運んだ。

観るたびに、チャラは本当に音楽の人で愛の人なのだと思う。

25周年を迎えてもなお尽きない音楽への探究心。コンスタントにアルバム発表、ツアー開催。そしてとにかくライブがあたたかくポップで力強くて、楽しいと希望が具現化された世界なんだ。

 

今作『Sympathy』もとてもかわいくてポップで穏やかなやさしいアルバムだと思うのだが、特筆すべきはもうアートワークや世界観がこれまでにも増してとにかく良い!ということ。

f:id:megumirai_words:20170925000024j:image

フライヤーから。

このアートワーク、どういうことですか。

少女と大人が同居した世界。もう年齢も国籍も年代も関係ない、どの時代に見てもこれってオシャレでしょう?なオーラが滲み出ている。

オシャレで全身でアートしすぎているよチャラプロジェクト…!!そりゃ、今でもこぞって文化服装学院の学生のようなファッショナブルな女の子やカップルがライブにやってくるわけだよ…!

 

チャラにもYUKIにも言えることだと思うのだが、この年代でかわいいから逃げないって相当な努力と覚悟で成り立っている世界だと思うのだ。

かわいさから逃げない覚悟。私はひそかに彼女たちのことを「かわいい覚悟を背負うミュージシャン」だと思っている。

 

もちろんかわいさだけを武器にたたかっているわけではない。ライブでの歌声はパワフルで力強く説得力があり、パフォーマンスは軽やかで長いキャリアならではのクオリティの高さを誇っている。

横文字はよく分からないけれど、ソウルフルってチャラのような歌声のためにある言葉なのかもしれない。そう、ソウルフル。魂のある歌声。

 

まあでも、やはりもちろんかわいいんですよ。かわいいも武器にしたっていいんです。持っている武器は使っていい。だってかわいいのだから。

セッションしたJAPAN JAMで、エレカシ宮本さんがチャラがいったん舞台からはけたときにお客さんに向かって「チャラかわいいよなー!」と言うほどなのですから。宮本さんが女性をかわいいということなど、私調べでは滅多にないのでそれはもう「宮本さんは…チャラのような女性が好み、と…」と脳内でメモりそうになりましたがたぶんそういうことじゃない。チャラのかわいさはチャラだけのもので、それは他の誰も真似できないかわいさで。宮本さんはきっとそういうことが言いたかったんだ(たぶんそこまでは考えていないかもしれないけれど、とにかくかわいいんだよね)。

 

今日のチャラも、もちろんかわいくてパワフルだった。

セットまで森のようにかわいい。七色に光るカーテンを背景にして、妖精のような衣装と佇まいのチャラが舞台に舞い降りる。

「かわいい……チャラかわいい………」

ロボット的に同じ言葉ばかりつぶやく私と友人。

ステージ衣装もね、とてもかわいいんです。

森の精のような上着の下には、ラメがきらめくラベンダー色の揺れるドレス。裾が後ろだけ長くて、前はミニ丈。

野生の森の住人のような人が後ろの長い裾をヒラヒラさせる係だった。なんか書いているとカオスな画な気がしてきたけど、あのステージではそれがしっくりくる世界観なのです。

甘さと強さが共存するポップでソウルフル(ここぞとばかりに使う)な歌声を楽器にしながら、絵本のようなセットの中で生き生きと飛び跳ねるチャラ。

ああ、本当に音楽を愛して音楽に愛されている人だなあ。

それはもちろん夢のような光景なのだけれど、不思議とチャラの音楽に魔法のような儚さは感じない。

絵本みたいだけど、チャラの靴はシンデレラの靴ではないというか。チャラの音楽はね、私の中ではしっかりと醒めない現実を踏みしめている音楽なのだよね。

まあちょっと自分でも何を言っているのか分からなくなってきたけど、どういうこと?と思った方はぜひ一度ライブに足を運んでみたらいいのかもしれない…!

 

チャラのライブの客層はかなり幅早くて、先述した文化服装学院の生徒のようなオシャレな女の子たちはもちろん、野太い声援を送る男性や微笑ましいファミリーもいる。

私と友人の隣では聡明そうな母親とチャーミングな小学生ぐらいの女の子が、瞳をキラキラさせながらライブを楽しんでいた。

(ちなみにそのおふたり、チャラの投げた白いむにむにしたサインボールをゲットしていた!手にした瞬間の女の子の喜びようが微笑ましかった。)

 

ラストに、去年のクリスマス・イヴに作ったロマンチックな曲を歌いたいと言う。

「秋はセンチメンタルだから、ロマンチックな歌を歌いたくて。」

「チャラの音楽が好きなんだから、みんなそういうのが好きなんでしょう?センチメンタル。」

いたずらっぽく笑うチャラが、無邪気な少女のようにも いろんなことを知っている大人のようにも見えた。

センチメンタルとロマンチックを受け入れるかわいい人。どこまでも愛から逃げない、愛を知っているチャラなのに 少女のようなまっすぐさも兼ね備えている。本当に不思議な人だな、と思う。

