かくしごと(空色MIX)

webライターっぽい女のオタク気質ライフ。 ライブレポ、何かの感想、日常、思考整理。まずは素直な文章を。

スピッツ最新アルバム『ひみつスタジオ』が良すぎないか?

久々に「CDが発売されたその日にアルバムを全編通して何度も聴く」なんてことをしている。

しかもそれでも足りず、日付が変わったこの時間(1時)に考察などをしている。

考察とは、この歌詞の解釈とは…という類のではなく、自分の心の考察とでも言うのか…

 

大人になってもこういう体験が、

しかも20年余りファンでいるはずの

ある意味で慣れ親しんだスピッツで出来るとは。

思わず筆をとるよ。タイムラグなしにブログに書けるなんて久しぶりだ。

 


今回、全体的に良すぎて胸がくるしい。

特に全体的に歌詞がめちゃくちゃ良くないか?泣きそう。

あと特に全体的に曲が良くないか?つまりぜんぶ。

総じて泣いた。

 

ちゃんと、─ちゃんとってなんだろう、でもちゃんと、曲と曲でひとりの人生のドラマが繋がってるように感じるし

本人たちのこれまでの歩み、今じゃないと分からないしるしみたいな足あとも感じられ、

 

何より、「君」のために歌ってるってのが全方位の君なんだよね。

イヤホンやヘッドホンで聴いている私やあなた、そこの君。


たったひとりのためにいつでもバンドしてるんだよ、オバケになってでも。

 


そもそもこの歌はなんなんだ。

オバケのロックバンド、最高じゃないか。

一瞬脳内が混乱して、その後じんわり理解して 結局いちばんリピートしている。


それどころか、その試みはベルゲン(ファンクラブ)の会報で最初から答えとして書いてあったじゃないか。

SMAPみたいに」といきなり草野マサムネが直筆で明かしていたじゃないか。

ぜんぶは言えないけど、

マサムネにとってその新しい試みは

SMAPみたいなこと」なんだと思うと(SMAPファンとしても)胸が熱くなるんだよ。

 

みんなで楽しくワイワイ、それだけじゃなくてさ。

みんなでたったひとりの「君」に届けることがSMAPなんだって…そうだろう…?

 


「ひとり」だけどひとりじゃない、

ああ明るいなあと思ったり。

心の中で草野マサムネさんにインタビューしたいですよね、

これまでと最近どんなことがあって、

そして、本当はなかったのかと。


「独り」がいやで「ひとり」が好きで。好きだった。

これまでと最近どんなことがあって、そして、なかったのかと。

 

答えはなくていい。明かされても困る。だから心の中で。


究極に変わらない少年性と生きて獲得した大人の視点が混ざっている世界観にもうわけがわからない。

だから胸がパンクしそうなんだけど、

私もそんなふうに感じるときがくるのだろうか。どうなの?

『さびしくなかった』と感じるような日が。

 

今のところさびしくないから余計にインタビューしたくなっちゃって。

大切なそれらがいなくなればさびしくなるのはわかっているけど、

今作ではそんな夜も越えていけそうな

地に足ついた魔法が詰まっているような。

 

「忙しけりゃ忘れてもいいから」

「気が向いたらまたここで会おう」って

どんな人にも語りかけているのがまた涙が出るよ。

今そこにいる人のことだけじゃなく、

今は別の場所に、別の方角を見ている人に向けても

どんな人に向けても届けているんだな

このアルバムは。


君のタイミングでいつでもおいで、と。

なんて心強いんだろう。

今も昔もわたしたちの生活にはスピッツがいる。

 

 

『ときめきpart1』も『手鞠』も最高で

『未来未来』なんてもはや私の名前なんだよ、30年来付き合っている名前を連呼してくれたよと

本当に勝手に感動したが、話がときどきしばしば自分語りで申し訳ないが、

やっぱり結果、オバケをいちばんリピートしてしまう。今はね。ちょっと衝撃と感激が強くて、この沼にいさせてください。落ち着いたら次の部屋に遊びにいく。

理由は聴けば分かります、たぶん。

 

 

うーん、聴けば聴くほど走り出したい。

さっきも公開されたばかりの『ときめきpart1』のMVを観て、ワーーッ!!と叫んで走り出したくなっちゃったんですよ。観ます?胸のときめきと動揺に注意ですけど。

スピッツ / ときめきpart1 - YouTube

 

