かくしごと(空色MIX)

webライターっぽい30代女が趣味で綴るエンタメオタク日記。 ライブレポ、何かの感想、日常、ときどき思考整理。

【10年前のエレカシ】20080712大阪野音ライブレポを載せます。

「今度大阪をひとりで旅することになりそう」

 

そんな話の流れで、過去エレカシの大阪野音コンサートを観るために急遽ひとり旅をした夏の日を思い出した本日。

あれ、7月だったよなあ…何年前だったかな…と軽く調べてみると‬

なんと!‬
‪ちょうど10年前の今日でした。

偶然ってこういうことだな。

 

そこから当時書いていた日記を読み返したところ、レポがあまりにも詳細すぎて自分で笑ってしまったので

10周年記念としてブログに転載しようと思います。

 

というか、私がエレカシファンになったのは2008年の3月31日なので

いつのまにかファン10周年記念にもなっていたのだな……

おめでとう!エレカシに出会った自分!

ありがとう!エレカシを続けてくれるエレファントカシマシ!!

 

 

10年前の文章なのでおそらく今よりも読みにくいと思いますが、

最近エレファントカシマシのファンになった方が本当に本当に多いようなので

見る側によっては、これは10年前の彼らのパフォーマンスや空気を感じていただけるなかなか楽しい資料になるのでは…?と思い立ち。

新規ファンの方々のお役に少しでも立てたら嬉しいな。

ライブ後と深夜バスの中で必死に書いた10年前の私も喜びます。

 

私の身の回りでも、あるイベントでエレカシを観て以来エレカシのことが気になって仕方がなくなり、

曲を聴き、雑誌のインタビューを漁り、ついにはアルバムのデラックス盤(約8000円)を購入したほど「ガチ」になった人がいる。

 

どうしてもエレカシが観たい、と、初めてフジロックに参戦する人もいる。

 

エレカシは、人に「ロックの衝動」それから「行動力」をプレゼントするのだと思う。

ほんとうに…どこまでファンを増やすのか楽しみですね…!!

 

ちなみに、今年の日比谷野音は奇跡的に中で観賞できました。できてしまいました。ありがたいとしか言えないです。

そのレポもいずれアップしたいところですが、ひとまず先に10周年記念をさせてください。

 

では、ここからは10年前の大阪野音へタイムスリップ!

テンション高めの臨場感、よければお付き合いくださいね。

 

状況整理

エレカシファンになって初めての野音

・日比谷も奇跡的に参加できたのだが、なんと大阪のチケットも譲っていただけることに

・大阪…ちょっと遠いけどこれは参加するしかあるまい!と、割と突然ひとりで行く決意をした。

・行きは新幹線、帰りは深夜バス(たぶん、安さに惹かれたのとゆっくり余韻を味わいたかった)

・そんな10年前、24歳のわたしの記録。

 

※ここからの日記は10年前の7/12に書いています
※改行調整以外は原文ママ

 

 

行ってきました!エレファントカシマシ大阪!
8列目でした!!はじめてあんなに近くで観れてしまった!!
テレビ観ているみたいで。現実味がなくて。
3Dか何かかと思うほどに。
だから興奮とかより先に「これ……本当?」
と思ってしまって。
ある意味冷静?に。
いや冷静じゃないけど。冷静じゃいられないような声を聞いているから!そうだね今からがショータイムだったね。
でも一秒一秒噛み締めているうちに終わってしまって、本当にあっという間で、
まだまだ聴きたい!!って思ってしまった。
最高だったーー。
暑かったけど、みやじ達はろくに水も飲まずに
(彼らあまりステージ上で水飲んだり休んだりしませんよね?それであの体力&パフォーマンスて…)
次々とパワフルな演奏&歌を、くれた。
だから暑さは吹っ飛んだ!というより暑くてもいい!
汗は出るけど、そんなことは問題ではなかった!

 

これからバスで帰るので寝ます。歩きすぎてはしゃぎすぎた。
ライブ終わって1時間以内に作ったセットリスト(中盤はあやふやです)と、
夕飯食べながら&今作った
曲ごとのささやかなレポを落としたいと思います。
ネタバレですよ!
明日あたりに手直しするだろう。箇条書きすぎる。
あー日焼けしただろうな。



セットリスト&レポ

 

夢のちまた


おはようこんにちは

 

今はここが真ん中さ
・みやじ、またもやせいちゃんの帽子を奪いかぶる
・はじまるよー!と掛け声

 

デーデ
・金があればいいだろ?だめかもしれないけど。
・(確かこの曲で一度目のおしりぺんぺんが…)

 

さよならパーティー
・生きていくうえで、やっぱり悲しいことよりも嬉しいことを見つけていきたい。そんなことを思って作った曲

 

悲しみの果て
・元気を出してほしくて書いた。っていったら傲慢かもしれないけど、とにかく悲しいときは花を飾ったりコーヒーを飲んだりすればいいだろうって。なんだかよくわかんないけど。

 

リッスントゥザミュージック
井の頭公園デートの話。
・「二人は恋に恋していた。でも別れ別れになっちゃうのかなとも思ってた。」
・曲中アドリブ
君が僕のこと 見つめる目には の間に「知ってるよ。」
・なぜか曲終わりらへんに蔦谷!と叫ぶみやじ
・最後の歌詞「リッスントゥザミュージック 明日は晴れかい  リッスントゥザミュージック どこへ行くのかい?」
(おそらく間違えたのだがその後即興で「どこへ行く?」と歌ったところが素敵)

 

こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
・曲前即興。
「25歳のときに俺は家を出て一人でくらしはじめた。
ローリングストーンズやレッドツェッペリンを流しながら、部屋で一人で。
夜も一人で。朝も一人で。
怖くて怖くて。」
(弾き語り)
・曲中アドリブ 天気予報に電話して 涙流す の間に「もしもし?」

 

ハロー人生
・ハロー大阪!ハロー人生!
・俺の道に入っている曲。俺はまだ生きている!って想いを伝えたくてこの曲を作った。

 

もしも願いが叶うなら
・古い曲。当時まだ行ったことのない町に行ってみたいなあとずっと思っていて、こういう曲ができた。知らない町だらけで。

 

遠い浜辺
ガンダーラコンビネーション!
・もう梅雨は完全にあけましたね?この感じじゃあ。おめえよ、こんな日は車を飛ばして海まで行っちまおうぜ。そんな曲です。

 

化け物青年
・はじまりに突然「ふざけんじゃねえ!」宮本先生きれたのかと思った。
・なんか全体的に変態ぽくルンルンしたテンション
・蔦谷さんのところまでつかつか歩いて煽り、
せいちゃんと肩組んでランラン、
石くんとじゃれる(トミには何も…)
・狂気じみていて鳥肌が立った。

・確かこの曲が終わったあとに、
みんな大丈夫か?といきなり問い掛ける(みんなついてこれてるか?的な問い掛け)
・体調悪くないですか?ともいきなり問い掛ける
・日比谷とはガラッと(セットリストを)変えてきましたから!と不適な笑み

 

かくれんぼ
・俺のニューヨーク自慢をしてもいいか!俺はニューヨークに行ったことがあるんだ!
・テロがあった頃に飛行機で。スチュワーデスさんが「宮本さん、アラスカが見えますよ」って窓からアラスカ見せてくれたんだけど、
あ、そう、てかんじで…あまりアラスカに興味がないもんで…
小林武史さんという著名なプロデューサーに
「宮本くんと喋ってると、あっちいったりこっちいったり、まるでかくれんぼみたいだ。
かくれんぼってタイトルで一曲かいてよ。」(みやじによる声真似つき)
って言われた。
そのときちょうど曲ができなくて煮詰まってたけど。
・もともとはギターの曲だったけど、小林さんがピアノをつけてくれた。
そして今日はツタヤさんという素敵なキーボードがいるので、ツタヤさんに弾いていただいてかくれんぼを歌いたいと思います。

 

翳りゆく部屋
ユーミンが渋公にきた。緊張した。
・世代や時代をこえて語り継がれる曲。俺らの曲もそうなるといいなと思う。
・(なっているよ!!)

 

トゥナイト
・今日はめずらしい曲を発掘してきました!
・なんとなく楽しそうだった。

 

友達がいるのさ
・おい!おい!おい!と連発。ギャーーーまたきたーーやったーー!!
・と思ったら、出だしで2番の歌詞(お祭りの日を…お祭りじゃねえや!と言いながら)を歌ってしまい
無理矢理歌い続けるも結局みやじの提案でやりなおし。
・すみません、わたくしが間違えました!
・次、大阪中の電気を消してーと歌ったけどみんなの演奏があわずにさらにやり直し。そこは入ってよ。入ろうよ。と主に石くんに懇願。
蔦谷さん爆笑。石くん失笑。
・曲中「この足で前に!前に向かって進んでいくんだ!!」

 

どこへ?
・体力の限界に挑戦します。
・実は…あいつはすごいんだぜ!!って曲。(そのまんまだなあ)
・この曲のみやじはやたらと色気あった。
・限界に挑戦と言ったからか、息切れの演出あり。走ったあとにぜえぜえはあはあ、みたいな息づかいをする。オーバーリアクション。
・そして小さなささやく声で「教えて」と一言。なぜかどきまぎした。

 

さらば青春
・再び聴けて再び泣いた。

 

シグナル
・これも再び聴けて再び泣いた。
・日比谷とは少し歌い方を変えていた。

 

笑顔の未来へ
・笑顔の未来へみんなで行こう!絶対に!

 

桜の花、舞い上がる道を
・これからもこうして、真ん中で生きていこう!
・夏だけど…と言って始まった

 

FLYER
・今だってこうして落ち合っているけど、いつの日にかまた落ち合おうぜ。光差す丘の上でよ!!

 

俺たちの明日
・明日も明後日も、しょうがねえ。頑張ってさ、生きていこうぜ!不器用でもいいから。
・今回ほかの曲でも「しょうがない」って言ったんだけど、彼は何かをあきらめたのか…?
いや、生きているなかでこれまでにも色々あっただろうけど。ちと気になる…

 

アンコール


ガストロンジャー
・歌詞のアドリブ
・携帯電話がこんなに普及するなんて誰も思わなかっただろう?
・(★元:繁栄という名のテーマであった)
→ばかばかしいよな!!
(書きなおした。多分こちらの歌詞の部分でした!)
・(元:破壊されんだよだめなものはいずれ。)
→やれるもんならやってみろ!!
・学校の先生だって、親友だって、恋人だって、言ってくれるぜ?
胸を張って出かけようって!

 

今宵の月のように
・いつの日か輝くだろうあふれる熱い涙って、そういう歌なんですけど、この曲はドラマの主題歌で…
・ドラマ、見ないつもりだったけどコッソリ見た。
テレビから俺の「くだらねえと~」って声が流れてきた。
コッソリ観て、ほろりとしていた。

 

新曲(新しい季節)
・新しい季節へ君と行こう。
・みんな体力あるな!(って言ったのはこの曲だかアンコール前だか。)

歌詞の印象に残った言葉やシチュエーションを抜粋

カラフル
輝き
忙しくて月を見ることさえ忘れていた
春夏秋冬彩る 
ここからはじまる
グラデーション
新しい季節へ 君と

風のように生きれたら
輝く明日のグラデーション

 

・メンバー&サポート紹介(2回)
蔦谷さん
キーボード蔦谷!頼もしい、若いけど頼もしい!

・作曲家であり、キーボーディストであり、プロデューサーであり、歌も歌えちゃって、
もうなんて格好いいんだろう!蔦谷好位置
せいちゃん
・42歳になるのにこの人はなんてピュアなんだろう。最近帽子がお気に入り!
今日もダンディーにきまってます!


トミ
・普段は控えめだけど実はいちばんバンドのことを分かっている(というようなニュアンス)
・バンドの父!


石くん
・今日はサングラス外さないね!
(のちに確かみやじが外した)
・俺の相棒、石くん!


ヒラマさん
・寡黙でありながら内に秘めた闘志!
だんだん本領を発揮してきました!ヒラマミキオ!元東京事変

・アンコール最初にこちら側(右端)にきたとき、おしりぺんぺん。
・最後に挨拶するときに右側まできてシャツ脱いで投げ…ると思いきや投げず。
音響セットの一部のようなフサフサを撫でて帰っていった。

充電ひとつになった!電池パック2個目。おやすみなさい。
エレカシ聴きながら余韻に浸りつつ寝ます。
エレカシ最高!


★ここから7/14追記です。★
ライブ当日の日は充電がなく焦っていたので、
書きたいこと全部を書けなかった。

 

【全体的な感想】
スタオバツアーの延長のような選曲でした。
リハの段階でかなりスタオバ曲が多かったので、予想はつきつつ。
でもあまり聴けないような曲もしっかり入れてくれて、
コアにも初心者にもいいかんじの配分だったのではないでしょうか。
余裕すら感じられる流れだったなあと思います。
やはり貫禄があった。
どうだ!というかんじの。
あー格好良かったー。

 

【個人的に思ったこと】
セットリストの流れが、まるで花のようだった。
よくできた構成だなと思いました。
1曲目から「こうして部屋で~」までは、スタオバ曲満載。
つぼみ段階。
ハロー人生!からトゥナイトは、久々の曲祭り。
本領発揮というかんじで、宮本さんのいかれっぷりがとても素敵でした。
化け物青年でのキレっぷりにはワクワクしてしまった。
あの今にも近くにあるものをぶっ壊すのではないかという狂気。
あと気付かないふりをしていたけど、珍しく男性的なアレな表現をしていたなあと思った。
股のあたりをまさぐったときにシャ乱Qを思い出してしまいましたよ。
見間違いだと思ったけど確かに見た・・・。
友達がいるのさからシグナルまでは、日比谷の野音とリンクするような流れ。
間に「どこへ?」が入ったことがいいスパイスだった。
にしてもなんだったんだろうあの色気。
何か鬱憤がたまっていたのでしょうか。発散!てかんじの声だった。
で、笑顔の未来へからはまたスタオバ曲満載に。
ここで花開いた!という印象だった。
本当よく出来た構成。

 

【聴けて嬉しかった曲】
まあ全部なんですけど、
特にハロー人生、かくれんぼ、こうして部屋へ~、どこへ?悲しみの果て、化け物青年、
翳りゆく部屋、友達がいるのさ、さらば青春、シグナル、新曲、です。
ハロー人生はリハの段階でもう、やばかった。
かくれんぼはライフ大好きだから夢のようで!
しかも蔦谷さんとみやじによる二人の曲となったので私的に神でした。
こうして部屋で~は渋谷のコンサートで神がかっていたのに、
BSの放送ではカットされていたのでもう一度生で聴きたかった。
聴けて良かった。

 

【リハーサル】
少し聴きました。
スタオバ曲をたくさん歌っていた。
歌いながらしきりに「アーアーアー」とマイクの調子を確認していた。
そしてちょいと荒っぽいかんじだった。
歌いながら喋るというか、ここのコレこうして!みたいな要求をずっとしていた。
そしてハロー人生!が始まった瞬間に「やばい!気絶する!」
と思いその場を離れる決意をした。
これ以上聴くと大変なことになると(私の脳内が)。
これ以上ネタバレしたら勿体無い気がしてしまった。

 

【宮本さんの一挙一動】
石くんのあの仁王立ちスクワット演奏法に対抗していたなー。
何度か一緒にあのスクワット法をやって、
もう石くん沈んじゃうよってところまで重心を下に下にして
みやじが石くんを更に沈めて、石くんまじで亀のようになっていた。
みやじのスクワットボーカルもなんか良かったです。
余談ですが、石くんが前に出てギター弾いたときに
「ああ地元の悪ガキみたい・・・」と一瞬思った。
サングラスして頭オレンジでツンツンして。一歩間違えればエ○ザイル。
石くんは可愛らしい人ですね

 

【服装】
アンコール前
宮本さん:白シャツ、黒パンツ、黒靴
石くん:黒Tに黒パン(確か)
トミとせいちゃんはあやふや・・・せいちゃんの帽子はハッキリと。
蔦谷さんはグレーTシャツ。
ヒラマさんは紺っぽいシャツだったかな。
ヒラマさん格好良い。
このサポートメンバーの二人大好きです。上手い。素敵。
宮本さんが何度も二人を煽ったり紹介したりするのも好き。

 

アンコール後のみやじは黒シャツだった。
黒シャツ黒パンツは最強。

 

ああ全ての光景を目に焼き付けたい、憶えていたい。
でも本当は、
憶えていないとしてもそこにいた事実は変わらないのだから。
私がマメにライブのレポを書く理由は、憶えていたいからなのですが
たとえ何にも憶えていなくても、
それもライブを心底楽しんでいる証なのだろうなと思う。
あっという間に終わっちゃって何にも考えられなかった!って。
だから真っ白に憶えていないライブも素敵です。
皆それぞれの楽しみ方で楽しみましょう♪

 

エレカシのコンサートを見れば見るほどに、
もっと見たい!!!!観たい!!!!
と自分の想いが解き放たれていく気がします。
歩き出す力。この足で前に、前に向って進んでいく。
彼らはいつも大切なことを教えてくれる。
音楽を通して人生の何たるかを教わっている気がする。


(終)

 

 

 

…以上が大阪野音当日のライブ後と深夜バスで書き起こしたレポ、そして数日後に追加した感想です。

 

いやーーーー……何だこれ?

