神田沙也加ちゃんの言葉
まだ彼女がSAYAKA名義だった約20年前のデビュー曲『ever since』が大好きで、今でも定期的に聴かないと気が済まないほどに好きだ。
そういう位置付けの曲は人生の中で何曲もあるわけではなく、きっとこれからもずっと好きだ。
これから歳を重ねた先の日々にも全部持っていく。
偉大な両親ゆえ当時から色々な意味での注目がやまず、テレビも騒がしかったが
私はとにかくただただ彼女の透明な歌声と、特に信じられないほどに研ぎ澄まされた歌詞の聡明な世界観に耳と心を奪われていた。
歌詞を手がけたのは当時15歳の彼女自身。ほとんど自分と歳の変わらない女の子がこんなに素晴らしい歌詞を書けるなんて、どうやって?
少し時間を取ってでもその歌詞を見てほしい。
どうやって生きてきたらこんなに繊細で何もかも知ってしまったような寄り添った言葉が紡げるのかと、そんな感性がほしいと
純粋に憧れていた。
特に2番の歌詞が大好きで、自分のツイッターでもつぶやいた。多分一度じゃなく。
神田沙也加ちゃんはね、ミュージカル女優の努力と才能が開花してからももちろんすごいのだが、私が声を大にして伝えたいのは作詞の力なんだ!特にSAYAKA名義のデビュー曲「ever since」は本当に本当に名曲で、15歳ぐらいのさやかちゃんが作詞なのでほんとぜひ聴いて…聴くと涙出る…
神田沙也加ちゃんのever sinceという大名曲、特に2番が好き…「どんなものにだって 耳をすまして歩く あらゆるものに 気づくことができるように 失わないように」ここらへんでいつも涙腺緩む。七光りって虹色に光る才能って意味かな?
(2017.4.26)
彼女が活動を休止していたときもやっぱり好きだな、歌ってほしいなと気になりながら。
復帰後、久々に発表したアルバムにever sinceが収録されていることに感激し迷わず買った。これは発売の10年前に残していたツイートと写真。
物語のようなアルバムで、ジャケットも可愛くて大好きだ。
その後、ひとつしかない透明なキャンディみたいな歌声と可憐で凛とした表現力がアナ雪で多くの人に知られたことも嬉しかったが、彼女の持つ言葉の力ももっと広まってほしいこと、そしてその言語力の泉の根源がどこにあるのだろうとずっと気になり続けていたし、ずっと追い続けていけると思っていた。
アナ雪は同僚の女性と観に行った。「神田沙也加ちゃんが好きなんです」と話した。
「どんなものにだって耳をすまして歩く あらゆるものに気づくことができるように 失わないように」
大袈裟ではなく、この歌詞のように生きていきたいと今でも思っている。
彼女の歌を聴きながら泣いたことはたくさんあるけれど、もちろん今日が一番辛い涙。
華やかな容姿もセンスもとても好きだった。最近プライベートで2回ほど、なぜか沙也加ちゃんに雰囲気が似ていると言ってもらったことがあり恐縮した。顔も何もかも全く似ているなんてことはなく恐れ多いが、なんでだろう、もしかしたら髪型?確かにいつも髪色を変えた投稿を参考にして、画像を保存しては美容師さんに見せていたからかな、なんて思ったり。
オリーブ色の髪が綺麗だったときは自分の髪色もオリーブにして、最近前髪にインナーカラーを入れていたときは図らずしも同じタイミングで自分も似たようなインナーカラーを入れていたので嬉しくなった。
直近でスクショしていたのは12/9のストーリー。大森靖子さんの投稿の引用。髪色また可愛くなっているな、ピンクにするときはこの色味を美容師さんに見せようと水を飲むようにスクショした。
インスタのストーリーで定期的に(本当にコンスタントに)質問回答タイムを開催してくれていた。
音楽のこと、ハマっている飲み物、コスメやカラコンのこと、彼女の愛用品や考えに触れられる機会だから逃さず見て、こちらもいつも何枚もスクショしていた。
最近は忙しいのだろうなと思っていた。
数年前ディズニーに行ったYouTubeの映像が可愛くて、ちょうど同じタイミングで行く機会があり彼女が写真を撮った同じ場所を見つけ出して(見つけてもらって)「同じポーズで撮って!」と友人にせがみ、撮ってもらったりもした。
また何度言っているのかと思うけど、定期的にever sinceの素晴らしさを語らないと気が済まなくて。
髪型に影響を受けすぎてウィッグを買ったこともあった。彼女は定期的に髪色だけではなく長さも変えるので、次はどんな髪型になるのかとひそかに風物詩のように楽しみにしていた。
彼女が手がける洋服(canone)も好みだった。1着とても気に入ったワンピースがあったのに、なぜか買い逃してしまった。もう二度と買えないし時は戻らないのに。
過去にもアパレルのスタッフさんとプライベートで親しくなったりファンの子と気さくに話したりと、著名人なのに限りなく普通に近いエピソードの数々を知っては好感を抱いていた。普通でありたいと本人が望んでいるようにも思えた。
元々好きだよ。でも書いていて気がついた。
思った以上にめちゃくちゃ好きなんだと思います。
活動もそうだけれど、なぜか彼女の生き方を応援していた。
本についてつぶやいた彼女の考えに共感して、思わず返信をしたことがある。
「こんなに素敵な言葉を紡ぐ人はきっと本が好きで言葉に向き合っている人なのだろうなと感じたことを思い出しました。」言わずにいられなかった。
感受性が豊かで何でも見えて感じられる目や耳があるからあんなに素晴らしい表現ができるのかと、憧れていた。
幸せに生きていてくれるなら彼女がどんな道を選んでも構わなかった。
音楽の才能もひとつだけの歌声も文才も好きだけれど、まず、一緒に歳を重ねていきたかった。
少し前のインスタの投稿でいつもとは違った、心情を書き綴ったものがあった。
彼女が話していたその曲が「どれ」なのかはずっと分からないままだけれど、どんな曲でもずっと大好きでいてもいいのかな。
世に出てきてくれてありがとう。生まれてきてくれてありがとう沙也加ちゃん。
今はそれしか。