ワーッ!(じたばたと駆ける音と共に)

 

最近の(私の時間軸で見るスピッツの最近→ここ10年)作品でいちばんびっくりしたかもしれん、このアルバム。

どのアルバムも好きだけど久々にぐるぐる、聴きながらスピッツの世界と胸のくるしさの謎しか考えていない。

 

甘酸っぱくてなにかを刺激されて、とにかくくるしい。

 

こんな心の変わらなさと大人の経験値の共存を目指していきたい。

 

ちなみにスピッツの歩き出せ、クローバー(『ハチミツ』収録』の歌詞

『泣きながら笑い出し「嬉しい!」と何度も叫び』が人生のしあわせの理想とは定期的につぶやいているんですけどね。

今回のひみつスタジオは、全体通して「聴いている私」がその憧れの歌詞の状態になっている。そんな感覚だよ。

はあ。足りないな。聴いても聴いても足りないぞ。

だから明日も聴くのだ。

 

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先んじてひみつスタジオ発売記念仕様のネイルにしていました。

これまでの作品からイメージしたモチーフや

流行りのらくがきネイルふうに曲名を描いていただきました。あがる。

 

ツアーでアルバムの曲が聴けると思うと今から心の温度がさらにあがっていく。正気でいないと。

こんなにすごいバンドを目撃し続けていてよく今まで平気だったな。

そんな気持ちさえ抱く、今回の新作です。

みんなで聴こうね!

 

スピッツ、本当にずっといてくれてありがとう。

「みんなスピッツを待っていた」ってさ、もしかしたらその逆もあるのかもしれない。

当たり前なことだけれど、スピッツも待っているから続けているんだろうな。

私たちのこういう反応を待っているのはスピッツたち自身だよな、と。

たったひとりの君の声を聴くために、その声に会うためにどんどん扉を開けていく。

常連にも久しぶりな人にも、その扉はいつでも開放されている。

 

そんなふうに続く夢をありえない普通さで見せ続けてくれる彼らに、改めてお礼を言いたいし伝えたい。

 

そのひみつのスタジオどれだけ設備整ってるんだよ!名曲ばかり製造される夢のスタジオかよー!!!!

 

冗談(なのかな)はさておき本当に傑作です。明日もアルバムを聴きながら、この胸のときめきくるしさを考察しながら生きていきます。ツアーも未来も楽しみでならないです。いくつになっても生きるごほうびがあるな。

東京ドームで羽生結弦選手から贈られたGIFTを抱えた深夜1時

名古屋アイスショー、プロ初公演プロローグ、

そして前代未聞の東京ドームでの単独アイスショー

本当に嬉しいことに当選しまして、行ってきました。

(すみませんこのブログには書いていないのですが、2022年からきょうまで3度も羽生結弦選手の生の演技を観る機会に恵まれ…チケットはどんなに激戦の見込みでも応募するべきと学びました)

まだ余韻。

 

羽生結弦羽生結弦を超えてきた。

ここからまだまだ進化する。

 

今日の羽生結弦を超えることはしばらくないのかもと思うほどのちょっと異次元なすごさで、

私のマスクの下は終始ぽかんと口が開いていた。

なんかものすごい、スポーツとしてもエンターテインメントとしてもこれ以上ないものを見ちゃった感じ。

 

独りじゃないよ、か…

こっちの台詞ですよね…

 

─それなのにひとりでいろんな何役も難役をこなしやがって!無茶しやがって!大変だったら無理するなって全国いや世界の人たちが思ってる!でもあなたはやると思ってた!

みんなの期待をさらに超えてくるものを

持ってきちゃうだろうと思ってた!

 

無理ではなく、それをやりたい。

無理やりではなく、積極的に、血の滲むような準備が伴う夢。

 

その積み重ねでずっとやってきたんだよなあと。

信じられない。想像できないスケールだが、きっとそこは孤独で寂しい。

あんなに華やかであんなに味方がいるのに、意識の中ではひとり。それは本当なのかもしれなかった。

大好きな漫画、彼氏彼女の事情の有馬(孤独期)を途中で思い出してしまったが それは私だけかもしれなかった。ちなみに碇シンジも思い出した。

 

 

何万人もの視線と期待と願いが氷上に立つ自分だけに集まって、

なぜそれでもなお、あれほど力強いパフォーマンスができるのか。しかも今回のロンカプなんてほぼノーミスでは?記録は羽生結弦自身に塗り替えられそして伝説へ…

プレッシャーとかないのだろうか(あるだろうけど敢えて言っています)。逃げたいときはないのだろうか。

なぜハードルが高いほど輝きと凄みを増すのだろうか。

 