ちょっと詳細すぎて謎

自分でめちゃくちゃ謎……

これ、公演中にメモしているわけではないのですよね…なぜこんなに覚えていたのか……

 

石くん
・今日はサングラス外さないね!
(のちに確かみやじが外した)

 

とか、自分でも忘れていたし笑ってしまったよね。外すんかい。

 

【個人的に思ったこと】
セットリストの流れが、まるで花のようだった。
よくできた構成だなと思いました。

 

何目線だよ……ほんとにすみません。

よくできた構成なのは あ・た・り・ま・え!!

エレカシだから!!!

 

20代の記憶力ゆえというのもあるだろうけど、

とにかくもう……本文にもあった通り「覚(憶)えたい、覚えていたい」気持ちが強すぎたのだろう。

 

書く、覚える、吸収する以外の…極端な話、「それ以外の何もかも」を犠牲にして

彼らのステージと向き合っていたのだと思う。

 

今だって、向き合うときは時間や気持ちを「預ける」けどね。

うん、犠牲にするというより、ステージに預ける感覚かもしれない。

でもその「預ける」時間が、あの頃は今より格段に多かった。だから、犠牲。

すこし、羨ましいなと思う。

 

 

セットリスト、今見るとより垂涎ものな気がする。

遠い浜辺とか………またやってほしいな……

そして『新しい季節へキミと』、この日に初めて聴いたのだな。

聴き取れた歌詞がとても印象に残って、だからメモに残したのだろう。

いつのまにか、涙が出るぐらい大好きな曲になった。

 

今年の野音ではとにかく喉が心配だったけれど、現在は回復してきたとの情報もあったし一安心。

今年の夏も、きっと各地で最高が更新される。

楽しみに、迎えましょう。

 

ではでは、10周年企画(?)にお付き合いいただきありがとうございました。

結構自分でやっていて面白かったので、また昔の話載せるかも。

ところで 10年前の自分が書いた文章の最後、

結構気に入っています。


「音楽を通して人生の何たるかを教わっている気がする。」

 

今でもこの気持ちは変わっていない。

【ダサいだけじゃないぞ】今こそDA PUMPを聴こう!5/6舞浜アンフィシアターの感想とかいろいろ書いたよ

今年の春頃からなぜかDA PUMPのライブを観たくて仕方がなく

ゴールデンウィーク最終日、ついに初DA PUMPを体験するために舞浜まで行ってきたのだが

なかなかブログでの報告ができなかった。

書きたいことがありすぎて困っていたのだ。

とりあえずイベント後、眠る前にたくさんメモ書きをした。


そしてブログを執筆途中で温めている間に、世間ではDA PUMPの新曲のダサさと妙な中毒性が話題になっていた。驚いた。

 

 

それは私もイベントで困惑した新曲だった。

 

 

そして先日、ついに新曲のダサさがyahoo!トップでまで考察されるという現象にまで発展した。
そんなばかな。

 

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謎の新曲て!

 

 

正直、突然DA PUMPが気になっただけなのに

急に似たようなタイミングで世間がDA PUMPに気づいたので混乱している。

(私がDA PUMPを思い出したのは新曲発売の告知前、ほとんど露出がない頃である)

 

いろんな人がDA PUMPに気付く手助けに少しでもなれたらいい、という希望を胸に

ライブレポと「今こそDA PUMPを聴こう!」という推し記事を書くつもりだったのに、

たくさんの人が既に気づいてしまったので声を大にして伝えることもない気がしてきた。

 

でも、ニュースへの反応が概ね好意的で嬉しいし

ISSAやメンバーのDA PUMPもやはり伝えておかねばならないので私はブログを書きます。


しかもなんとなんとこのyahoo!トップ記事、
私のSNSも無関係ではないかもしれない…!?

というミラクルな事態にもなっておりまして。
その話は、最後にまた改めて。

 

DA PUMPとの出会い、そして感動

【突然DA PUMPの魅力に気づく】
3月下旬、別れのシーズンに私は出会った。
自分のつぶやきを引用する。

 

ある日突然ラプソディーインブルーを聴きたくなり、聴いたらまあ歌もダンスも上手すぎ顔も良いわで驚異すぎるだろと。

そしてメンバーすごい増えてて驚き、しかもISSA以外は別のメンバーで二重に驚いたが、今の彼らも良くて三重の驚きだよ。

 

そう、なぜか突然DA PUMPそしてISSAという逸材に気づいたのだ。


中学時代にチャートを賑わし、たまにワイドショーまで賑わせていたISSA。
もちろん存在は知っていたし顔は好きだったが、
今まで特別彼のこともDA PUMPのことも意識して生きたことがなかった。


しかし、終わらない夏♪君が変わった♪で恐らくある程度の層におなじみラプソディーインブルーがなぜか突然めちゃくちゃ聴きたくなり、
その経由で改めて過去の楽曲を聴いたり動画を漁ったりしたら……

 

いやいやいやいや、
歌、上手すぎだろ。ダンス、上手すぎだろ。


ISSA………すごくないか??
え?こんなにすごかったのか………


と、語彙力を失うほどに感動してしまいまして。

 

歌はもちろん、またDA PUMP、曲が良い。全部良い。
カラオケでラップ部分がやたら大人気のif… も良いけど、他の曲も本当にいいな。
あの頃はそれが当たり前だと思い平然としていたけれど

DA PUMP、こんなにカッコよかったのか……

 

しかも特筆すべきはISSA、

踊りながらあの歌唱力なのか?
おかしいだろ。上手すぎる。
そんなことが可能なのか。
え。しかも今39歳???


どれだけ努力してこの声とダンスを維持しているんだよ……………

 

 

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とはいえ、Apple Musicや検索結果で見たDA PUMPの写真(※現在は別の写真に変わっています)が

私の知っているDA PUMPと全然違って正直面食らったし
調べてみたらISSA以外のメンバーは全て新メンバーでまた衝撃を受けたけれど
DA PUMP関連商品(新体制後)のAmazonレビューの熱量が異様に高かったこともまた興味深かった。

 

たとえばこの作品へのレビュー。

 

 

LIVE DA PUMP 2016-2017
 

 

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最近のDA PUMPに対して、星5つ!

 

 

少し昔の作品も絶賛されている。欲しい。

 

 

DA PUMP LIVE 2009 THUNDER PARTY NUMBER9 [DVD]

DA PUMP LIVE 2009 THUNDER PARTY NUMBER9 [DVD]

 

 

で、これに対するレビューにはですね…

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DA PUMPが存在しないことになっていると激しい怒りを感じる声まであるわけです。

 

こんなに熱いメッセージの数々、

受け取らないわけにはいかないではないか。


よし、新体制DA PUMPの動画を再生だっ!

 

〜再生〜

 

 


いやカッコよすぎだろ。

 

ISSA、え、いくつだっけ?
え?むしろ昔より声が出ていませんか?
なんなの?この伸びやかな美しいハイトーンボイスは???
そして、ダンスのレベルがみんなめちゃくちゃ高い…………

 

ええー……
そんなバカな。
こういう音楽にも、こういうB系?なスタイルにも
私、全然興味が持てないはずなのに……

気がつくと動画を何回も再生している。

 

DA PUMP……やっぱり超カッコいいよね!?

 

このPVは3年近く前のようだけれど、

そしてこれ以降今まで新曲は出ていなかったようだけれど
これは絶対にライブを観なければ!と使命感に燃えていたところ、
さらにこんな動画を見つけた。

 

 

ええー…?
そんなバカな。
DA PUMPが、ISSAが、
ショッピングモールでライブをしている……?
後ろにエスカレーターがある、のほほんとしたスペースで…?
しかも、大名曲のif…を歌っている……

 

しかも、生歌、めっっちゃうめえ………………

 

しかもしかも、1分5秒あたりから突然音声が途切れたのにすぐに立て直したISSAまじかっけえプロフェッショナル……………

 

みんなのダンスも、ショッピングらしからぬ本気……


私はいろいろな角度から驚愕した。

 

ショッピングモール自体を否定するわけではないけれど
観客とパフォーマーが同じ目線となるステージで観ていいレベルじゃないだろう、これ。
彼らは……彼らは、もっと高いステージから、

観客と距離を持って、ハイレベルなパフォーマンスをするべき存在だよ…?

 

いや…でも、「そんなことは何でもいいだろう」とばりに
どんな場所でも最高のパフォーマンスをお届けするのがDA PUMPのいいところなのだろう。

 

って、ISSA本人がちゃんと語っていたわ。

 

f:id:megumirai_words:20180520225516j:image

(ブログのキャプチャ)

 

…ISSAってもしかしたら、イメージよりもっとちゃんといろんなことを考えている人だったのかもしれない。
(これまでどんなイメージを抱いていたんだ)

 

しかし、このハイなクオリティよ。
生で観なくてどうする!?
次にチャンスがあれば逃してはならない。

だってこのリリースの空きから想像するに、
次何かイベントがあったら行かないと
その次いつやるか分からないぞ。

 

そんなラプソディーインブルーは突然に的なきっかけ後、程なくしてイベントに出演することを知り
「チャンスはここだ」と抽選に応募した結果、めでたく当選したわけである。

 

 

イベントの偏ったレポと感想

 

【全出演者の中でトリを務めたDA PUMPだったが…】

この日舞浜アンフィシアターで一日2回に渡り行われたイベントは、DA PUMPの他にも三浦大知w-inds.、Leadなど

ダンスと歌で魅了するライジングプロダクション所属の男性実力派アーティストが出演していた。

どうやらライジングのお祭り企画で、今年で2回目の開催になるらしい。

イベントのタイトルは5月の風

エレカシファン的にはザワザワするタイトルなのだが(エレカシには四月の風という名曲がある)、とりあえず話を進める。

ちなみに私は昼の部に参戦した。

 

この日のDA PUMPはいちばん最後に登場した。そう、トリだった。

キャリア的にも成果的にもそれは当然のように思えたので、

出演順が発表されていたわけではなかったが私は最初からDA PUMPがトリという前提でステージを観ていた。

 

先に言ってしまうと、イベントは最高だった。

めちゃくちゃカッコよくなっていたw-inds.

ダンスがキレッキレのLead、

全員歌える期待の新人BuZZ、

今乗りに乗っている、世間がやっと魅力に気がついた三浦大知

DA PUMP(本命)の後輩である彼らのステージ自体が既に素晴らしく

本命前から私は「来てよかったー!!ライジング最高じゃん!」とかなりの満足感を得ていた。

 

そして満を辞して登場したはずの本命DA PUMPの姿に、私は一気に混乱した。

 

 

〜会場スクリーンにDA PUMP登場の案内〜

 

会場「キャー(ペンライト)←私は想定していなかったのだがペンライトがあったのです」

 

私「(ついに来たああ!ハイクオリティなパフォーマンスで一見さんをも虜にするはずDA PUMP!ステージで進化を証明するDA PUMP!流行りとかに流されない硬派でストイックDA PUMPの登場だ!!)」

 

 

DA PUMP登場〜

 

f:id:megumirai_words:20180520180651j:image

 

 

…………?????

 

えっ誰?

えっISSAどこ???

 

そう、まさにこの新曲のジャケット通りのカラフルな出で立ちで登場したのですよ、硬派でストイック(と私は思っている)なDA PUMPが。

 

あれ、なんか私の記憶とまたちょっと違う雰囲気だな??

頭上にはハテナのマークが浮かぶ。

 

正直、この出で立ちはどの出演者と比べても異彩を放っていた。

後輩たちのあのクールでハイクオリティなパフォーマンスの後に満を辞して登場したみんなの先輩DA PUMPが、

このような我を忘れた、DA PUMPのカラーを忘れたかのようなカラフルだったときの衝撃がお分かりになるだろうか?

 

〜20秒後ぐらい〜

「あ…あのツイードみたいな、これからダンスをするとは思えない服を着ているのがISSAか……よかった、ISSAいた…」

 

しかし曲が始まる前になんとかISSAを見つけた私。

気を取り直して、いったん衣装のことは忘れて、DA PUMPのパフォーマンスに集中することにしたのであった。

 

【セットリスト】

この日のセットリストはこんな感じ。

 

1.ごきげんだぜっ!

2.SUMMER RIDER

MC、確かここでメンバー紹介

3.U.S.A

4.if…

5.we can't stop the music

 

ていうか、5曲だけだったのだな!?

そうは思えないほど充実したライブだったよ……

だって、見て分かるよね。

このセトリ超おいしいでしょ??

たった5曲なのに、初めましてと久しぶりと今の俺らと最高の盛り上がりナンバーが全部入っている。

常にDA PUMPDA PUMPの武器を全部使い全力でライブに挑んでいることが伺えた。

 

【衣装の謎 < ごきげんだぜっ!のパフォーマンス】

え!?

いきなりどきゅーん!ずきゅーん!!胸撃つまなざしはかなり挑発的な奴になってくれるんですか!?!?!?

 

私の知らない出で立ちのDA PUMPが、私や客席が大いに知っている名曲を披露しはじめ

さっそく会場の空気をDA PUMP色に染め上げた。

 

ISSA…!!!暑そうなジャケット着てるけどやっぱ最初からめっちゃ歌上手えええええ!!!!

てか何でこんなに声が出るの!?

 

初めてのISSAの生歌に私は感動した。

ISSAが踊っている、ISSAが歌っている!

踊っているとは思えないほどの歌唱力で、高音も素晴らしい!!

そして楽しそう!!歌っているISSA、輝きが違う!!!

名曲を聴けた感動よりも、正直ISSAの歌声への感動が勝っていたと思う。

もちろんダンスも嬉しいのだが、

とにかくこの歌声は唯一無二だろうが!!!ぜえはあ。

 

そしてメンバーのパフォーマンスも、衣装のことは忘れてさっそく素晴らしい!!

ステージ狭しとみんな踊る踊る。

プロだ。プロのステージだ(当たり前なのだが)。

 

これだよ!

これを観に来たんだよ私は!!

 

1曲目からテンションはダダ上がりだ。

ライブ後の自分のつぶやきにその興奮が現れているので引用したい。

 

DA PUMP、昔とメンバーの顔ぶれ全然違うし、ステージ出てきたとき服の個性がバラバラすぎてISSAどこにいるのか最初分からないぐらいだったが 歌とダンスが始まると何でもどうでもいい。

このときのために来た。この彼らを観るために来た。あれは芸術だ。ISSAの歌声はソウルフルだ!

 

そして惜しげもなく、超名曲のif…、ごきげんだぜっ!を披露する潔さ。

またISSAの声がすばらしい。あの頃より出てませんか?ミュージカルで鍛えてるから?ってぐらいの歌の安定感…しかも踊りながら…口パクやったことないんだろうな。

ISSA、チャラい面ばかりクローズアップされるけど、努力家だろ…😭

 

そう、本当に曲とパフォーマンスが始まってしまえば何でもどうでも(と言うと誤解を招くかもだが)良かった。

ワケの分からない出で立ちのインパクトを超えるパフォーマンスを、彼らはしているのだから。

 

ごきげんだぜっ!が終わると

そのままSUMMER  RIDERという、私が知らない曲に突入したのだが

その曲ももちろん、困惑より勝るのは圧倒的なカッコよさだ。

 

既に衣装のことは気にならなくなっていた。

 

【MCに見るメンバーの個性とISSAのDA PUMP愛】

さっそく感動的な話挟みますけどいいですか。

 

素晴らしいパフォーマンスをいったん終え、気さくに話し始めるDA PUMP

みんなの熱気が!とか、盛り上がってますかー、とか、ISSA声高いなー(私の心の声)、とか、

まあ正直無難な話題が中心のMCではあったのだが、どうしても知ってほしい話があるのです。

 

それはメンバー紹介時のことだった。

またしても自分のつぶやきを引用する。

 

メンバーそれぞれ自己紹介するとき、他のみんなは面白おかしく「現場監督です」「チェックマンです(?)」「スノボ大好き(?)」とか枕詞つけたのに、

ISSAったら空気を何も読まずにDA PUMPのISSAです」って言ったの。最高だよ。ISSAを形容するものはDA PUMPなんだよ。20年そうなんだよね

 

 

ーどう思いますか??

え?何がって?

いやいや。ISSA、DA PUMP好きすぎだろ、DA PUMPでいる覚悟がすごすぎるだろと感じませんか?

 

誰もがDA PUMPのISSAと分かっているのに、メンバーが面白おかしい言葉を探しているのに、

ISSAは何の迷いもなくDA PUMPのISSAと口にしたのだよ。

それがどういう意味を表すのか。

 

 

その日のメンバー紹介は、みんな自分の衣装の色や雰囲気をネタにしながら進んでいったものだった。

特に覚えているのはこの方の自己紹介。

 

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U-YEAHさんと書いて「ゆうや」さんらしい。

私は読み方が分からない間「ウーイェーイ」と陽気な感じに変換して覚えていた。申し訳ないと思う。

 

そんなゆうやさんの自己紹介。イェーイ。

 

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「(低い声で)どうも……現場監督です。」

 

ぶっ!!←私

 

「(低い声で)今日は、皆さんが安全に家に帰れるように現場をしっかり守りたいと思います……(ニュアンス)」

 

(^∇^)(^∇^)(^∇^)(客席)

 

いやいやいや、良いキャラすぎるでしょ。

ゆうやさん、絶対いい人でしょ。

もうこの時点でゆうやさんのこと好きになったわ。

 

と、他のメンバーもそんな感じで

完全ネタ意識で繰り広げられた自己紹介。

 

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Supremeの人(TOMOさん)がスノボをネタにしてみたりね。いいでしょ。

 

「現場監督の後とかやりにくいわ〜(笑)」とか言いながらゆうやさんの後もメンバー紹介が続く。

DA PUMPってば、気さくー!