 

ひとつの愛の形が終わりを迎えた頃のチャラの本を、実は持っている。

 

breaking hearts

breaking hearts

 

 

発売当初、タイトルから本文からあまりの直球どストレートな心情のチャラに衝撃を受け、ボロボロに泣いた思い出がある。

しかも当時私自身も恋の終わりに立ち会っていた頃だったので、もうチャラに助けられたし逆に心配にもなった。

チャラに音楽があって本当に良かった、と思った。

今、その失った愛や愛以外の何かをゆっくりと受け入れてポップに軽やかに笑う「その後のチャラ」を目の当たりにすると、愛も傷つくことも避けては通れないときもあるかもしれないけれど、「恐れて二度と近づいてはならないもの」ではないのだと思えてくる。

愛でも何でも、どんなに失いたくなくても失ってしまうときはあるのかもしれないけれど、失うだけじゃないのかもしれない。

Secret Gardenのツアーで隠すことなく「恋人が来ているわ」とつぶやいたチャラも、「今は何もない」とさらりと告白するチャラも、私はどちらも好きだ。

なかったりあったり、どちらの世界にいるときでも その景色から逃げなくていいのだ。

あってもなくても、愛を忘れなくていい。愛から逃げなくてもいい。

チャラの愛の受け入れ方や切なさや覚悟が、今日もどこかで誰かの苦しみや「何もない気持ち」を少し癒したりほぐしたりしているのだろうと思う。そんな世界は、やっぱり切なくもあるけれどやさしくもある気がしている。

 

学生時代の私は今よりだいぶひねくれていて、女の人が歌うかわいい恋の歌はaikoぐらいしか受け付けなかった謎の時期があった。

チャラのような、もうどこから見ても幸福な愛されている女の子、かわいい恋の歌を歌う慈愛に満ちた音楽をどこか避けていた。

aikoはずっと好きなのだけど、それはなんていうかただただ気持ちをさらしているからなのだと思う(主観です)。aikoは常に幸せなだけではない部分、満たされなかったり思い通りにならなかったり逆に冷めてしまったりといったちょっとこわい部分もさらけ出している印象があった。自ら幸せになりきれないというか、私にはそのもどかしさが人間らしくてちょうど良かったのだと思う。aikoおかしな考察してごめんよ。決してaikoがひねくれていると言っているわけではない。不安定でも安定でも、aikoはそのままのaikoでいてほしい。

 

今はどちらも大好きだけど、自分がチャラの音楽を好きになるとは正直思っていなかった。

それは私が幸せな音楽を以前より構えず受け入れるようになれたのか、あるいはチャラが幸せだけではない音楽をどんどん歌うようになったからなのか(私が気づいていなかっただけで、本当はずっと前からそうだったのかもしれない)。

彼女たちに惹かれるのは、「幸せから逃げない音楽」をずっと奏でているからなのかもしれないな。

うん、たぶんそこは共通しているような気がする。あくまで私が感じることだけれど。

 

でも、その感覚が当たっているのかそうじゃないのか。答え合わせはずっと先でいいと思っている。

分かっても分からなくても、私の思うチャラのやさしく甘くあたたかい幸せから逃げない、そして切なくて苦い悲しみから逃げない音楽はこれからもきっといろんな人の心をふるわせる。

そんな音楽を感じる場所に私もいたい。

 

そうそう。ステージ途中でチャラと現れた、やたら目立つファンタジックなぬいぐるみ

妙に存在感があるし、ぬいぐるみのまま違和感なくドラムを操るし、これはただのぬいぐるみじゃないぞ(?)と思っていたら、なんと中の人は大きくなったチャラの息子HIMIくんでした。

ステージ最後にかぶりものを取ったぬいぐるみへの声援がとても大きく、友人に言われああっと気がついた。超納得。

ぬいぐるみの存在感、超えてたからね。ドラム大好きなのだろうな。スマホを触るように自然に叩いているように見えた(?)。

アーティスティックな一家だなあ本当に。カッコいい!

 

【おまけ】

f:id:megumirai_words:20170925021411j:image

会場にあったチャラスタグラム撮影スポットにて。

仮面の小道具をすちゃっと装着したら、思いのほか仮面舞踏会あふれる感じになっていた。きっともっとオシャレな付け方があるのだろうけど、ハロウィン仕様先取りってことで!

 

 

※実はこの記事を公開した直後、ほんの数文字修正したい箇所がありチャチャッと編集したらその後2000文字近くのテキストが消えました。ショックすぎた。

どうやら読み込み切れていない段階のテキストで「更新」してしまったのが原因らしい。

はてなブログの落とし穴なのかな…?

これからは最初の記事を別の場所に貼り付けるなどしてバックアップ取っておこう…。皆さまもお気をつけくださいね…!あまりに悔しくてもう一度記憶を辿って仕上げたら最初の記事より長くなった。ちょっと内容は違うけど、今書きたいことは書けたから良し。おやすみなさい!