 

「ここにいる数万人」だけじゃないからだ。

 

今までだってずっと、その客席の後ろにいる無数の人の視線と期待と願いを背負いながら、やってきた。

覚悟が違うよな。

 

で、今日の羽生結弦をまた本人が超えていくんだよ。

あんなに羽生結弦になれる人は羽生結弦しかいないし、あの物語を本気でまっすぐに紡いでいける人は羽生結弦しかいないんだよな。

なんて面白い人なんだろう。

クリエイターの創造力をかき立てるはもちろん、

アスリートでありながらエンターテイナーでありながら、人としてなんて魅力的で面白い人なのかなと

生で公演を観られるたびに思います。

 

詳しくはぶら下がりツイート見てください。

今日はまとまらない、推敲もできない。

 

あの場にいられて本当によかった!

羽生選手、関係者の皆さま 我々もドームに響き渡る生声で伝えたいですが

「ありがとうございました!!」

 

見逃し配信で何度も観ないと、ちょっとこれはおさまらないな。

 

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余韻に浸りすぎてこの腕輪したまま帰宅して

日付変わってもなかなか外さなかったという。

ボアジャケットもかわいくて嬉しい。

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ちなみに私、負けず嫌いでちょっと主人公すぎる時に入り込んでいるテンションの羽生結弦選手の人柄を込みで好きなのですよね。

ともすれば、一歩間違えれば、いや、既に王道からは外れている志向かもしれないほどの本人の20年製(つまり付け焼き刃ではない)オタク気質と愛すべき中学2年生の闇のような、青いままのむきだしの本音が大好きなんですよ。強い人だからこその弱さや葛藤。それを役者の独白のように、はたまたアニメの主人公のように本当の言葉として伝えられる羽生結弦が。

目が離せないんだよなあ。

 

心が折れそうになったら、また今日に帰ってこよう。

帰れる場所をありがとう。そして羽生結弦選手にこそ心を許せる場所が、これからももっともっと増えますように。

えりぽんこと生田衣梨奈に学ぶ、ムカつく前に優しくなれる強さがアイドルってことなんだ(でも無理はしないで)

この覚悟を持って仕事をしていれば
(仕事に限らず)もっと強くなれるな、と
えりぽんに教えてもらったよ、昨日のストーリーは。

 

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メンバー卒業のニュースをきっかけに界隈が荒れ、感想や懸念を超越した目に余るコメントもたくさんある中

理不尽な意見も、先輩や同僚として思うことも、

内部に留めている話も、自らの進退についても

たーくさん言いたいことはあるかもしれない中で


怒ったり愚痴ったり保身の言い訳をしたり言葉を荒げるではなく、

場を収めるため「さまざまな何かに」謝るわけでもなく、
悲劇のヒロインになるでもなく、
ただ優しくなるだけだなんて 

参ったよ。

 

これがアイドルなんだな。

 

あ、でも、おださくのように明らかにメンバーを守るために静かに怒りを表明するのも最高のアイドルだと思うから 時と場合でいいんだけどもちろん。

ただ、このえりぽんの対応には泣いてしまう。

 

受け手の気持ちや状況も考えた上で、まるっと「みんな笑って♡大丈夫だよ!!!!!」と可愛く力強く包み込む。

最初から最後まで、自分ではなくみんなを気遣う言葉だった。

でも、なぜだろう明るい可愛い言葉から

充分すぎるぐらいの辛さや哀しみが伝わってきた。


彼女たちがアイドルでい続けられる理由、ここにありだよ。

#えりぽんかわいい だけじゃなくてね。

モーニングを尊敬するのはこういう、仕事への誇りや「自分が決めたアイドル像」を裏切らないという決意を随所に感じるところにもある。

 

たぶんこれでも納得のいかない層はいるのだろうけど、それすらまるごと受け止めて、その上で逃げないのだと思う。

 

それでも不満や不信が増すだけであれば

きちんと運営に愚痴ではなく意見を、各々で完成させた人物像とグループの理想の姿を元に叩くではなく冷静な分析と発信元などのソースを前後の状況もふまえてきちんとまとめて、その上でなぜ不満があるのか、筋を通しつつプレゼンすればいいのではと思う。