と、一気にメンバーとの心の距離が勝手に縮まったわけなのだが

最後に口を開いたISSAは至ってマジなISSAだったのである。

 

DA PUMPのみんな「(Supreme)スノボ大好き!」「イエロー担当でーす」「…現場監督です」「やりにくいわ(笑)」

 

ISSA「DA PUMPのISSAです。」

 

どうですか?

ISSA、まじめ。全然空気読んでない。

そんなんただの空気読めないキャラかもしれないけど(えっ)、いやいや、DA PUMPを背負って生きてるとしか思えないでしょう。

 

確信したのは次のセリフを聞いたとき。

 

 

ISSA「20年、DA PUMPのリーダーやらせてもらってます。」

 

 

泣くだろうが。

 

 

(自分のつぶやき)

その後続いた言葉が「20年DA PUMPのリーダーやらせてもらってます」だよ!?私はこの話(※)を事前に知っていたからもうISSAに感情移入しまくり。

ISSAはインスタもあまりに飾らなさすぎるし、私の好みの格好でも音楽ジャンルでもないはずなのだが、それでもISSAは、DA PUMPはカッコいいのだ。

 

どう思いますか!?!?!?

分からないテンションかもしれないが、私は今も泣きそうだ。

これはただのメンバー紹介ではない…

ISSA以外のメンバーが全員入れ替わっている波乱万丈のDA PUMPが、それを隠さないISSAによってますますドラマチックなグループになってしまったという事実。

 

私にとって、それはDA PUMPの持つ物語性を端的に、一瞬で感じられる自己紹介だったのだ。

心を掴まれないわけがないだろう。

 

つぶやき引用に出てくる「この話※」とは、ちなみにこれのことである。

 

良いインタビューなのでぜひ読んでほしいのだが、特に見てほしいのが次のくだり。

 

「僕がDA PUMPを名乗り続ける理由」

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(インタビューキャプチャ)

 

「お前がいる限りDA PUMPで良いんだよ」

 

 

社長ー!!!!!!!!(涙腺崩壊)

 

 

そういうことなんですよ。

ISSAが自らをDA PUMPと名乗り続ける理由は、そういうことなんですって。

ISSAの感覚も世間と同じ。DA PUMPと名乗ることを悩んでいた。

そこを乗り越えて今のISSAがあるのだ。

 

泣くだろうが。

 

それを踏まえてこの文をもう一度読んでください。

 

ー ISSAったら空気を何も読まずに「DA PUMPのISSAです」って言ったの。

 

ー その後続いた言葉が「20年DA PUMPのリーダーやらせてもらってます」だよ!?

 

あなたももうISSAに、

そしてDA PUMPの物語に感情移入しているはずだ。

 

 

【問題の新曲を聴いたときの気持ち】

「新曲やります!」

ファン(拍手と歓声)


その日のイベント前には新曲『U.S.A』初披露!と告知が行われていた。
私の第一の目的は「とにかく今のDA PUMPのパフォーマンスが観たい、あと昔の曲も聴けたら最高」だったため、

申し訳ないがライブ前に新曲について深く調べることはしなかった。

だから彼らがカラフルすぎる衣装で登場するとは思っていなかったし

予期せぬ服で人の見分けがつかずISSAを探すことになるとも思っていなかったし
ISSAのインスタグラムで書かれていた「いいねdance」も、何のことを指しているのかさっぱり分からなかった。

(ちなみにISSAのインスタグラムがあまりに地元の兄ちゃんのようなイカつ…飾らなさが目立つことにも困惑していた)

 

とはいえ、新曲をいち早く聴けるのはやっぱり嬉しかった。

 

新曲に対する思い

■Before
「いいねdanceの意味はよく分からないけど、きっと楽曲は世間がまたDA PUMPの魅力に気がつくような超絶カッコいい曲になっていて、勝負をかけるのだろう。楽しみだな〜〜!!」

 

ライブを観る前はそう思っていた。

 

しかし新曲を体験したあとの私の感情はこれだった。

 

■after

「今のはいったい?」

 

…いや、さすがにこれだけだとひどいな。

もう少し詳しく経緯を紹介したい。

 

第一段階
「ユーロ……ビート……?」

うん。めっちゃユーロ。

 

第二段階

「カモンベイビーアメリカ……カッコ…よさ……?え、なんか期待してた雰囲気とちが……」

うん。めっちゃアメリカゆうてるよね。なぜアメリカ?

 

第三段階

「でも…でもやっぱめっちゃ歌上手ええええダンス上手えええええISSAカッコいいいいい、カモンベイビーアメリカ!!!いいねdanceもなんか楽しくなってきた!!!

これを人はナチュラルハイと言う。

 

最終段階

「…楽しかったけど、私はいま一体何を観ていたのだろう?」

私が今見たのはDA PUMPなの、だよな?

 

カオス。いやでもほんとこんな感じ。

 

なんだかすごいものを見た気がするのだが、具体的に何がどうすごいのかその場で説明することができない感じ。

あっけにとられた、とでもいうのか。

私の予想していたDA PUMPとはたぶん、だいぶ違う。けど、けど……

なんだかすごく印象に残る…………

 

少しの残念感と、なぜか生まれた高揚感。

え、なに、この気持ちは?

 

正直、聴いた当日に「新曲最高!」とつぶやけるテンションではなかった。

でも今はこう思う。

 

もっとちゃんと、穴のあくほどステージをガン見しておけばよかったと。

 

 

気がつけばあの日以来、あの新曲について考えてしまっているのだから、と。

 

 

うん、たぶんみんなが初めて新曲のPVを観たときの感じとほぼ同じと思ってもらえればいいと思う。

 

 

この気持ち、カモンベイビーアメリカ後の皆さんとなら共有できるはず。

 

ちなみに、動画のコメントで私の気持ちを代弁してくれている人がいたので貼らせてもらう。

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うううう、そうそう。まさにこれです。

 

 

【「いいねdance」でもDA PUMPの価値は失われない】

例の振り付けにも言及しておこう。

 

ISSA「サビの振り付けをみんな一緒にやってほしくて。超簡単です」

曲を披露する前にDA PUMPとISSAが説明を始めた。

 

DA PUMP(要約)「サビのカモンベイビーアメリカ♪のときに、手をいいね!の形にして耳横で振ってください。これだけです(笑)」

 

いいねdance、これのことかー!!!!!

確かに超簡単!!!

 

みんなで楽しめるようにこんな振り付けを入れるなんて、DA PUMP優しいかよ…と思いつつ、しかし少しだけ複雑な気持ちもあった。

 

だってDA PUMPなら、みんなが絶対に真似できないような超絶難しいダンスを全員が披露できるはず。

それなのに誰でもできるいいね!の振り付けなんて………

DA PUMPブランドの価値は……?

DA PUMP………それでいいのか!?

 

まあとは言えせっかくならその空間を楽しみたいので、

私も一緒にいいねdanceをしたのだが。

 

〜曲回想〜

 

DA PUMPカーモンベイビーアメリカ!!!(一斉に手をいいね!!)」

 

客席

b b b b b ×無数(一斉に手をいいね!)

 

………

 

 

あれっ……楽しい………?

 

 

そう、やってみたらなんだか楽しくなってきちゃったのですよね。困った。

 

先ほどのafter第三段階あたりで芽生えた感情とも言えるけれど

複雑な思いとかどうでもよくなるほど、その場の空間を楽しく支配する

全力で謎のダンスをするDA PUMPがそこにいた。

 

DA PUMPというブランドの価値?

それは他の瞬間で十分補える。

彼らは今、新しい挑戦に本気で取り組んでいる。

あんなにパフォーマンスに優れたDA PUMPが、みんなで楽しめる瞬間を本気で作り上げようとしているのだ。

いいねdanceはその試みの象徴…

このDA PUMPも、やはりDA PUMP…!

 

むしろ、新たなる価値が生まれた瞬間だったのだ。

 

 

まあ実際にライブを観ているときはそこまで深く考えていなかったですが。

カモンベイビーアメリカはね。

後から「来る」んだよ…。

 

【しかし、ISSAの言葉に妙にツボるのはなぜ】

そうそう、あとこの話もしておきたい。

新曲を紹介する際のISSAのMCである。

いきますよ。

 

 

ISSA「3年半かけてね、練りに練った曲が……U.S.A、という。」

 

 

……どういう意味!?!?

このくだり、なんだかめっちゃ笑ってしまいそうになったのだが。

 


もしかしたら、自分でもなぜ突然のカモンベイビーアメリカなのかと思ったのかもしれない……?

つーか本人もよく分かっていないのかもしれない……?

そんな過去が伺える、でも冗談なのか本気なのか分からない、不思議な喋り方だった。

え、超好きなのですけど。 

 

「なぜアメリカなのか」という客席のツッコミ待ちだったのか、

それとも本当に練りに練った、会議を重ねに重ねて生まれた曲だったのか。

 

今はISSAの解読は難しい、とだけ言っておきたい。

 

【貫禄の大名曲へつなげるDA PUMPの強さ】

そんな感想が支離滅裂になる新曲を経て聞こえてきた前奏に会場中が沸いた。

 

 

チャラチャラチャラ…♪チャラチャラチャラ…♪(もっといい表現はないか)

 

 

うおお!!

『if…』だー!!!!!

 

 

そう、ついにあの名曲を生で聴けてしまったのである。いいだろ。

おおお、DA PUMPがあの曲を目の前で踊り始めたよ!!

もちろん客席からはワッと歓声。

 

DA PUMPといえば外せないこの曲を惜しげもなく披露してくれるなんて、好感しかない。

 

過去のセトリを辿ったときも、ほぼ確実に演奏されている曲はif…だったので

たぶんISSAが累計でいちばん歌っている曲なのだと思っているのだけど

ISSA、全然飽きてない。

当たり前だけど、全然飽きずに歌ってくれている。

ISSAの伸びやかなボーカルが、当時のCD、いやそれ以上の正確さを持っている。

響き渡るISSAの声、会場中の高揚、

そしてメンバーの丁寧なダンス。

なんと素敵な空間よ……

 

元祖if…を作り上げたメンバーはもうISSAしか残っていないわけだが、

今のメンバーたちが丁寧に愛着を持ってif…と向き合っていることが感じられるダンスだった。

ますます好感が持てた。

 

さらにif…の後、ラストにあの最高なwe can't stop the musicを持ってくるなんて

イベントは大成功の道しか辿らないわ。

覚えてますか?

あの、拳を突き上げてDA PUMPが歌う力強い名曲ですよ。

ISSAがアフロ風だったあの曲ですよ。

もちろん会場中が拳を突き上げて「ウィーキャンストップザミュージーック!!!」ですよ。

 

 

We can′t stop the music

We can′t stop the music

 

 

 

そんなこんなで、イベントは最高潮の盛り上がりを迎えたまま終了したわけである。

 

はあ、やっと振り返れた。

 

 

DA PUMPステージの総括】

ここでも自分のつぶやきを引用したい。

 

トリのDA PUMP、正直最初は客層的に三浦大知のファンが多そうだったから不安だった。

でもさすがにみんなDA PUMPのことは知っているしあの名曲で心鷲掴みだし、「やっぱりISSAはカッコいい」みたいにつぶやきながら帰る人もいたし結論、みんな観たらISSAに目を奪われる。ISSAという絶対的アイコン。

 

正直たぶん、客席に多かったのは三浦大知のファンであった。

それは恐らくここにいるみんなが分かっていた。

紅白にも出演し、今まさに旬な三浦大知

彼の登場前、この日一番の歓声が上がった。

 

三浦大知本人も、パフォーマンスはもちろんMCまで気さくで謙虚でとても好感の持てるアーティストだったので

ファンの多さで負けたとかそんな話をするつもりは全くない。

そうではなくて、そんな会場の空気が最終的に「やっぱりDA PUMPいいね」「やっぱりISSA上手いな」でなんとなくまとまっていたことを伝えたいのだ。

それはとても驚異的なことのように思う。

 

単にヒット曲を聴けるおいしさだけではなくて、

今でも、むしろ今がすごいDA PUMPとISSAを目撃することで、DA PUMPの価値が各々の心の中にその場で再構築される感じ。

 

ああ、やっぱりDA PUMPはすごいねという共通認識が、観ている人にどんどん伝達されていく。

 

たった5曲のステージだけど、私が感じた不思議な感情。

それは例えれば、

なんていうんですか幸福感?

 

まあそれはきっと、

分析できないフォーリンラブだけどもね。

 

 

Feelin' Good -It's PARADISE-

Feelin' Good -It's PARADISE-

 

デビュー曲からめっちゃ良いよなあ。

m.c.A・Tさんありがとう。

 

【記念写真館】

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まさか私がISSAのサイン入り写真を手にする日が来るなんて。


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風の強い日でした。

 


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せっかくの舞浜なので、ディズニーに行ったフリをしました。

このチョコチップクッキーはマジでおいしいよ。

 

【バズったときのファンの反応が素晴らしかった】

ジャケダサいが話題になった当初も、世間の反応は「でも上手いよね」「逆にカッコいい」「ハロプロ」など割と好意的(?)なことに胸を撫で下ろしたが

そのときのファンの反応が

「ジャケがダサいって話題!?いいんじゃない!?

「このままどんどん話題になれー!」的なポジティブムードだったことも補足しておきたい。

 

「ジャケはダサいですがダンスと歌は本当にカッコいいんですよ(^-^)」とU.S.Aの舞浜ライブ映像を紹介するファンも現れたが、

ダサいと言われていることに怒っている人はいないように思えた。

むしろ、これをチャンスとばかりにファンは一斉に営業を始めた感じだった。

本当に寛容で素晴らしいと思った。

 

ファンはずっとDA PUMPの良さを広めたい、広まればいいと思っていた。

そのチャンスをずっと探していた。

 

「ネタにされてはいるけど、disられてはいない」

 

話題の本質と可能性を早くから掴んで信じていたのがさすがだなと思う。


私は、実のところバズる前は不安だった。

この不思議な新曲がもしネット民に見つかったらどうなるのだろうと。
今のDA PUMPを知らない人たちが面白おかしく取り上げるのかな?実力派なのになあ、と。

〜予想していたdisり〜
DA PUMP迷走」
「メンバー増えすぎ」
「いいねdanceとかw」

「見ていて悲しくなる」

…でも、妙に耳に残ることは間違いないし
パフォーマンスのクオリティは衰えていないどころかむしろ進化しているし
その事実に気づいてくれたら大丈夫かもしれない(?)とも考えていた。

 

その「大丈夫」が現実になって本当に良かったと思っているけれど

同時に、私の考えが浅はかだったことも分かった。

 

もっとDA PUMPのポテンシャルを信じ切っていればよかった!ごめんよDA PUMP

まだまだだなー、私!

 

 

yahoo!トップ記事の不思議な縁】

最後に冒頭で紹介した記事の話について。

 

 

これはU.S.Aがハロプロファンにウケているのはなぜか?という考察を

あるハロオタユーザーへの取材の元、超細かく分析した良記事である。

 

そしてこのあるユーザーの方というのは、実は私が最近つながった音楽好きのフォロワーさん  ( @3am_sp )である。

前記事の小沢健二ライブレポへの感想をくださった縁で相互フォローをすることになったのだ。

 

 

記事に知っているアカウント名が出てきて本当に驚いたのだが、

驚きはそれだけでは終わらなかった。

 

なんとそのフォロワーさんからこんな言葉をいただいたのだ。

 

 

DA PUMPを勧めてくださりありがとうございました」

 

 

え?

あ、確かにカモンベイビーアメリカについてリプでやり取りしましたね!

でも、それが…?

 

「自分がU.S.Aを観たのは、確かめぐさんのRTからだったと思います」

 

!!ええ!!!!!そうだったのか。

私のDA PUMP推しタイムラインで見つけてくれたのか!?

 

「まさか小沢健二ロスがこう転ぶとは…笑」

 

いやいや、本当に私も全然予想していなかったですよ。

 

 

どうやら、私がDA PUMP関連のツイートをしたりRTをしまくっているのを目撃してくれたのがきっかけでカモンベイビーアメリカにハマり、

そこからもうハロプロじゃないか(?)と閃き、あのハロプロ考察に発展してくださった模様。

 

 

えええーーなんてつながり!

まさかそんなところから新たな沼とファンコミュニケーションが発生するなんて……

これぞSNSの醍醐味ではないだろうか。

私もハロプロのトンチキ要素好きなので嬉しい。

泡沫サタデーナイト!とか最高だよね。

 

 

しかし、なんでも書いたり紹介してみるものだな。

メモ魔の自分を少しだけ肯定できる気がした。

 

DA PUMPのみんな、面白いきっかけをくれてありがとうね!!

 

【おわりに】

皆さん、DA PUMPはいいですよ。

カモンベイビーアメリカも最高ですが、if…もラプソディーインブルーも他の曲も最高ですし!

私もまだまだ追っている最中ですが、

今こそDA PUMPの魅力にどんどん気づいていきましょう。

 

今も昔もDA PUMPはすごい。

ISSAが守り抜き、新たな境地に辿り着いたカラフルなDA PUMP

これからも見守っていこうぜっ!そう、ごきげんにね。

 

 

▼ちなみに、今後予定しているイベントはこちら!