「なんとなくこうに違いないから!」と憶測の域を出ない不満は暴言や便乗叩きと一緒では…と思ってしまうけれども、とは言え私自身が長年のファンたちの見てきたものを知らないくせにという話なので

本当に危機感があるなら公式に意見として伝えてほしい。

事情を知っている内部の人たちがどう感じるのか、公平に判断してもらえるかもしれないし

もしかしたらもう考えているかもしれない。

※私はファンとして新参者なのでより正式な方法?があったらとか、そもそも運営に不満があるんだよっ…!という方には申し訳ないが…

単なるクレーマーか、長年のファンゆえのモヤモヤか、そこは分けて考えるべきだもんね。

 


ずっとふんわりとハロー(ハロプロ)には敬意を抱いていたけれど

特にモーニング娘。の近年の活動やパフォーマンスがとても好きで、気がつけば彼女たちを生で観たいという強い想いでフェスのチケットを取ったりしている。

今年行けたJAPAN JAMの'22は本当に最高だった。

(かえでぃが欠席だったので絶対に生で観たいのだが……)

 

好きもそうだけど、尊敬している。

彼女たちの磨き抜かれたパフォーマンスととびきりの笑顔を目の当たりにすると、

「自分は何をやっているのだろう?」

「彼女たちの仕事や人への向き合い方と比べ、いったい自分はどんな努力をしたというのだろう?」

と、日々の生活に喝を入れられる感じがするのだ。

 

 

グループの先輩後輩の関係性や構図は

多くの社会人が経験するであろう会社での色々にもきっと似ていて、

個の集合ゆえにコミュニケーションやケアの難しさ、認識のズレ、伝わらないもどかしさ、双方の事情、たっくさんあるはず。

見えているものや切り取った一瞬はもちろん大切だけれど それがすべてではなく、

ある程度年齢を重ねた自分の精一杯の頭で思うことは

「先輩には先輩の、後輩には後輩の、つまりみんなみんな、事情がある」

「でも、全部は言わないんだよ」

ってこと。

 

(ちなみにもし例えば自分がそろそろ仕事を辞めようと思っていたタイミングで後輩から報告相談を受けたら、いったん辞めたい素振りは見せずにまず後輩を送り出すと思う。一気に人が抜けるのは現場的に大変。もし迷いを感じるなら話を聞き、改善できる部分があればすり合わせのうえ環境の改善をはかりたい。もしヒアリングの結果、私に原因が?と思ったら自分がその担当から抜けるか、後輩にとって居心地のいい場所を探せるように上司と話などするかもしれない。そもそも相談もされないとしたら信頼関係が築けなかった自分のせいだと謝りたいが、あくまで未熟な私の場合なのでなんの参考にもならない。今回のパターンがそれと同じか違うかどうかなんて、一生分からないのである)

 

 

本当の本音って、口にしようとするだけで

涙で言葉にならないなんてことない?

私はあるし、伝えないことが逃げでは決してないと思う。

もし今後何か動きがあるとしたらと仮定して、

伝えることも、行動することも

どうか本人たちのタイミングを見守って待っていてほしいよ。

あるいは伝えなかったら、いや、ストーリーで充分伝わっただろうと思うが、

それがグループとしての答えであり覚悟だと受け止めてほしいし、私も受け止めたい。

あれ?なんだろう、2016年あたりのSMAPを思い出すのは気のせいかもしれない。

 

耐えること、話さないことだけが美学というのも危険だから

お互いが無理をする必要はないことは忘れないでほしいけれど。

 

懸念としての意見は分からなくもないよ。

それはグループの特性としてある程度は仕方ない。

これがももクロやTWICEのような構造なら誰もあんなことは言わないはずだから

入れ替え制度が100パー根付いているグループは、いつかは必ずその話題は出てくるよね。

 

それは、誰でも分かっているでしょ?