詳細はオフィシャルへ。

 

6/6 (水)【東京都】
池袋サンシャインシティ噴水広場


6/7 (木)【千葉県】
ららぽーとTOKYO-BAY

6/9 (土)【神奈川県】
たまプラーザ テラス ゲートプラザ1F フェスティバルコート

 

|DA PUMP OFFICIAL WEBSITE

 

 

【小沢健二ライブレポ】ぼくらが旅に出る理由は、オザケンの魔法を信じ続ける幸せを知ったからだろう(5/2武道館)

フジロック以来の小沢健二を観てきた。

去年私がフジロック行きを決めた理由の95パーセントは何を隠そう「小沢健二を観るため」であったが、

またこんなに早く小沢健二のライブを体験できることになるなんて、まだまだ魔法は続いていたらしい。

 

【開始前・お祭り屋台】

「春の空気に虹をかけ」

#春空虹 と呼ばれているらしい今回のステージ。

あいにくこの日の夜は雨模様だったものの、

ゴールデンウィークにぴったりなタイトルだ。

早々にチケットを手に入れてくれた友人と会場前で落ち合う。

 

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「グッズのシャボン玉、買いだな」

「7色ライトも絶対に欲しい」

フジロックのライトは金色だった」

「歌詞Tシャツ欲しいけどウサギTも気になる」

「本とは」

高いテンションでまずは物販コーナーへと赴くも

「シャボン玉、ライト、売り切れです」

ええっ…

「じゃあウサギT」

「そちらは全サイズ完売です」

ええ……

「歌詞Tシャツは」

「こちらのLサイズのみです」

えええ……

「長袖シャツはございます」

うう…今日はTシャツの気分なんだ……!

 

フジロックのときもほとんどのグッズが早々に完売したようだけれど、武道館でもなのか。

すごい人気だ。小沢健二の威力と物販セールス状況にまた驚かされる。

 

「ほ、本はあるぞ…立派な…本が」

「…1冊ずつ買おう」

「うん。中身はまだよく分からないけれど…」

私は迷った末に赤を選んだ。

 

そして、せっかくなので

「長袖シャツください」

「LサイズのTシャツもください」

友人は長袖シャツを記念に購入し、

私は大好きな『ラブリー』の歌詞が入ったピンク色のTシャツをわざと少し大きめに着ることを決意した。

 

お祭りの屋台で過ごすような時間を経て、

いよいよ本会場となる魔法の世界へと足を踏み入れた。

 

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(いったいなんて書いてあるのだろうか?)

 

【ステージと一体化する魔法の席】

「え!ここ、ステージの真裏じゃん!!」

チケットに書かれた案内を元に辿り着いた場所を見て友人と私は笑いそうになった。

そう、そこは予想外の「ステージにいる人の背中を見ながら客席のみんなの顔を見る、もうひとつの客席」だった。

「後ろ姿しか見えない…けど……近ッッ!!

そう、そこは「後ろ姿である代わりにめちゃくちゃ近いよ、オマケつけといたよ」と言わんばかりの

距離感としてはかなりの良席でもあったのだ。

 

大体の人はそりゃ真正面からステージを見たいと思うだろうけど

私はそんなに落胆していなかった。

なぜなら私の身長は四捨五入して152センチ。

アリーナ席の後方なら、まず間違いなくステージが「なんにも見えない」のだが

真裏なら確実に「姿は見える」から、寧ろいいかもしれない。助かった。

それにこの位置。まるで「小沢健二のバックバンドの一員かのような席」ではないか……

しかも私たちの席位置は完全にセンター。

ステージのセンターから、小沢健二のパフォーマンスと客席の様子を目撃できる……?

バックバンド視点か、あるいはスタッフ視点か?

どちらにしても(※どちらでもない)

こんな体験滅多にできない!

それに彼らはどんな席の人でも楽しんでもらいたい、と絶対に何度か後ろを向いてくれるだろうし(染まった大人の考え方)、大丈夫、顔は見られる。

ワクワクしながら時を待つ。

 

ちなみに開始前、同日小沢健二を観に行くと話していた同僚から

「ステージ真裏の席でした」とLINEが届き、さらに笑いそうになった。

待て、それめちゃくちゃ近い可能性あるから。

 

【魔法の時間が始まった】

ステージが始まる合図、客電が落ちたときの光景に息を飲んだ。

「めちゃくちゃきれいだ………」

売り切れたグッズである7色ライトの光が、客席で一斉にキラキラと輝きだした。

さすが売り切れただけあって、みんながサクラなのではないかと言いたくなるほどの光の量。

その光景は夜の川に咲く花のような、

野外フェスティバルで見るかのような解放感のある輝き。

ステージの真裏から、そうつまりステージから見る景色とほぼ同じ景色を私は目撃したわけで

「ステージからはこんなに美しい光の川が見られるのだな」と

曲を聴く前から、本人が出てくる前から静かに感動してしまう。

 

そして、そのオープニングの時点で私はまさかの同僚の発見に成功。

「え、前列で誰よりも早く立ち上がっているあの人、同僚じゃん………」

本当にものすごく近い席にいたようだ。偶然すぎる。

 

【本当に満島ひかりが普通にいる】

いよいよステージに小沢健二、演奏隊の皆さんが現れたが

そこには本当にナチュラルに満島ひかりがいた。

このときはまだ、後ろ姿しか見えていないけれど

私から見て小沢健二の右側にスッと立っている彼女は、どう考えても満島ひかりだった。

華奢でスタイルの良い黒髪ショートカットの彼女。

あっさりしたTシャツに幅広のゴムシャーリングが施されたロングスカートというのか、ほぼワンピースのような様子をしたファッションに身を包んでいる。

友人「後ろ姿でもかわいい」

確かに。

 

〜回想・国際フォーラム1日目の出来事〜

その日はチケットが取れていなかったため普通に仕事をしていた。

 

「やばいです。国際フォーラム、とんでもないネタバレ見ちゃいました

「なに?どんなネタバレ?セトリじゃないなら聞きたい」

「言っていいですか?ステージに満島ひかりがいるらしいです」

「なんで!?!?」

 

…と、今回座席が超近かった同僚からのリークにより、

この公演に満島ひかりが来るであろうことは分かっていたのだが

本当にそんなに自然に登場するものなのだなと、ちょっと驚いた。

いや、最近一緒に何かをすることがちょくちょくあったり、フラグは立っていたにしたって。

小沢健二は二度目の目撃だったが、満島ひかりは初めて。

面白い組み合わせだなあ、でもなんか、分かるなあ、と思わせる力がある。

 

【セトリ】

音楽サイトから拝借。

ブログのタイトルにレポ、と書いてしまってはいるのですが
小沢健二の曲に関しては、正直に言うと知らない曲もタイトルがあやふやな曲もあるため(ごめんよ…)
特に印象に残った曲や言葉をお伝えしますね。

 

1.アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)
2.シナモン(都市と家庭)
3.ラブリー
4.ぼくらが旅に出る理由
5.いちょう並木のセレナーデ
6.神秘的
7.いちごが染まる
8.あらし
9.フクロウの声が聞こえる
10.戦場のボーイズ・ライフ
11.愛し愛されて生きるのさ
12.東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー
13.強い気持ち・強い愛
14.ある光
15.流動体について


アンコール

16.流れ星ビバップ
17.春にして君を想う
18.ドアをノックするのは誰だ?
19.アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)

 

【朗読からはじまる小沢健二のステージは今日も難解でファンタジー】
「小沢くん、インタビューとかでは何も本当のこと言ってないじゃない」

で、出たー!!!

明らかに物議を醸すはずなのに強行突破し作品として昇華させる小沢健二にしかできない表現方法の真骨頂、アルペジオの歌詞だー!!!

この日のライブはその歌詞の陽気な朗読(?)からスタートした。

 

小沢健二「小沢くん♪インタビューとかでは何も本当のこと言ってないじゃない♪!」

 

客席「小沢くん ( ˆoˆ )!!インタビューとかでは ( ˆoˆ ) !!何も本当のこと( ˆoˆ )!!!言ってないじゃない( ˆoˆ )(満面の笑み)!!!」

 

どんなテンションだ。

のっけから小沢健二のコンサートでしか見られない可笑しなやり取りだなあと思う。

現実とも空想とも捉えられそうなギリギリの世界で、リアルとファンタジーの狭間で

小沢くんが次に口にする言葉、口にするメロディを心から待っているにおいがする。

ちなみに私、「下北沢みん亭」のくだりが好きです。みん亭おいしい。甲本ヒロトの元バイト先。

 

【踊る小沢健二、踊らされるぼくら】

『シナモン(都市と家庭)』で触れずにいられないのは、やっぱりスーパーヒーローにヘンシンするときの振り付けだろう。

あの小沢健二、そして満島ひかり

後ろ姿でも超ダサかわいかった。

あの、本当に変身できるのだろうか?

と突っ込みたくなるぐらいのヘナヘナしたポーズは狙っているのだろうか。

いや小沢健二がシャキッとヘンシンポーズしていたら、そっちのほうが現実味がないのだけれど。

そしてその振り付けを楽しそうに再現するファン、私も含めて二重の意味で踊らされている…!!小沢健二ワールドにそそのかされている…!と思いつつ、そのたくらみには参加したほうが楽しいって知っているからやめないのである。

 

【メンバー紹介もメロディにのせて】

36人編成でお届けするという小沢健二のステージ。

メンバー紹介がまるで歌のようになっていたのが印象的だった。

ちなみにステージ真裏だったから分かること、

小沢健二満島ひかりの位置にはカンペ、いや台本と言いたい、のようなものがあった。

青い紙に詳しくいろいろ書かれていた模様。

私はメンバー紹介という歌を聴きながら

やっぱり小沢健二は頭が良いから、どんなに多くても全員の名前と呼ぶタイミングを暗記しているのか

と思っていたが、その最中にカン…台本に気がついて少しホッとした。

小沢健二も人間だった。

 

【LIFEのターンに見る、小沢健二ファンのふしぎな特長】

『ラブリー』『ぼくらが旅に出る理由』

この2曲は説明の必要がないぐらい、ここにいた人々にとっての合言葉的な曲だと思うし

客席の高揚感も説明の必要がないぐらい、想像がつくかもしれないけれど

私は三日経ってもあの会場の空気を一言で説明することができずにいる。

 

小沢健二のファンって、本当に老若男女という言葉がぴったりで

彼と同世代の男女はもちろん、彼より上の年代の方もいるし

親子で来ている方もいるし

どこから知ったのかな?と聞きたくなるほど若い女の子もいるのだけれど

ボリュームゾーンはやっぱり「小沢健二をあの頃通って来た層」なのではと思っている。

それなのに、会場の空気は

あの頃、あの曲を聴いていた90年代にみんな戻ったかのように青春を思い出して喜んでいる……だけではないと思えるのが面白いところで。

うまく言えないけれど、

小沢健二を聴く人たちは、あの頃の小沢健二聴きながらも未来を、今を生きているような気がする

小沢健二が青春をもう一度よみがえらせてくれた!
と単純に楽しんでいる人たちってそんなにいないのではないだろうかと。

懐かしさに高揚するだけじゃない。

それより、やっと小沢健二がここまで来てくれた、というか

やっと小沢健二と今を共有することができる嬉しさのような空気があふれているような気がする。

止まっていた時間が動き出したとでもいうのかな。

 

あの頃の名曲を聴くだけなら頭の中でもスマートフォンでもできるけれど、

それを今の小沢健二が歌い、今の自分たちが聴くことに意味があるのだと思う。

 

【あらゆる旅を受け止めてくれる小沢健二の音楽】

想いがさらにあふれたのは『ぼくらが旅に出る理由』を聴いているときだった。

この曲を聴きながら私は涙が出てしまったのだが、会場の一体感をステージ側から眺めながら

「ぼくらが旅に出る理由は小沢健二の魔法を信じ続けるためだったのか」

と頭の中で呪文のように繰り返していた。

なんだそれ、と自分でも思いますが

旅を年月や生活の象徴だったり、

新しい発見や興味の移り変わりに置き換えてみるとイメージしやすいかもしれない。

 

私たちは毎日時間という空間を旅している。

空間移動をしなくても、誰でも必ず、生きているだけで体験できる旅だ。

少年や少女が大人になることは、あの頃とは違う場所まで旅をしてきた ということだ。

 

私たちは毎日少しずつ変化している。

それは目に見えるものであったり、見えない心のほうであったり。

新しい場所へ行きたくなったり、時には過去に戻りたくなったり。

その変化という旅の先に魔法のような喜びが待っていればいいのに、と私は願う。

 

小沢健二のライブには、その「旅の先」に喜びがあることを示してくれるような世界がある。

というより、「喜びがあるといいよね、こんなふうに」と エンターテイメントで出来る限りの幸せ製造と提案をしてくれているような。

時間の旅も変化の旅もまとめて受け止めてくれるファンタジックな力があるように思う。

ここにいるときもいないときも、

またここに来れば音楽の魔法を大まじめに信じている小沢健二やたくさんの人間がいる。

それが、彼が使える魔法のひとつなのかもしれない。

 

旅に出る理由なんか聞かずに、どんな状態になって帰ってきても

おかえり、と受け止めてくれるような。

ここにはまだ他所では失われたはずの輝きが残っているから、くつろいでいってくださいねと言わんばかりの家庭的魔法。

 

ただ少し付け加えたいのは

小沢健二自身が「いつどんなときも我々を笑顔で迎えてくれる海のように広い心の人」と言いたいわけじゃないんだ。

私はそこまで現実の小沢健二をファンタジー化していないし、たぶん現実の小沢健二、相当難しい人だと思うし。

ただ、彼の音楽にはふっと息を緩められる魅力がある。

彼自身も小沢健二という音楽を一目置いているから、またやろうと思ったのではないかな

と感じるぐらいには、客観的に小沢健二を見ているような気もするのだ。

だから安心するのかもしれない。

 

【MCらしいMCは、ほぼ空想で終わる】

この日の小沢健二、あまり喋らなかったと思う。

フジロックでしか彼を見たことがないから、普段饒舌なMCをする人物なのかどうかも定かではないのだが

この日いちばん長い時間喋っていた瞬間といえば、これだったのではないだろうか。

 

「雨結構降ってきちゃいましたね。大丈夫ですか?」

 

ああ、ライブ前に降ってきた雨を気にしてくれているのか。

大丈夫ですよ、もう武道館の中ですし。

 

「まあ、野外だから仕方ないと思うけど…」

 

んっ?

 

まさか……何かがはじまっているのか?

客席も何かを悟る。

 

若い人たちは知らないと思うけど」

 

うん?なんだろう。

 

「ここには昔、日本武道館という建物があったんですよね。」

 

跡地設定!?

 

やっぱり空想設定はじまってたー!!!

 

小沢健二のライブでしか成立しないような、架空の未来のMCが数分に渡り繰り広げられたのでした。

 

金閣寺みたいに焼けちゃって…とか、物販のスタッフが火をつけて…とか、

そうしてここは北の丸アンフィシアターになったとか、小沢健二じゃなかったらおーーい!とついていけなくなるところでした。また見たい。

 

満島ひかりと青い傘】 

この日の『いちょう並木のセレナーデ』は作品として美しかった。

というか、これは反則だった。

満島ひかりが完全に女優として演技をしていた。

ステージ端に腰を下ろす小沢健二

青と紫が混ざったような複雑な美しさのビニール傘(野外設定だからね)をくるくる回す満島ひかりが、小沢健二の元に歩いてくる。

二人は並んで座り、傘を差す。

え?相合傘……こ、これは恋人同士の設定なのだろうか?

小沢健二、役得すぎるのでは。

そう思った人は正直に教えてほしい。

私だけだったら考え過ぎかもしれないし。

 

曲の終盤になり、満島ひかり小沢健二の元から去る。

ステージの端と端に立ち、いちばん遠くから二人は見つめ合い、そして離れる。

え?だからこれ何設定…?

現代版・小沢健二流・雨に唄えば?(ちがう)

聞きたいことはいろいろあれど、

美しかった。

 

満島ひかりがここにいてくれる正解】

「そして報道の通り、満島ひかりは全曲参加し、歌います」

メンバー紹介時に客席がワッと歓迎に沸いた。

小沢健二のライブに満島ひかりがいることがなぜここまで自然で、なぜここまでファンにも受け入れられるのか?

それは「満島ひかりだから」としか言いようがなかった。

たぶんほかの女優ではダメで、ほんのりサブカルなにおいと絶対的な美しさとコケティッシュな魅力を持つ、小沢健二の歌詞に出てきても許せる女の子だから良かったのだ。

満島ひかり、すばらしい。

私は特別彼女のファンではなく、演技が好きなわけでもない。

むしろ普段の演技はちょっと大げさなんじゃないかと思っているぐらいだ。

(某ドラマも脱落してしまった)

でもこのステージに彼女がいることは必然だったように思う。

ライブのステージがひとつの作品になり、

女優として台本を完ぺきに自分のものにして、

世界観に溶け込み、彩りを添えていた。

とにかくその世界は美しい!

歌手になり、女優になり、時にはセットを作り上げる一部になり…

特にあの、なんて説明したらいいのか

鉄のパイプみたいなものを4つ小沢健二の周りに設置して

光る糸をぐるぐる巻いて曲中にボクシングのリング(もっとロマンチックな表現を募集中)みたいな世界を作り上げたシーン、謎すぎて感動してしまった。

あのとき申し訳ないけれど小沢健二のことが見られなかった。ひかりの光だけ見ていた。

さて、小沢健二はそのリングからどう抜け出すのか!!…と楽しみにしていたら曲が終わる前にあっさりリングを解体してしまったところもすごかった。

小沢健二満島ひかりに本当にたくさん謝礼をお支払いしてください。

後ろもちょくちょく向いてくれて本当にかわいかった。

同僚は、終盤に光の球体のようなものを持って左手を掲げる満島ひかりの横顔がすばらしいと言う。

「本当に女優だ」と見惚れてしまったらしい。

分かるよ。芸術品のようだったね。

 

【パチンッ。生活に帰ろう】

「どうもありがとう。アンコール呼んでください」

そう笑いながら言い残しステージを一旦去る小沢健二

アンコールがあることにホッとしつつ、ああそろそろ魔法の時間が終わるのだと寂しい気持ちになる。

小沢健二もそんな会場の空気をもちろん察する。

ますます盛り上がり名残惜しむアンコールの観客に向けて、彼は話し出す。(要約です)

 

「こんなに盛り上がっているのに、終わるんですよ

 

いちばん盛り上がっている楽しいときにライブは終わってしまうものなのだ。それがいつもなんとも言い難い気持ちになるのだろうか、そんな雰囲気を醸し出しながら彼は語る。

 

「僕、カウントダウンが好きで。すごく簡単なのに、一緒に作り上げている感じがして。」

 

ライブ中、「東京!」「男子!」「女子!」とまるでaikoのように客席と十分コミュケーションを取っていたような気もするが、小沢健二は特にカウントダウンで客席とのつながりを感じるようだった。

確かにそうだなあ。

では、カウントダウンでラストの曲を始めるのだろうか。

心の中で準備したが、どうやらそうではないらしい。

 

「だから、みんなでカウントダウンをして、日常へ帰りたいと思います。」

 

え?あ、そういうことか?

と言いつつまだ事態が飲み込めていない私。

もしかして、カウントダウンをしたら客電がついて終了するのか?

魔法が解ける瞬間まで演出するのか。

さすが小沢健二だ………

 

「行きますよ」

 

ドキドキ。

 

小沢健二・客席「5」「4」「3」「2」……

 

「1」

 

パチッ。

ここで小沢健二の指が鳴ったような音がする。

(ちゃんと見えていない)

 

「生活へ帰ろう」

 

小沢健二は朗読し、

ここでフッと客電が「消えた」。

 

辺り一面、夜の花のライトが綺麗に咲き誇った。

まるで、ライブの開始前と同じように。

 

いやいや、

 

生活帰れねー!!!!!

 

最後にこんな非現実なファンタジーな景色見せるんかい!!!

 

私は小沢健二に心の中で笑いながら抗議した。

しかし小沢健二は既に日常に戻っているためステージを降りてしまっていた。

魔法使いは夢を叶えたらいつのまにか消えてしまうものなのだ。

 

客席は慣れたもので、本当に生活に帰るのが早い人たちがすぐに席を後にしていて

住人なのだなと思った。

 

この話を別のミュージシャンのライブによく行く友人にすると

「ええ!(生活に)帰っちゃうの」と悲痛な声を上げた。

ライブは帰るまでが遠足というタイプには確かにあのカウントダウンは慣れないだろうなあ。

でも小沢健二のライブは劇場でも魔法でもあるから、一度その夢から覚めておくようにしないと…術にかかりっぱなしは身体に負担がかかるかもしれないしね。

 

最後まで小沢健二のライブだった。私は満足した。

 

【あの曲をやらなかったけど、見えた別の景色】

フジロックで観たいと思うほど小沢健二に惹かれた理由は

『さよならなんて云えないよ(美しさ)』に感銘を受けたからだった。

 

さよならなんて云えないよ

さよならなんて云えないよ

 

 

この曲のすばらしさを語ると長くなるためまたの機会にするが、

とにかく「そして静かに心は離れてゆくと」の歌詞に人生の縮図を見るかのような気持ちになり、小沢健二はやはり表現の天才なのだと思った。

フジロックではこの曲も歌ってくれたのだが、なんと今回は歌わなかった。驚いた。

ブギーバックもやらなかったな。フジロックではどちらも演奏していたのに。

やっぱり去年行ったのは正解だったのだ。

行けるときに行っておく。これはライブに限らず身につけたい習慣だ。

 

今回は『ぼくらが旅に出る理由』で泣かされたから良かった。

『さよならなんて云えないよ(美しさ)』をフジロックで聴いたときの号泣とは違うけど、どちらも人生に必要な涙だ。

 

『強い気持ち・強い愛』で見た客席の合唱も良かった。愛はここにあると思った。

 

 

刹那

刹那

 

『刹那』は去年初めて聴いた。さよならなんて〜と強い気持ち・強い愛、そして通快ウキウキ通りまで入っているのにふしぎとまとまるアルバムだ。この3曲をリピートする率がやはりとても高い。

 

【ステージ真裏から見たステージの感想】

バックバンドの一員のフリをして、時にはオーディエンスを盛り上げている一部なのではと錯覚した真裏の席。

そこから見た景色は秘密にしておきたいぐらい幸せな光景だった。

あの景色を見たら、小沢健二、またライブやりたくなるだろう。

光の美しさだけではもちろんない。

あんなに観客の顔がしっかり見えるとは思っていなかった。

正直、顔めっちゃ見えますよ。そしてほとんどの人が笑顔。

最前列にいたお揃いの服を着た女の子二人、

ピンクの歌詞Tを着て笑顔で歌を口ずさむ2列目の男性、

明るい髪色をした女性、楽しそうな夫婦……

特に客電がついたときなんて後ろの席まで丸見えです。

小沢健二、あれは見てますよ。

 

真裏の仲間たちも、ねじりはちまきのおじちゃん、遊ぶ子ども、いろいろな人たちがいた。

なんかフェスっぽかったな、あの空気。

誰でもいいんだよ。誰でも楽しんでいいんだから。という感じの。

 

最後のほう、もうライブをテレビで観ているような空気になっちゃっている子どもがいて

家族の膝にロールケーキみたいに寝転がっていたのだけど
その子どもの声すら小沢健二のステージの演出みたいに思えてファンタジーだった。

小沢健二のステージは何でも違和感がない。

 

あと、棒立ちの人は思った以上に目に留まりやすいことも分かった。

そんなつもりじゃない人は、やり方分からなくていいからリズムに乗ってみると一員感が出るかもしれない。

 

【そういえばシャボン玉】

会場では禁止されていたはずなのだが、

ステージではみんな思いっきりシャボン玉を吹いていて拍子抜けがした。ずるい。けど仕方がない。

機械を通してものすごい勢いでシャボン玉が飛ぶ演出もあった。

楽器隊の皆さんが後ろの席に向かってシャボン玉をフーフー吹いてくれたのがとてもかわいらしく嬉しかった。

 

【私のオザケンに対する印象の話】
ずっと小沢健二を追いかけているファンの方に申し訳ないけれど、
私はグッズの本の内容も詳しく調査していない、知らない曲もある

本当にライトな「入り口としての小沢健二を好き」な存在だと思う。
『ラブリー』『愛し愛されて生きるのさ』『今夜はブギー・バック』など多くの人の心を高揚させた数々の名曲が収録されたアルバム『LIFE』を
それぞれの歌詞の意味も分からずに熱心に聴いていたのは小中学生の頃。

 

 

LIFE

LIFE

 


『LIFE』は不思議なアルバムだ。
歌詞の内容が分からなくても心地良いし、そういうものが愛なのだということを英才教育されていたような気がする。こわいものだ。いやいいけど。

 

実は私はずっと心のどこかで、小沢健二は音楽が第一ではないはずだと思っているところがあった。
だから音楽から離れた小沢健二にもあまり驚かなかったし当然かもしれないと思っていた。

90年代のあの時期にも
「東大ってところに入っていたひとがなぜ音楽をやっているのだろう」と

余計なお節介な感情を抱きながら妙に惹かれている自分がいたりした。

 

彼は天才なのだから、音楽は本気じゃないのではないだろうか。
今はたまたま音楽という研究対象に出会い、奥深さ(楽しさもそうだが、彼が続けるとしたら奥深さが必要不可欠だと思っている)に魅せられているのかもしれないが
他に夢中になれることを見つけたら、そっちの研究に没頭するのではないだろうかと思っていた。

音楽じゃなくてもいいのかもしれない。

久しぶりに音楽シーンに顔を見せたり、ライブやフェスに出演するなんて報せが入ったときにも
「今だけかもしれない」
「気まぐれかもしれない」
「またいつやめるか分からない」
と思っていたし、
運の良い奇跡を目撃しに行くような気持ちでフジロックに向かったのだ。
そしてそれは、疑心暗鬼になって申し訳ないが今回のライブでも同じだった。

 

でもこの日、その空間には音楽の幸せがあった。

良かった。小沢健二が音楽家として働いている。

天才・小沢健二が音楽を楽しいと思っている。

そう思えたことと、その事実に感謝したい。

 

まだ楽しめることがあるならば、

またステージと客席で会いましょう。

 

小沢健二のスタンスについて】

私はたぶん小沢健二の生き方を羨ましく思っている。

あの恐ろしいぐらいの頭の良さ、独特の思考回路を噛み砕こうとしない潔さ。

複雑でユーモアのある難解でシンプルな言葉、

小沢健二にしか許されないような活動方法や演出。

分かりにくさを恐れない、むしろその分かりにくさをファンは喜び歓迎する。

 

「その人のままで、ただただその人のままで存在することを受け容れられている」

 

小沢健二はその象徴ではないかとすら思う。

小沢健二の音楽、歌詞、メッセージ

本当はシンプル?本当は難しい?

全て理解できている人なんていないのではないか。

でもそれでいいのだ。

 

 

最後に写真をいくつか。

 

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例の本を買ったら王子のような人がついてきたよ。

 

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本と歌詞T。

 

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Lサイズでもなんとかなりますよ。

(152センチ女性)

 

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本当だろうか?

 

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売り切れてしまったライト。

光らせたかったなあ。

 

さて、次に小沢健二の魔法にかかることができるのはいつだろうか。

それまでほどほどに、生活や非日常を行ったり来たりして楽しんでいますね。

【hide】私の初めての「メル友」は、難病を抱えるhideファンの少女だった

5月2日。この日は自動的にhideさんを思い出す。

今年はなんと没後20年だった。

中学3年生だった20年前の5月2日以降、

私は皮肉にもhideさんの音楽と人柄の魅力に気づき、

悲しいタイミングでファンになった。

当時からインターネットを積極的に活用していた時代の先駆けとも言えるhideさんは、

今で言う「オフィシャルサイト」、

あの頃のように表現するならば

「ホームページ」を既に開設し情報を発信していた。

そこにはファン同士交流ができる掲示板まで設置されていて、

亡くなった後もページは残され掲示板の運用も続いているという。

そのサイトがどうしても見たくて父親にインターネットを教えてもらったのが

私のネット歴のはじまり。

 

ネットをする人がクラスに一人いるかいないかの時代。

タイピングも分からず、見よう見まねで必死に何時間もかけて打った
初めての掲示板への書き込みやメール。

いつ寝ていたか分からない
hide仲間とのテレホタイムのチャット。

全てが新鮮で楽しくて、私はhideさんの音楽だけではなく

インターネットの世界にもどんどんのめり込んでいった。

ネット仲間ともっと交流したいことがきっかけで、ついには自分のホームページまで開設した(Wordを使った超でたらめなやり方だったけれど)。


hideさんにハマらなかったら
ネットにもハマっていないかもしれないから
Web業界で仕事をすることもなかったかもしれない。
音楽も好きにならなかったかもしれない。
私は誰になって、どんな人生を送っていたのだろう、と

今でもたまに考える。

 

そして今日、もう昨日か。

この記事を見て朝から泣いてしまった。

 

私が初めてPCを使ってメールを送った相手は

実はこの女の子、貴志真由子ちゃんだったのだ。

私は「まゆ姉」と呼んでいた。

 

当時からhideファン界隈の間で有名だった真由子ちゃん。

hideさんのホームページが見たくてネットを始めたけれど

真由子ちゃんにもどうしてもメールを送りたかった。

キーボードの打ち方なんて全く知らなかったけれど

とにかく書こう!と決意し、
2時間かけてやっとタイピングした数行のメールを送信した。

 


そしたらまさかの返事が来て、

それからまるでメル友かのようにメールのやり取りをするようになった。 

返事が来るなんて思っていなかったし、

まさかそれ以降もやり取りが続くだなんて思ってもいなかった。

(ブログの件名については「自分でメル友とか言いやがって私…」と、少しおこがましいと思いつつも 当時のやり取りを思い返すと、この表現がやっぱりしっくり来てしまうのだ)

 

hideさんの話はもちろん、学校であった出来事も報告していた。

といっても頻度は多くなく、返信の文字量も数行のものだけれど

返信が来るたびに感動していた。

難病と闘いながらそのやり取りをすることが、どんなに大変であったことか。

 

私には計り知れないほどの症状と闘っていただろうに、

私の喘息や体調まで気遣ったメールを送ってくれたり

本当に心の優しい女の子だった。

 

実際にhideさんのイベントで見かけた際、

多くのファンに紛れて声を張り上げ

自分はメールの相手であることを伝えた。

 

イベント前には、このイベントに自分も行くこと
さらに、そのときする予定のファッションまで伝えてはいたけれど

(当時私はロリータファッションが大好きで、ピンクのエプロンのようなワンピースに王冠をつけて会場を闊歩していた)

会うのは難しいだろうな、と思っていた。

まゆ姉はhideさんファンの間で超がつくほどの有名人。

そしてhideさんファンには本当に良い方が多かったから、

そのときも確か、ものすごい派手なhideコスをしたファンの方達が

まゆ姉の車椅子を押しながら集団で楽しそうに談笑していた。

 

「まゆ姉!!めぐだよ〜!!!」

 

届いているか分からないぐらいの距離だったけれど、

なんとなく、私のいる方向を見てくれたような気もしたし

笑ってくれたような気がした。

 

その後届いたメールには、
「めぐみちゃんのこと分かったよ!」と記されていた。

 

いろんな意味で目立つファッションのおかげで見つけやすかったのかもしれないけれど、

その格好についても「かわいかった!」と触れてくれて

本当に見つけてくれたのだと感動した。

 

こっちを見て笑ったような気がしたのは、

気のせいではなかったのかもしれない。

というか、気のせいではなかったのだろう。

 

hideさんとまゆ姉の間で深い交流が続いた理由は、
「難病の女の子だから」だけではないと思う。

紹介したさっきの記事や、ここまでの文章を読んでくれた方なら

たぶん誰だってそう思う。

 

推測だけれど、

おそらく、まゆ姉は私以外のファンからのメールにも

同じように返信をしていたのだと思う。 

きっと、自分と同じ人を好きなみんなと交流することが好きだったのだと思う。

 

とはいえ、今になってみると

身体が辛いときに無理していなかったかな、とか

負担を増やしてしまう行動だったのだろうか、

「メールを送りたい」という自分の気持ちはエゴではなかったのか、など

楽観的すぎる当時の自分を恥じたくもなるし、申し訳ない気持ちが生まれるのも事実。

 

でもそんなことを考えて申し訳ない気持ちにばかりなっていたら、

まゆ姉はもちろん、彼女のご両親も逆に悲しむような気もしているから

敢えてこのブログではあまり書かない。

そんなこと言わないで、と逆に叱られるような気もしている。

 

あのメールの短くも温かい文章は、

本当に普通の友達に向けたかのような

何気ない、他愛ない、

嘘なんて入っていない、

楽しくも尊い「普通」が詰まっていた。

 

約束のチーズケーキ、とても良い記事だった。

知らないエピソードや貴重なお話もあって本当に読めて良かったし、

双方のご両親も本当に素敵な方だ。

 

 

そんな優しいまゆ姉がhideさんの元へ旅立ってしまい数年、と呼ぶにはもう少ないぐらいの時が経ち

私はいつのまにか彼女とhideさんの最後の歳を追い越していた。

 

時は流れるけれど、

もらった過去は今につながる。

 

 

hideさんのおかげでさまざまな音楽や人に出会えた。

そして、まゆ姉という素敵な女の子に出会えた。

 

二人を通じて、インターネットで誰かとつながるワクワク感や面白さを知った。 

 

hideさんも、まゆ姉も

みんなが当たり前のようにネットしている今の時代を

きっと喜ぶだろうな。

今も二人がここにいたら、

どんな新しいことを考えて

どんなとびきりのいたずら心と優しさで

周りを幸せな気持ちにさせてくれていたのだろう。

 

二人はいつまでも私の原点。

今日も好きなことをして、

元気にやっていますよ!

 

 

5月2日の朝は、

まゆ姉がいたから生まれたこの曲、

『MISERY』を聴いた。

 

MISERY

MISERY

 

 

 

 

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20年前、hideさんがいなくなってしまった後のツアーパンフの中身をチラリ。

Ja-zoo.ツアー 横浜アリーナ行きました!

懐かしい。チロリンがとても近くまで来てくれた思い出。

奥のグレーはメモリアル的な写真集。

年月により表紙の色が若干変わっている。

 

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これパンフの中身ね。

PCふうのデザイン、超カッコよくないですか。
20年前ですよ!