「辞めたくなくてもいつかは辞めなきゃ成立しない構造」。

なら自ずと分かるはずなのに、

本人たちが考えていないはずないってことも。

 

そのうえで、敢えて、の意味を受け手のこちらも考えたいし

だからこそ、今の彼女たちを応援したいのだ。

 

 

「だってアイドルやもん!」

 

そう、アイドル。特に女性のアイドルという職業が

次の夢を実現するまでの通過点ではなく、

ずっとの職業としてもっと浸透すればいいのにと以前から思っている。

(グループに在籍し続ける=アイドルという意味ではなく、もっと広い意味なので今回の件とは分けてほしい)

 

アイドルになりたいという夢を叶えて

そこからさまざまな経験を通して得意分野やもっと輝ける場所を見つけたり

新たな夢や目標が定まる場合は

人生の変化として自然で素敵だなと思うから

新しい道を応援したい。

 

それと同様に、アイドルの経験を積んでなお「アイドルをずっと続けることが目標」と決意し、想いを強くする人がいたとして、それの何がいけないのかってこと。

近年では道重さゆみ柏木由紀がその最たる例かとは思うが、

(私は田中れいなもその枠に入れてリスペクトしているが、でもそのことはこんどはなします…まりブロも大好きです)

彼女たちは信念と敬意を持って今もアイドルという職業を楽しんでいるから、だからずっと人気が衰えないのだろうとも。

 

「いずれ別の職業になりたいが(経験、ステップ、知名度のためにも)まずはアイドルを頑張る!」のシステムが当たり前になるとしたら、

その感じのほうが私にはまだ少し分からない。

 

まあ「いずれ会社を経営したいから、まずはどんな仕事でも勉強のために頑張ります!」みたいな考え方と捉えたら一般社会でも珍しくはないのか…?いや、ちょっと違うな…

ただ、アイドルって高度で大変な仕事だと思うから 通過点感覚で選んでいい仕事ではない気はするしなあ。

 

ハローにはそういうタイプは少ない気もしている。だから好きなのもあるけれど

通過点タイプが悪いとか間違いと言いたいわけではなく

(やるからにはみんな本気でアイドルまっとうするだろうし)

ただ、そうじゃないタイプも普通に認められる世界になるといいな。

 

個人的にはアイドルはやっぱりアイドルとして…松田聖子田原俊彦やヒロミゴーやSMAPメンバーたちの世界線で、すばらしい職業として存在してくれることが嬉しいから

ついつい熱くなってしまうが。

 

…いま書いていて気づいたけど、たぶん私は概念や信念として「アイドル」を貫いている人のことが好きなんだな。

 

衣装やお菓子みたいな言葉から憧れを感じるではなく、

アイドルって、きっと強いの。

 

顔やパフォーマンスから興味を持ったのに、気がついたら性格や考え方のほうに惹かれてインタビューを読み漁っちゃうみたいなね。

それもアイドルの魅力。

アイドルを通して人間自体をもっと好きに、

もっと希望をもって人を信じられるんじゃあないかってね。

 

 

えりぽんやふくちゃん(リーダー)よりずっと年上の私なんて、ちょっと仕事や人間関係で躓いたり悩んだりしただけで

笑うことも気にしないでいることもとても難しくてうわのそらになってしまうのに。

あの子になんて言葉をかけようか、どう伝えたら円滑に進められるのか

悩んでは立ち止まって、人に優しくできなくなりそうなんてさ。恥ずかしいな。

 

見習わないと!

 

今日もアイドルの言葉に涙して、笑顔に救われて、私はまだまだ「足りない」だとか

また明日からもやってみるか、と立ち上がることができるのだから

いいねやスクショじゃ足りないハートを送りたいよ。

 

えりぽんありがとう!

そしてアイドルのみんな、今日もお疲れさま!

本当に力をもらっています。

 

 

 

ちなみに私は9期にも他のみんなにもできればずっとモーニングを続けてほしい(もちろん続けたい人だけね)、そんな世界線があればいいなと思ってしまうほど、それぐらい今のメンバーが好きで贅沢だなと思っている派なので本当になんの参考にもならない意見でごめん。ならばそもそもの卒業マスト構造が不満ですとそもそものグループシステムに物申す?きっとそれも違うだろうな。歴史ある流動的なグループを推すことの難しさと醍醐味を感じた今回の件でもありました。

 

20220611 宮本浩次の人生があふれていた縦横無尽ツアー完結編

久々にライブ後すぐに書きたくなって。

(2日目もあるので曲のネタバレは控えめ)

 

なんだかまたとんでもないコンサートを目撃してしまったな。

大人だけど子どもみたいなお祭りだった、宮本さんのバースデー前夜祭こと縦横無尽ツアー完結編。

(友人の当たったチケットにあやかりまして行ってきました。いつもありがとう…!)