 

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メモリアル的な写真集の一部。

この写真の影響でジャワティー買ったし、

そういう人は絶対に多いはずだ。

 

それにしても、美しいし 色褪せないな。

ほんとうに。

 

 

エレカシ記事は近日公開予定です。

待ってくださっている方もしいらっしゃいましたら本当にごめんなさい…!もう少しお待ちください…!

【感想】『クソ野郎と美しき世界』はSMAPファンのためだけの映画ではない(と思う)

こういう感想は公開中に見てもらえたほうがいいかな、スピードだいじ!

ということで、エレカシレポと順番は前後しますが

映画クソ野郎と美しき世界を観た感想を書きますね。

 

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※4/17追記

【検索から来てくださった方へ】

なぜか15日からアクセス数が3倍近く跳ね上がっていてびっくりしています。なぜだ。

こちらはSMAP含むいろいろな音楽やエンタメのことなど自由に書きがちなブログです。

映画の展開や重要なセリフなどのガチなネタバレはありませんが、

ネットニュースや公式サイトで既出の情報や世界観はなんとなく散りばめてあります。

作品の詳細な雰囲気は知りたくないなーって方は、映画を観てからご覧いただいたほうが新鮮さがあるかもです。

あ、ただ…引き返す方のために、これだけ。

気になる方はぜひ映画館で観てほしい!」

 

 

では、本編開始!

 

 

正直、アングラで奇抜な世界観を覚悟して行った。

何せ予告動画が既にそういう空気を醸し出していたので。

 

私は映画に疎く、個性的な作品への耐性もたぶんない。

映画館に行ったのも、去年の『無限の住人』以来だった(これは3回観たけれど)。

いくら彼らのことが好きだとはいえ、

もしかしたら作品は私好みじゃないかもしれない、とも覚悟した。

 

そしてダメだった。

何がって?

詳しくはネタバレになる?ので言えないが、

最終章、香取慎吾のショーが始まるところで

もうダメだったよ。

涙がドバーッと出てしまった………

そして、そこからの展開がね……なんだろう?

楽しさしかなかった。

 

あんなの見せられたら、「観て良かった」としか思えないから。

あれは、完全なエンターテインメントだった。

こんな、こんな輝きを見せられては

まるで全てが、この瞬間のためにあったかのような気がしてしまう。

 

生き生きと、キラキラと輝きながら

大きなスクリーンすら窮屈そうに歌い踊るその姿を

「同じく覚悟をしているみんな」に、真っ先に見てもらいたかったかのような。

あれもこれも、全てが

その光に辿り着くための準備だったとしたのなら?

 

そんな錯覚を覚えてしまうぐらいには、

最終章は完ぺきに幸せなエンターテインメント。

自由な瞬間への喜びがあふれたパフォーマンスは、もはや映画館のスクリーンですら収まらない。

 

当然だ。

彼は、彼らは、東京ドームの端から端まで見渡して手を振っていたほどの「目の良さ」を持ち合わせているのだから。

それは単なる視力の良さということではもちろんない。

舞台やスクリーンの先が本当はとても広いことを

彼らは肌で知っているのだ。

 

まあ、観ている人がたとえ一人であっても

3人は同じように笑顔で手を振るのだろうけれど。

 

稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾の3人は

スクリーンの中でもやはり国民的アイドルにしか成し得ることができない輝きを放っていた。

 

【で、ぶっちゃけ面白かったの?】

映画に疎い側の感想として聞いてください。

正直、やっぱり作品全体を通して世界観は個性的で
万人にすすめられるそれではないな、とは思ってしまった。

でも、その振り切り方が個人的には面白かったし
(そもそも、国民的アイドルがその世界観に入り込めることが既にすごいことのような…)
個性的な世界観が懸念だったのに全話気がついたら惹き込まれていたのだから

この試みは成功なのだろう。

 

彼らの「演じることの楽しさ」や「苦しさ」のパワーが、無意識のうちに作品にぶつけられているような気もした。
個人的に好きな話は2作品目の「歌喰い」です。

そして、ファンとしては

画面のどこにいても3人を見つけられるほどの存在感を見せつけられてホッとした。

特に香取慎吾はミュージカルをやったほうがいい。今すぐだ。

香取慎吾は、皮肉にもあれ以降どんどん歌が良くなっている。

この映画を観て、香取慎吾はあんなに歌が上手かったのか?とびっくりする方もいるのではないだろうか。

 

元々声質も良く、歌唱力も高かったと思っているけれど

今は、表現力と歌える喜びが増したように感じる。

 

【「SMAPファンのためだけ」なら、たぶん別のやり方がある】

レビューサイトで、「これはSMAPファンのためだけの映画」的な低評価を目撃した。

えっ。そうなのか!?

おそらく、ファンしか楽しめないぐらいのクオリティだと辛らつに表現したかったのだと思うが

(それらの意見は今のところ少なめではあるようだが)

これは、個人的な意見で言えばむしろ逆だよ。

だってどう考えても、これまでのSMAPファン全員にすすめられる類の世界観ではないもの。

ライトなお茶の間層には、さらにすすめにくい。

 

どちらかというと、たとえば

「アングラでサブカルな映画を好む傾向の人」だったり(いや本当にアングラでサブカルな作品はもっとすごいのだろうけど)、

好きな監督や作品、そして苦手だった作品をパッと複数挙げられたりするほどに

映画鑑賞が身近にある人に似合う映画ではないのかな。

良い悪いに限らず、映画を観ることが好きな人が特に楽しめる世界観だと思う。

そして、デザインやクリエイティブなことに造詣が深い人。

きっとクリエイティブな視点やアイデアを持っている人はより楽しめるし、刺激になる。

 

彼らのやること為すことを何でも受け入れられる人は別として、

「今までの彼ら」だけを求めているファンにとっては、この作品は博打でしかない。

ストレートな「素敵」「おかえり」だけを目指していたら、本当に「ファンのためだけ」の作品を作っていたのなら

もっと分かりやすい、普通に笑って泣けるドラマのようなコンセプトにしただろう。

 

【じゃあ彼らはなぜ普通ではない「クソ野郎」に?】

ファンのため、も そりゃあもちろんあるだろうけれど

スタッフや携わるクリエイターが、彼らの新しい一面を引き出したかったのもあるだろうし

何より彼ら自身が 

知らない自分たちを見たかった好奇心もあるのではないかと思う。

本当にきっと、何でもやりたい人たちなのだよ。

そして、「そういう場所」があることの素晴らしさに再び気づけた顔をしている。

 

確かにファンやお茶の間含め、一定の人たちを置き去りにする危険性を秘めている試み。
でも、この試みで新しい層を取り込める可能性を秘めていることも
彼らの新しい一面を知れたことも確かなのだ。

 

近いうちにもう一度観に行きます。

 

 

以下は章ごとの軽い感想。

の前に、どんな映画か全く知らない方のために少し紹介すると

各章ごとに異なる「クソ野郎」が登場する、オムニバス形式の作品です。

オールジャンルムービーと題されていることからも、どんな作品か一言では説明しづらいけれど

最終章で何かがつながります。

が、個人的にはめちゃくちゃ伏線がある系のそれではないかなと思ったので

そこを軸に期待しないほうが楽しめるかも。

クソ野郎さに重点を置くか、美しさに重点を置くか、でまた見方が変わりそう。

どちらの視点からも観てみたいな。

 

【ピアニストを撃つな!】

追われる女と追う男、

そして、何も知らずに愛される男。

冒頭の稲垣吾郎の話は、感想にもチラチラ見られる通り

確かに「?」感は漂った。

このテンションで大丈夫なのか?感というか、

客席にいた比較的年配のご夫婦が席を立たないか勝手に心配してしまった。

 

(〜妄想〜)

「今日は映画でも観ようか。」

「そうね、あなた。あら、ちょうど元()SMAPの慎吾ちゃん、剛くん、ゴローちゃんの映画がやるわよ」

 

なんて和やかな穏やかな会話を交わして観に来た方たちだったらどうしよう?

ハラハラしたのだが、そもそも「クソ野郎」のタイトルで何かを察して来てくれているよね!?と信じることにした。

(ていうか、そこそこ年齢が上の男性が客席にチラホラいたのだが どうしてだったのだろう)

 

そう、結局誰も席は立たなかったし、ここは非現実の扉。

序盤からぶっ飛ばしてくれたことで、この作品が本当の新しい挑戦であることが明確になって逆に良かったような気もする。

桃色の映像が綺麗。

写真展や美術展のような、という感想を見たけれど、ああなるほど、と。

稲垣吾郎のパブリックイメージをこういう風に利用する手があったのか、というか

全員実験しているような作品。

稲垣吾郎の変幻自在の「愛してる」と、馬場ふみかのスタイルは芸術。

浅野忠信満島真之介の、悪役なのにちょっとドンくさくてカワイイぞ感も面白い。

 

【慎吾ちゃんと歌喰いの巻】

香取慎吾中島セナの歌喰い、個人的にはいちばん好みだった。

ネタバレは控えるけれど、これだけは。

「歌?ひとりで?」に絶句した。

この、全員は見ない世界じゃなきゃ言えなかっただろう。

自分の歌を食べられてしまう設定の香取慎吾が歌おうとする3つの歌が、

あの超有名な3曲なのではと話題にもなっているのでこれから観る方はそちらにも注目してみては。

「いちばんアレなのにしよう」

頭文字だけで予測がつく偉大さと悲しさ。

 

クソ野郎のクソがクソということに衝撃(観た方はこの言い回しでたぶん分かる)。

どこまでも普通を捨てた奴らだ。なのになぜか温かさが残る。

そして、香取慎吾の存在感が異常ということが改めて分かった。

隅っこにいるだけでオーラがすごいのだ。
さらに、まだ生まれて10年ちょっとの中島セナの存在感もすごい。

まだ10年と少ししか生きていないのにあの世界観に溶け込めるのは天性ではないのか。

この役はこの子しか考えられないかも。

(刑事役の女性もあの方しか考えられないかも)

 

しかし冷静に考えると

「持ち歌を歌えなくなった」香取慎吾役を演じる香取慎吾、って、作品とはいえよくチャレンジできたなあ。

 

【光へ、航る】

草なぎ剛爆笑問題・太田さんのコラボレーション。

失われた息子の右腕を探す旅に出る、

ちょっと変わった関係性の夫婦のストーリー。

いちばん「きちんとしたストーリー仕立ての映画」っぽくはあるが、ひょっとしたらいちばん難解かも。

いや、嫌ということではない。

監督が太田さんだから覚悟はしていたんだ。

太田さんの頭の中を一度で噛み砕くなんて、私には無理な話だ。

太田光は意外と真面目だ」

という感想を見たが、同意する。

SMAPに提供した曲の歌詞を見てもそう思う。

http://j-lyric.net/artist/a002907/l021a22.html

好みは分かれるだろうけれど。

 

え?いまどうしてこうなったの?

と展開の早さを感じるのは、私が映画に慣れていないからなのだろう。

テーマは重めであるが、時事ネタやクスッと笑える部分も随所に盛り込まれており

実はバランスのとれた作品かもしれない。

笑いのツボが似ている人と観たら同じところで笑うのだろうか、なんて考えたりもした。

小説っぽい中毒性があり、また体験したくなる。


「え?難しいの?」と不安になった方、大丈夫ですご安心ください。

そもそも草なぎ剛が冒頭から悪くて渋くてカッコ良すぎるので、そのカッコ良さにああああとなっているうちに話が進んでいるので私が勝手に分かりにくくなっている説もあります(?)。

彼の悪シブ演技には色気がある。

役が憑依するのか、元から秘めているのか。さてどちらだろうね。

 

あと、草なぎ剛「何かを我慢する」演技って最高じゃないですか?

泣きたいけど泣けない、泣かないつもりが泣いていた……

そんな感情の揺れ動きを表現させたらピカイチだと思います。

 

【新しい詩】

そして、先述した通り

涙がドバーッと出た最終章。

「頼むからここまで辿り着いてくれ、みんな」

と本気で思った。

あれ?と思った方も、挫折しないでここまで来てほしい。

監督は、SMAPの『華麗なる逆襲』のPVの監督でもある映像ディレクターの児玉裕一氏。

華麗なる〜の続きかな?と錯覚するぐらいには、全く出し惜しみしていない贅沢な世界観。

期待を全く裏切らない作品だった。

この最終章単体でPVとして公開してほしい。

キャスト全員がショータイム。誰もが輝いていた。

ライブレポートでも一時期よく見た「多幸感」って、きっとああいう瞬間だろう?

毛色は違うけれどラ・ラ・ランドのオープニングを少し思い出した。

 

そこにいたのは自由なエンターテイナーです。

さまざまな記事でも明かされているため話してしまうが
最後、歌いますから。踊りますから。

香取慎吾が魅せますから。

そう、映画のために作られた『新しい詩』という新しい楽曲を歌い始めてからの香取慎吾

本当に素晴らしいのだよ(涙)!!!

思い出して今また泣きそうになっています。そのあまりの輝きに。

階段が出てきたら、それは無限のワクワクの合図だから

お願いだからスクリーンから目を離さないで。

いや心配しなくても、あなたも釘付けになるだろうけれど。

 

エンタメ、クリエイティブなことが好きなら
絶対にあのシーンは観てほしいのだ。

 

もちろん、稲垣吾郎のピアノも草なぎ剛の演技も良い。

各エピソードの後日談もなかなか良かった。

まあみんなが「あの場にいた」偶然は偶然すぎないか!と思うけれど、

そのファンタジーさもなんだかミュージカルっぽいや。

 

【映画の音楽について】

あまりに最終章の歌唱シーンが気に入って、『新しい詩』をまた聴きたくなって

配信中の映画用サントラを購入しました。

 

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この曲を聴きながら最終章の感想を書きました。

 

新しい詩

1曲だけでも買える。250円!

サンプルで少しだけ聴けるのでぜひ!!

カスタマーレビューも高評価。

だよね。あれはそうなるわ。

うんうん頷きながら全てのレビューを読んだ。

 

私は他の曲も結局聴きたくなりそうだったので

こちらの5曲入りを購入。1000円。

 

クソ野郎と美しき世界 THE BASTARD AND THE BEAUTIFUL WORLD -Original Soundtrack-

クソ野郎と美しき世界 THE BASTARD AND THE BEAUTIFUL WORLD -Original Soundtrack-

 

 

お得だな?そのうちの2曲は、彼らの歌声メインだよ?

そう、『新しい詩』は香取慎吾のみの歌唱だが

もう1曲は稲垣吾郎草なぎ剛の楽曲なのです。こちらも良い。

Amazonの聴き放題サービスの無料体験でも聴けるみたい。

でも、スクリーンで観て聴いてからのほうがより感動するかもしれない。

 

【総括】
音楽と光があれば彼らはどこにいたって輝く。

その生き生きとした輝きを

こっそり(来たい人しか来ない映画館という意味で)目撃させるために、

この難解で振り切った映画を作ったのか?

と錯覚するほどに

終始楽しさと喜びに満ちている彼らだった。

 

正直、そこまでアングラな世界観にいかなくてもとは思う。率直な感想としてはね。

でも、確かに彼らは美しいのだ。

演じることも歌うことも踊ることも笑うことも、本当に楽しそうなのだ。

 

だからこそ勿体ないと感じる点もあるし、

より分かりやすい形で届く作品も観てみたいけれどね。

お茶の間を笑顔に変える、当たり前の普通の魔法を使う彼らも

きっと見られると思っている。

 

稲垣吾郎の色気と感性はどこまで面白味を増すのか。
香取慎吾はどこまで開放され輝くのか。
草なぎ剛はどこまで憑依してどこまで魅せるのか。

新しい地図の描く次の未来をまた楽しみにしていよう。

 

映画に疎い私が、なんだかんだ飽きずに2時間楽しめたから
よっぽど個性的なのが無理!という人でなければ全編楽しめると思うよ!

気になる方はぜひ映画館へ。

大丈夫大丈夫、
新しい世界、そんなにこわくない。

 

【パンフも買いました】

開始前に笑顔でクソ野郎と美しき世界のパンフレットください」と告げました。

私も立派なクソ野郎になったものだわ。

 

f:id:megumirai_words:20180411011401j:image

 

ここまでの文章はパンフレットを読み込む前に書いたものですが

いまじっくり読んだら、おおお!と答え合わせできたことがいくつもあって

買って良かったと思った。

 

太田さんのインタビューも、ああ、やっぱりこういう人だったのだなとますます好感を持った。

 

「人間を愛おしく思うような意味合いが全体的にあるような気がしますけどね、クソ野郎っていう言葉の中に。」

 

一部抜粋。この映画や人との関わりの本質を言い表しているのではないか。

 

企画者のひとり、多田琢さんのインタビューもとても良い。
映画だけではなく生きていく上で参考になりそうな言葉の数々。

 

自分の内面の嫌な部分と折り合いをつけながらみんな生きている、と話すくだりの、この部分がとても好きだった。

 

「嫌な部分が何かの拍子で出ちゃったら、ほかの部分で埋め合わせをすればいいんだし」

 

ああ、いいアイデアだなあ。ありがとう多田さん。

明日もがんばろう。

 

続きはぜひ、買って読んでみてくださいね!

 

 

【おまけ】

浅野忠信(まさお、その節はアライフというドラマでありがとうな)のワケ分からん優しさもなんか良かったしさ、

満島くん(その節はBG身辺警護人というドラマと無限の住人という映画でありがとうな)の舎弟っぷりも良い味出していたしさ

健太郎くん(その節はBGであり…)も強烈な存在感あるしさ、

脇を固める豪華キャストにも、もちろん注目ですよ。

 

……って、最近の木村拓哉と共演した人多すぎじゃんかー!!?!

これは……まあ……

偶然だろうけどねっ。

 

 

【4/18追記】

土曜日に2回目観ました!
2回目のほうがいろいろ気づけてより楽しめた。

そっか、あの人があの人でもあるのか。

そして歌の歌詞、なるほど…!

って、え?ベーグルにそんな意味が?

ムキムキが…え??

観たあとに、SMAPファンのみんなが「もしかしてそれって…!」な視点でさまざまな解釈をしていることを知った。お、面白い!!

確かに少しは「におわせている」と感じたところはあったけれど、そんなにあったとは。

解釈全部が本当かは別として、偶然だとしてもドラマチックな物語だ。

公開終了したらもっと細かい話を書けたらいいな。

映画『クソ野郎と美しき世界』を観た日は中居正広がラジオで初めて「新しい地図」を流した世界となった

はー。待って。

稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾からなる「新しい地図」の主演映画

クソ野郎と美しき世界を観てきたのでさっそく感想を書こうと思ったら

ブログにまとめる前に中居正広がこのリーダー野郎(愛すべきトーンで)な美しき世界をぶっ込んできた。

 

私はそのとき、のんきに新しい地図の新曲『雨あがりのステップ』を口ずさみながら

キノコと野菜のスープを作っていた。

映画を観ることで忙しく、

私の今日の食事はシナモンハニートーストと映画館内で食べたポップコーンのみとなっていたため

さすがに野菜系のものをとらないとマズい、と思ったのだ。

架空のキャラクターのしょくじかよ…………

※今日が土曜日でサムガなことはすっかり忘れています。ごめんよ…。

 

野菜スープを食べ終わりツイッターを見ていると、なんだかタイムラインが盛り上がっている。

というか、ちょっとみんなテンションがおかしい。

ああ、サムガ(中居正広のラジオの愛称)の時間だったか忘れてた…!と思いつつ、

だんだん、その盛り上がりが単なるラジオ後の楽しい盛り上がりではないことに気づく。

 

(以下、ファンの方のツイートをニュアンスで再現しています)

 

「ついにここまできたか……」

な、何が?

「中居くんがラジオで『雨あがりのステップ』をかけました」

 

な、なんだってええええええ!!!

それは大事件!!!!!

しかも私の鼻歌のタイミングと一緒かよ!!!!!←そこじゃない

 

ファン以外の方にも分かるように説明するとですね、

中居正広は、SMAPのリーダーでおなじみ中居正広はですね

2016年の大晦日、そうSMAPが公式にはラストだった日(トラウマ)に

SMAPバイバイ」と叫んで以降、

自身のラジオで一度もSMAPの楽曲を流していない人なのだ。

ええ、それはもう頑なに。

(ちなみに木村拓哉は、まるで中居正広が流さないなら自分が…と言わんばかりに

今でも自身のラジオでほぼ毎週必ずSMAPを流し続けていることも付け加えておきたい。ほんと今でも毎週なのよ。)

 

その頑なな決意の中居正広が……

稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾新しい映画が公開になった翌日

 

「なんだこの歌。これは売れないですね」

「もっとかすれ声とか雑な声が入らないと、カカカ」←自分の声って言いたいんですね?分かりますし、中居正広の歌声が本当は綺麗ということをまだ明かさないのか!全く!

 

とか笑ってコメントしながら新しい地図の曲を流すとか、

どんな二次元、

間違えたどんなドラマ、どんなツンデレだよ。

 

そしてそんな、SMAPファンにとって歴史的なラジオを聴き逃した私、

どんなんだよ………

 

と、落ち込みかけていたら

あれ?

もう一種類のタイムラインのザワつきに気がついた。

 

「今月から、ジャニーズ事務所radikoのエリアフリー、タイムフリーが解禁なんだよ……」

「つまりサムガは今週からタイムフリー対象になった」

「そこで流れたのが、雨あがりのステップ……」

後追いで聴けるんだよ………」

 

な、なんだってええええええ!!!
それもまた、大事件!!!!!

 

※エリアフリーって何?
→説明しよう。radikoというラジオを聴ける便利なアプリのプレミアム会員になると、住んでいる地域に限らず全国のラジオが聴けるようになるんだ!放送エリア外のラジオが聴きたい君は活用しない手はないぞ!

 

※タイムフリーって何?

→説明しよう。リアルタイムで聴けなかったラジオを後から再生できるradikoの素晴らしい機能のことだよ!これはなんと会員にならなくても使える機能なんだ!ちなみに私は何年か前までradikoをラジコではなくレディコだと思っていた!!!全然関係のない話ですまない!!

 

 

聴いてきました。ああ本当に夢じゃないんですね。

ハハハ、なんと夢のハードルが低くなったのかと笑われてもいい。

ただあの2016年を覚えている人たちからしたら……

これは、何とは言いませんが何かの類で大きな一歩だと思うのですが、いかがかな…!?!?

 

radikoのアプリ落としている人も、ぜひ!!

比較的最初のほうで流れますよ。

 

今日は中居正広が司会であるCDTVの25周年特番で

SMAPの『世界に一つだけの花』が総合ランキング1位だったことも話題になっていましたね。

私も録画していたので観ました、先ほど。

番組が終了に近づき、というか既にエンドロールが流れたあとの、

中居正広本人がコメントも出せないという1位のVTRだったけれど、

・1位として流れる

SMAPのVTRが流れる

これだけで多分、「かなり良いほう」なのだと思う。

何が?と言われると、うまく説明できないけれど。

 

とにかく

愛すべきクソ野郎たち、ありがとね!

 

あ、SMAPネタを今もなお記事にしてくださるメディアの方々…!

もし、中居正広新しい地図の曲をラジオで流した!

と、これから記事にする予定がありましたら………

木村拓哉が毎週SMAPの曲をラジオでかけ続けている

というネタもありますので、かなり前からありますので

ちなみにサムガ前日の木村拓哉のラジオでは、

新しい地図の映画を企画した方が作詞を手がけたというSMAPの楽曲『ススメ!』を流しておりますので

ぜひセットで記載のほど、何卒よろしくお願いいたします。

本当に、まじで!

 

 

※映画の感想はまたあとでね。

エレカシのレポ前にスピード重視の投稿をご了承ください。

 

【2018/4/11 追記】

映画の感想書きました!

よろしければ併せてどうぞ。

 

 

【詳細レポ】初めて観たMr.Childrenはポップの化け物。3/18さいたまスーパーアリーナ【エレカシスピッツミスチル④】

昨日、ある検索結果に出てきた「ミチル」という単語を「ミスチル」に空目した。
もうダメかもしれない。
あの人のことなんて何とも思っていないよ?
と自分をごまかすことは…もう……。

 

というわけで、予想以上にとんでもなかった

ミスターチルドレンの個別レポを始めます!

※長いので適度に息抜きしながらお読みください。


あれからもう2週間経ってしまうわけですが
思い出せばいつでも、
楽園のようにきらめいた景色がそこにある。


【この記事から見てくださる方へ】
ミスチルばなしのプロローグはこちら!


ライブの日に書いた全体レポはこちら!

こちらは熱量重視のサラッとしたものです。


【簡単なあらすじ】
エレカシスピッツのファンクラブ会員である私
・10年前、雷雨で中止になったフェスでミスチルを観られなかった私
・そんな(?)エレカシスピッツミスチルが、きょ、競演!?奇跡!?
・え、と、当選!?ほんとうの奇跡!?!?
・3/18をひたすら楽しみに生き延びる私
・ライブ素晴らしすぎた…3バンド全てが最高…
ミスチルは実はあんまり得意じゃなかったけど、いやいや、素晴らしいわ
・なんというか近年、壮大すぎると思ってたけど…
・でも一度観ないといけないとも思っていたよ、このバンドのことは!矛盾ごめん!
・緊張でガチガチにしか思えない、ファン的に新鮮なトップバッター、スピッツのステージを堪能し
・次はいよいよ、初めてのミスターチルドレンのステージです!


【当日のメモが必死すぎる】
あああこれは、覚えていること全て記録したい!!と気持ちが昂り
転換の合間に書いたメモの一部がこちら。

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10〜15分間ほど、感情垂れ流しで必死。
記者か!と言われたが、真空パックのためにはこうするしかなかった。

このメモをもとに、しかしもう少し整理してレポをしてみます。


【セトリ】
※曲名を存じていないものもあり
音楽サイトのレポートを拝借しました。MCはたぶんここってとこを。

 

Everything (It’s you)
HANABI
innocent world
MC
太陽ギラギラ(エレカシカバー)
and I love you
here comes my love
himawari
MC
やさしさ(エレカシカバー)ワンフレーズ〜からの、名もなき詩

 


【登場から、もうそこはミスチルワールド】

ミスチルは化け物」

メモにいちばん最初に書いたフレーズが、これだったのですが。

登場から唯一無二の化け物感が漂っていた。
もちろん悪口ではありません。
ミスターチルドレン4人が登場するやいなや、もう、観客の盛り上がりが尋常じゃないのだもの。


「キャー!!!!!!」


ビートルズの来日かな(見たことはないけれど)?
登場時からただのワンマン状態である。
細身で洒落たデザインの黒いカーディガンに白いインナーを合わせた爽やかな桜井さんが、はにかんだような顔でマイクの前に立つ。
4年前のビバラで見たド派手な色合わせとは全く違う、シックで大人シンプルな出で立ち。
メンバー全員がおそらく合わせたであろうモノクロのコーデに身を包んでいた。
正装のようなものなのだろうか。
そういえば、私が体験したもう一つの伝説であるライブ…エレカシクロマニヨンズの福岡ツーマン時のエレカシも、いつもよりカッチリしたスタイルだったっけ。

エレカシだって、ヒロトマーシーの前では後輩というポジションなのだ。


ていうか、
わー、ほんとにミスチルが目の前にいる…

 

このときの私の感情は、ただただ、これに尽きた。

あの、90年代以降の邦楽界で最も成功を収めたバンドとも言えるのではないかという
生ける伝説、ミスターチルドレンが。
この時点で私はめちゃくちゃテンションが上がっていた。たぶんものすごく笑顔だった。
まあ、生で観たかったバンドを初めて観た瞬間は大体こういう顔をしているのだとは思うが
今回はそのいつもの体験を上回る、別の種類の興奮があったというか。

だってミスチルですからね。そりゃあね。

 

そして、事前に心の準備をした意味なんてなく
最初からクライマックスな勢い(?)で
私も誰でも知るであろう名曲がさっそく奏でられ始めた。

 

「世間知らずだった 少年時代から〜♪」

 

わああ!

 

「STAY」だー!!!!!!!!

※違います


【1曲目から「あの頃召喚」の魔法にかかる】

振り返るまで本当のタイトルを思い出せず、ずっと「STAY」と思っていた失態を晒しましたが
いや、あのね…曲は昔から知っているの、好きなの。
ただサビのSTAY〜♪が印象的すぎて…本当に失礼なことを……

そう、一応アウェイなはずの会場で彼らが最初に選んだ曲は、この会場にいた誰もが知ると言っても大げさではないであろう『Everything』だったのだ。
1曲目からもういわゆる「客席のボルテージは最高潮」になるしかなかった。
だってこの曲、私だって…特別なファンではなかった私だって、20年近く前の曲であり記憶であるはずなのに余裕で覚えている。


スタンド200レベル4列(ありがたいことに、めちゃめちゃ観やすい席でした…)から見渡すアリーナ席も、反対側のスタンドも、みんな高揚している。
みんながあの頃を反芻しているのでは?
と錯覚を起こすぐらいには
もう、ここはミスチルが作り上げた世界だった。

 

1曲目から、もう戻れない「あの頃」を現代に呼び戻す魔法を使うとは…さすがミスターチルドレンだぜ……


【アリーナがスタジアムになったイノセント・ワールド】

自分メモ引用。

 

イノセントワールドでアリーナが日産スタジアムに見えた
みんな手を左右にふって
全員ミスチルのファンになってた


アウェイなはずなのに当然のように曲を知ってる前提でコールアンドレスポンス期待してるとことか、おいおいって冷静に考えると思うけれど
ミスチル桜井さんならそれが許せる。仕方ないと思う。
スタジアムを支配するポップの化け物だから

 

この光景、思い出すと今でも瞳が潤んでしまうのですが
ミスチルは化け物」と最も思ったシーンがこの3曲目だったかもしれない。

Everythingで客席を一瞬でミスチルワールドへいざない、
ドラマを観ていなかった私すら知っている
「もう1回 もう1回」のフレーズが印象的な『HANABI(もちろん当然のようにコールアンドレスポンス仕様)』を演奏したその後に
間髪入れずに大・大・大名曲の前奏が聴こえてきたのだから。

 

♩〜♪♪♪♪♪♩〜〜〜

↑記号で出来る精一杯の雰囲気

 

ひいいい!!
これは!これは!!!


イノセントワールドじゃないかー!!!!!!

 

また、客席のボルテージも私のボルテージも最高潮になる。
これに興奮しない大人が果たしているのだろうか?と思ってしまうぐらいには「あまりに大ヒットしすぎたあの曲」が、2018年の今、2018年のミスターチルドレンによって披露され瞬く間にアリーナのボルテージは最高潮の更新を…

 

日本語がおかしくなるほどに今でも思い出すだけで高揚する選曲である。

 

で、ほんとうに自分でも驚いたのだけれど
メモの通り、
サビで客席が一斉に手を左右に振りだしたとき、さいたまスーパーアリーナ日産スタジアムに見えたのだ。
みんな手を左右に振って歌って、桜井さんは笑顔でスポットライトを浴びて歌って。
急に天井を感じない、空間が広くなった錯覚を覚えた。
あれ?私は今、どこに来ていたのだろう?
これは、このドラマチックな開放感は…まるで…
行ったことはないけれど(ないのか!)、スタジアムでしか味わえないそれではないのか!!??

 

15年以上いろいろなライブやフェスを体験しているが、未だかつてこんな感覚を味わったことはなかった。
おそらくあのとき、ほとんど全員がミスチルのファンになっていたと思う。
普段は何とも思っていないあの人もあの人も、きっとあの瞬間、小学生みたいに
「スッゲーや!」しか言えない人になっていたのではないか。
だって本当にすごかったのだもの、客席のミスチルワンマンライブ感……
エレカシファンがいちばん多いはずなのに、どういう現象なのだこれは。

 

これが、「誰もが知る、誰もが歌えるメガヒット曲を持つモンスターバンドの力」ってものなのか。

 

そして、その客席を観ながら歌い上げる桜井さんが、
またものすごく完ぺきな、これは参った!

と思えるほどのスターだったのだよ!!


ミスチルにアウェーなんてありません(本人の気持ちは別として)】

イノセント・ワールドで笑ってしまった瞬間は、桜井和寿が当然のように、水を飲むように自然に、
客席にミスチルファンとしての」コールアンドレスポンス的振る舞いを求めていたことだった。

サビで自分は歌わずマイクを向けたり、「ほらもっと歌ってー!」的なポーズをしながら屈託のない笑顔で客席を煽る。
客席のみんなはもうこの瞬間誰もがミスチルファンなわけであるから、完全にそれに応え、対応することができるのだが
やはりそれ、冷静に考えて相当な自信と実績がないとできないことだと思っていて。

 

長年観ているエレカシスピッツも、客席とのコミュニケーションの取り方がおそらく桜井さんより不器用なので
さあ歌ってー!聞こえないよ?もっともっとー!!
なんて素ぶりを目撃できたことは まだない。
おそらくこれからもないだろう。
それゆえに驚いたのもあるが
いや、桜井さんはそれでいいのだ。
その振る舞いの本当に自然なこと。

 

ミスチル桜井和寿なら許せる。仕方ないと思う。
その自信は相当の努力によって培われた枯れない折れない花だし
彼はアリーナを一瞬でスタジアムに変えるポップの化け物なのだから。


桜井和寿、天然の人たらしモテ男疑惑。】

「桜井さんに恋しそうになる、あぶない。」


当日のメモより。
いや、だってあの笑顔はあぶないだろ。

みんな好きになっちゃうよ。

実は登場してしばらくは、感動しつつも
ああちょっとやっぱりナルシストっぽい雰囲気だなあ…そういうとこはやはり苦手かもなあ…
なんてこっそり思っていたのだが
だんだん気づいた。

「ああ、あれ、素なのだな」と。

 

なんというか、歌い方、喋り方、客席とのコミュニケーション、笑顔、表現力
全てがモテそうな振る舞いなのに
そこに嘘がなさすぎて綺麗なんだ恐ろしいことに。
素で、モテる要素を兼ね備えている打算のない人なのだなと。
その素にまたイラっとする人もいるかもしれないけれど
仕方ない。もう、仕方がないんだよ。桜井さんアンチの方。仕方がないですよ、あれは。
アンチに近かった私が降参しましたよ。

あれは、現存するピュアネスなんだよ……

 

彼は誤解されやすいのだろう。
ナルっぽさも、全方位にモテる感じも、計算ではなく素。
ということは、前回のプロローグで書いたような「偽善ぽい雰囲気」だったり「愛と平和主義者」に見えていたのも
それはただの素顔で、本当の善意だったのではないか?

 

それなら仕方ない。←何様だ

 

妙に腑に落ちた。
誤解しててごめんだよ、桜井さん。

 

【MC集】

 

◾️冒頭の挨拶
イノセント・ワールドを歌い終え、いよいよ桜井和寿という化け物ボーカリストが本格的に喋り始めた。ざわざわ。

 


「(とても高いキーで)ミスターチルドレンでーす!!」
高音!?


エレファントカシマシ30周年おめでとうございまっす!!」
ハイテンション!!??


明るく気さくな桜井兄さん的な雰囲気をこの時点で醸し出している。

 

「今日は、エレファントカシマシのみなさんもきっと楽しみにしていたと思いますけど…今日は、今日はみなさん、お得ですよ(ニコッ)。こんなこと、なかなかない。」

 
お得ですよ。ニコッ。に客席は沸き、私も全力でうなずく。

 

「こんなこと、なっかなかない。最初で最後かも…
その発言をすかさずキャッチするオーディエンス。

 

\ えー!!!!! /

 

すると桜井さんは微笑みながらこうつぶやいた。


「…いや、エレファントカシマシさんから呼ばれたらまた話は変わりますけどっ。

 

この話し方、もうつかみはOKだわと思った。
好感の持てる気さくな話し方でしかなかった。
でもきちんと「招待された側」の空気も忘れていないというかね。
スピッツもそうだったのだけど、エレファントカシマシ、と正式名で口にするのがかわいいし敬意を感じる。
ちなみにエレカシも彼らのことを正式名で呼んでいたからね。
互いをリスペクト…!

 

◾️そんなスターは、ただのエレカシファンでした。

エレカシ、大っっ好きなんですよ!!」
本当に嬉しそうに語る桜井さん。
あ、この笑顔はほんとに好きなそれだわ。

 

「今日ミスチル初めて観るとか、エレカシしか観ない!って方も、いいです。…でも、ちょっとだけ、良かったら聞いてください。

 

低姿勢すぎる。あのミスチルが、俺ら前座なんで…的な謙虚さだなんて。エレカシ、すごくないか!?←失礼

さっきのワンマン状態は、ミュージシャンとしてのスイッチが入っていただけだったのかな。急に自虐的になられたよ。
そこから、アマチュア時代のオーディションの話が始まった。

 

ちなみに桜井さんの言葉にある「聞いてください」は、話を聞いてね、なのか 曲を聴いてね、なのか少し迷ったけれど

前後の文脈から「話を聞いて」のほうだと判断しています。

 

◾️エレカシミスチルソニーオーディション

「前身バンドの話です」

そう紹介しながら始まった、私の知らない昔の話。

検索すると結構出てくるから、ファンの方の間では有名な話なのだろう。


「86年にエレファントカシマシが大賞を獲ったソニーオーディション。僕らも88年に出場したんです。最終選考の会場は日本青年館!!

 

ここで私、勝手に「日本青年館かー!日本青年館といえば、私の中ではテニミュだわ!懐かしいなあ」とテニスの王子様ミュージカルに通い詰めていた日々を思い出すも、すぐ我に帰る。オタクな脱線。

 

桜井さん「その会場にいたバンドは、たとえばTHE BOOM!」
客席「おお〜」
桜井さん「あとは、すかんちとか!」
客席「おお〜」
リアクションが仕込みのようだけど、本当の反応ですよ。笑

 

そんな最終選考で残念ながらミスチルの前身バンドは落選してしまうも、ここで若き桜井和寿はある行動に出たらしい。

 

「納得がいかなくて、ソニーの人に電話をして理由を聞きました(笑)

 

…ここで私は、若かりしエレカシ宮本浩次青年において破壊力のある

「フラれた彼女に毎日のように電話して『俺のどこが悪かったんだ』と聞いていた」エピソードを思い出していた。
ミスチルファンの皆さんは初耳かもしれないけれど、当時のインタビューで自ら話しているのですよね。うん。
気になる方は調べてみてね。

 

この時代の連絡手段といえばほぼ電話しかないだろうから、何か聞きたければ必然的に電話にはなるのだろうけどね。

ただそれにしたって、

「納得がいかないことは電話で理由を聞く」
桜井和寿宮本浩次、まさかこんな思わぬところで共通点があったとは。

 

そして、そんな電話で白黒つけたい派の桜井和寿青年へ、ソニーの人が出した回答は
「個性がない」
なんとバッサリ。


確かに髪も立ててないし、服も派手じゃないし…と思い返す若き桜井和寿
でもそこでふと思った。
「あれ?でも派手じゃなくても入賞したバンドがいたような…?」


どうやらエレカシのシンプルな出で立ちを思い出し、不思議に思った模様。
「気になってエレカシのライブに行きました。明治大学でやっていたライブだったかな」

学祭か。あの時代のエレカシを学祭に呼ぶって、明治大学のロック性を垣間見た。

 

で、そこで見たエレファントカシマシのパフォーマンスに、とにかく衝撃を受けたらしい。


「派手な格好でも髪を立ててもいないけど、とにかく、すっごかった!カッコよかった!!

顔をくしゃくしゃにしながらスター桜井和寿は続ける。

 

「それからしばらく、エレカシばかり聴いてたんです。」


ここで客席拍手。
このシーンの桜井さんを脳内再生できる。少年の笑顔なの!
本当にファンなんだな、微笑ましいなあ!!
あのときエレカシファンの中で連帯感が生まれていたと思う。
スターが自分と同じ何かを好きって嬉しいよね。

 

そして次に歌う曲がエレカシのカバーであることが明かされ、客席はまたボルテージのステージを上げた。日本語がおかしい。いや日本語ですらないか。

 

◼️カバー曲に対する桜井さんの不安は杞憂

「あの、気を使うんで…」
笑いながら話し始める桜井和寿


「カバーをする曲がエレファントカシマシさんの本編にカブらないように、事前にマネージャーさんにお伺いを立てたんです(笑)。」


気遣いのスター。カブることを気にするなんて、カブりやすい有名曲を演奏するのかな?ドキドキ!


「そしたら…『なぜ、そんな地味な曲を!?多分本人たちも久しくライブで演奏していない…』と言われまして…(笑)」
ここで、あ、違いましたね。マニアックなほうですね。と悟る私。

きっとあれですね。学祭で衝撃を受けたあの頃のファン心理そのままの選曲ですね?

 

「歌います。熱心なエレファントカシマシファンの方は、ここはトイレ行くところです(笑)。←お茶目な微笑み」


自虐がすぎる!!
からの、『太陽ギラギラ』ですよ。
ガチだー!!!!!
なんか、負けた。と思った。
いや、何を言っているかという感じだが
正直、あの日のさいたまスーパーアリーナの客席で、現在日常的にめちゃくちゃ『太陽ギラギラ』を聴いているエレカシファンが、果たしてどのぐらいいるのか?と。
たとえば、カラオケで真っ先に歌うエレカシの曲にこの歌を選ぶ人がどのぐらいいるのか。


いやもちろん、いるとは思う!思うよ!
初期エレカシのほうが好きな方にとっては何ら不思議な選曲ではないはず。
ただ、特に最近ファンになった方、ライトな気持ちで数曲しか知らない段階でここに来た方もいるかもしれない。
そんな人たちにとっては、本当に何が何だか分からないお口ポカンな攻めた選曲だったのではないだろうか…?
なんて余計な心配をしてしまうぐらいには、
ミスチル、あなたたちガチだよ。最高じゃん。


と、ド迫力の『ミスチル版・太陽ギラギラ』を浴びながら

なんだか心地の良い敗北感に包まれていた。
このカバーがまた、本当に良かった。
桜井和寿の美声と声量、酔いしれ方(褒め言葉だ)、危うさ、
そして彼の世界観や才能を恐れず怯まず
対等に渡り合える唯一無二の存在であるメンバーたちの美演奏……
あの瞬間、あの曲はミスチルのものだった。

 

エレカシ最高ーッ!!!!」


マニアックなカバー後半で叫ぶ桜井和寿、最高か。
もちろん高音の叫びでした。

 

◼️桜井和寿のモチベーションの矛先と、かわいさの属性

最後の曲に入る前。
「あー、楽しい時間はほんとあっという間に……」
本当に名残惜しそうに話す桜井さん。
からの、出ました名言。

これは特にセリフそのまま覚えたかったので、メモの臨場感には自信がある(?)。

喋り方や空気もぜひ想像してみてください。

 

「今年に入ってからのモチベーション、ほぼ、この日なんで(ニコッ)!!」

 

私も全力で同意したのだけれど
言わせてほしい。
ここ、全力でかわいかったのだ。
なんだなんだなんなんだ??
桜井和寿はかわいいのか!?
ここに来て、かわいくもなってしまうんですか!?!?!?


ナルシストっぽさから、
素の壮大な優しさ、
圧倒的なスター性、
邦楽界を背負う化け物、
気さくな兄ちゃん、
ただのエレカシマニア………
そして、かわいい!?!?


一回のステージで一体いくつの顔を見せれば気が済むのだろうか。
これが、桜井和寿という化け物の底力なのかもしれない。

 

◼️エレカシマニア再び、そして、大名曲へ

「調子に乗って、もう一曲歌います」と、
初期エレカシの名曲とも言える『やさしさ』をアカペラで歌い始める。


しかし「いつもと同じ〜♪」から、
エレファントカシマシとなんちゃらに捧ぐ〜…的に曲をアレンジし始め、そのまま
名もなき詩』のジャジャーン♪の演奏へ入った。


いま書きながら興奮がよみがえり鳥肌が立った。鳥肌って本来の意味は感動とかそういうものではないらしいけれど、立つものは仕方がない。

泣いた。
というか、泣かせにきてるだろーこれはー!!

 

「『名もなき詩』を聴けたら絶対に泣く」


これは一緒に行った弟にも話していた。
ビバラでワンフレーズ聴けただけで泣いていたから、メンバーの演奏と共にフルで聴けたら、そりゃあね。
まあ、ずっと涙を流しながら観ていたわ。

 

この曲はミスターチルドレンのスタンスが苦手な頃でも、ずっと好きだった。
楽曲に罪はないと知っていた。

 

私情抜きで感情がふるえる。
好き嫌いではなく、良さが分かる。
うまく言えないけれど、本当の名曲や本当の「いいもの」って、そういうものなのかもしれない。

 

そんな名曲を披露し終えたミスターチルドレンは、満開の笑顔で客席に向かって名残惜しそうに挨拶をし
楽しさの余韻を残しながらステージを後にしたのでした。

 


レポ、長っ。
よっぽど多くの言葉で、記憶と記録を持って残しておきたかったのだと思います。

 


【メンバーのはなし】
最後にバンドメンバーの話をしたい。
が、正直に白状しますと
私はこのライブを観ている時点では桜井和寿以外のメンバーのお名前を全く知りませんでした。
むしろ、何ならお顔もあまり知りませんでした……(みんな似た雰囲気の統一されたバンドだと思っていた)。

本当にすみません。なので、ここからはwikiやファンの方のお話も交えながらお届けします……

 

ちなみに…エレカシスピッツも、ファンになる前はボーカルの宮本さんとマサムネしか知らなかった。
スピッツはなんとなく、全員ずっとほのぼの続けているような気がしていたが
エレカシに関しては印象がひどく、

「絶対にボーカルの人のワンマンで何回もメンバーが変わっているはずだ」と思っていたほどだ。
学生時代からメンバーがずーっと変わっていないと知ったときは本当に驚いた……。


【ギターの田原さん】

この方が…HEY! HEY! HEY! で浜ちゃんにイジられていた、浜ちゃんに似ている人か…!!
と見た瞬間静かに感動したものの、ていうか、え?カッコいいですよね。
普通に、いや普通じゃない、カッコいいですよね?
HEY×3 時代は、おもしろキャラとしてしか判別できていなかった…
ひそかにモニターに映るたびに「え?カッコいいな?」と動揺していました。
なぜ動揺するのだ。

 

【ベースの中川さん】
通称ナカケーさんというのね。
本当に申し訳ないのだけれど、こんなに渋くカッコいい方がミスターチルドレンにいらっしゃることを知らなかった。
なんかもう、演奏も渋いし骨太というか武士というか(??)。
Jポップ界を支配したバンドのはずが、実はこんなに渋いロックなメッセージ掲げてましたみたいな隠し味というか。
そして当たり前だけど演奏の安定感が素晴らしい…録音かと思っちゃうよね…

 

※いろいろ検索した結果、髪型遍歴がすごいのですね!現在の短髪がより渋く武士っぽいと把握しました。

 

【ドラムのJENさん】

そしてドラムの方!!
通称JENさん、覚えましたよ。
私、この方めっちゃ好きだ。
だってライブ後のメモの最後、これだもの。

 

f:id:megumirai_words:20180403230750p:image

 

「ドラムの人が笑顔すぎて幸せになれた」

 

そう、とにかく笑顔が素晴らしかったんだよ!!!

ライブ中、モニターで抜かれるたびにさ
もう100パーセントはじけた笑顔!そして歌の口ずさみ!!
まるで七福神のような笑顔……(??)


本当に見ているだけで幸せになれたし、この方、ほんとに音楽、そしてミスターチルドレンが大好きなのだろうなと。

 

ああこの人がいればミスチルも安泰だろうな、と直感的に思ったのだが
SNSでそうつぶやいたところ、
ファンの方から突然「そうなんです!!!」的な熱い返信をいただいた。
どうやら私が感じたことは間違いではなかったようだ。
JENさんのこともっと掘り下げたくなりました。

 

続くバンドというのは一人だけじゃなくみんなが素晴らしいのだと、改めて思う。

そしてみんなに共通するのが
実年齢より明らかに若々しい!!
あの風貌から、自分の好きな音楽にきちんと向き合い楽しんできた人たちなのだと確信した。


代わりのいない4人で、やってきたのだなあ。

あの場所には、「代わりのいない4人たち」が3組もいたのだ。

 

思うに、エレカシスピッツミスチル
好きになるまではボーカル以外の名前を知らないぐらい、バンドメンバーの趣に個性を感じない人が多いかもしれない。
でもそれは、バンドとしての演奏に集中しすぎた結果、グループの音としてまとまりすぎて突出するものがないように見えるからなのかも。

 

これを書きながら、『SONGS』出演時のメンバーの発言を抜粋しているブログに出会った。
あー、やっぱり、彼らもこういうことだった。
確信がさらなる確信へ変わりました。
ミスチル「NHK SONGSスペシャル」でのインタビューで、ミスチルの思惑にハマっていることが分かった!? – ミスチルブログ

 

過去のインタビューなどからも判断できるが、

エレカシのメンバーもスピッツのメンバーも、何より宮本浩次草野マサムネの作り上げる楽曲と世界が大好きだ。

きっと彼ら自身がバンドのいちばんのファンで、このバンドで演奏することを誇りに思っている。

きっと演奏の個性より、楽曲をより良くするための手段を考えるのだ。

 

ミスターチルドレンも、彼らと同じ、ただの音楽好きであり

自分たちのバンドが好きな人たちだったんだ。

 

「存続」と「音楽のクオリティ」。

両方の意味で、長く続くバンドの秘密。

秘密にしてはいないかもしれないけれど

メンバーにこの共通認識がある限り、バンドは続いていくのだろう。

 

この日は、そんな共通認識を20年以上に渡り具現化できる人たちが

少なくとも3組はいることが分かった貴重な日でもあったのだった。

 


【そして桜井さんについて追記】
レポの本編では言わなかったけれど
『here comes my love』か『himawari』で、曲中に急に華麗なステップを始めたよね?
私は二度見した。
あれっ?いまステッ…?ダンス……?脈絡?


あまりに自然でスルーしそうになったけど、これもどうやらミスチルライブ経験者の友人からすると「何を今更」な案件のようだった。

 

「ほら、フットサルで鍛えたステップがね…」

 

そこ!?笑
桜井和寿の顔はいくつもあるのだな。
次のステージではどんな桜井和寿、そしてどんなミスターチルドレンを見せてくれるのだろうか。
楽しみで仕方がない。

 

 

ん?
まるでまた当然観られるかのような終わり方だ。
ライブが終わっても、私は彼らの魔法にかかりっぱなしらしい。

 

実は、ミスターチルドレンのベストアルバムを
聴き出したら止まらない気がして、まだ聴いていないのです。
そもそも脳内でも再生できてしまうから。

ただ…

そろそろ観念して聴き出そうかと思います。

いや、だから何、この残存する斜めなスタンス。

降参はしているのだが、まだ少しあのパワーに「持っていかれる」のを恐れているのかな。

まあでも恐れることはない。

ここからまた私は新しい世界を知る、それだけのことだ。

「それだけ」という贅沢な扉を これからも開け続けていくだけだ。

 

 

この日のミスチルレポは以上です。

ふう、久しぶりに1万文字超えになりました。

最後まで見られた方はいらっしゃるだろうか。

本当にありがとうございました!

 

次回はいよいよエレカシのステージを振り返ります。

どれだけ長いスパンになろうが、このシリーズは絶対に書き上げますよ。笑

もしよければ、また次回で!

 

あ。

ベストアルバム以外でも、これは聴いてほしい!と思ったミスターチルドレンのアルバムがあれば、ぜひ教えてくださいね!

 

【2018/4/5追記】

観念して、配信限定ベスト2枚を購入しました。

配信限定ってなんで?5月9日までってなんで?危なかった…もっと商業的になっていいんだよ?

そして、朝から『CROSS ROAD』で涙がこぼれてしまいました。

全部聴き終わる頃まで何回涙が出るのか心配です。