 

19:45終演後、思わずつぶやいた第一声は

「素晴らしい…」

ネタバレもなにも、これ以外にない。

今日はこれだけ言って終わりでもいいぐらい、いや、やっぱりもう少し語るけど、

見ている側がこれほど感無量ならば、ステージにいる本人たちはどれほどのあふれる想いがあるのだろうと 想像してしまう。

眠れるのかな。明日もあるから眠るんだろうけど。

 

今もちょっと、あの歌声と景色と華やかな演奏を思い出すと

ふわふわと酔ったような気持ちになる。

その景色の一員になれたことも、また記念。

 

今日いちばん心に残った言葉が、「ちょっと古い曲」と紹介したやさしいあの曲が始まる際に宮本さんがつぶやいた

 

「愛してるぜ!人生も、この場所も」
君も、も付けていたっけな。


愛してるぜ、人生も。と言える50代、

なんて素敵なコンサートでなんて素敵な人生なんだ!

これまでの作品や葛藤も含めた日々を思うとより泣けてくる。

そして、本当にこの場所の景色が嬉しくて仕方がなかったのだろうな。

 

充実感あふれる、去り際のメンバーのきらっきらな笑顔がすべてを物語っていた。
宮本さんの心からの無邪気な笑顔とハグ。

あの笑顔はさ、めちゃくちゃ楽しさと手応えがないと出ないそれだから(ファン歴14年談)。

登場時と終演時で20歳ぐらい年齢が違うのかなと思うほど、歌うほどに若返る宮本浩次の不思議をまた体感しました。

 

あの笑顔の景色が観られるのはファンならではの特権だけれど、

1曲目のあの景色はステージに立つ人の特権だろうな。

 

選ばれたように花道を渡って、

真ん中で真っ暗な中で一筋のスポットライトを浴びて、

「ここが俺の生きる場所」と伸びやかに高らかに歌い上げて、目の前には無数の観客。

ぐるりと360度見回したとて、そこには味方しかいない。

背後には頼もしいメンバーと、ツアーを共にしたスタッフがいる。

 

 

これが、ここが、俺の場所。

 

 

そりゃあ込み上げてこないわけがないかもしれないけれど、

そこで本当に素直にめちゃくちゃ泣いてボロボロになってしまうあたり

本当に小さな子どもみたいな純粋さだよな、と、ほのぼのしてしまうよ宮本浩次

 

そう、最初からボロボロに泣いていました彼。

おかしいと思ったんだよ、

あれ?始まったばかりなのに音程外れたな、珍しい。

あれ?また高音が出ていないかな、珍しい……

 

ん、いや待てよ、これは……

 

そこで客席からなにかを察したような拍手が、石が跳ねたあとの水面の様子みたいに次第に広がっていき

程なくしてみんなが気づいた。

 

泣いているから歌えないんだね。

そう、宮本浩次が音程を外すことなんてほとんど、滅多に、いや全然ないことだから

不自然に歌えていないときは、だいたい泣いているときなのだ。

 

宮本浩次は歌いながら考え、あるときは涙を流す。

14年ほどライブに行く中で、これまでも何回も彼が泣いている姿を現場で目撃している。

でも、それでも、1曲目からこんなにあまりに分かりやすく泣いているのは例がなかったと思う。

 

よっぽど素敵な光景と体験だったのだろうな。

そんな歌手人生、最高じゃないか。

 

 

あの満員の景色を見た瞬間、どんな想いが込み上げ駆け巡ったんだろう。

私のいた席はスタンドの南側前列だったので、開演前から素晴らしい景色がよーく見渡せたんだ。

ものすごい数の人の集団が、厳かに時を待つ。

声は発さずとも今日という日に期待を込めて、待ち侘びていたことが分かる。

なんというか、とても「礼儀正しい、質の良いロックファン」ばかり。

そんな愛すべき礼儀正しいファンたちが彼のお祝いに駆けつけたかのよう。

 

ファンになった14年前も再ブレイクなんて言われていたけれど、この規模を2日間埋めるのはバンドでも多分まだ少し難しかったと思う。

さいたまスーパーアリーナが決まったときはなぜだかものすごく感慨深いと同時に、売り切れる…かな…?とお節介な気持ちにすらなった)

彼は今それを、ソロでやり切ろうとしている。

 

誕生日、56歳。

もうすぐアラ還と言える年齢でソロの動員を確実に更新しながら、新しい挑戦を続けている。

 

夢のある話だと思うし、この日本に素晴らしい歌手・宮本浩次がいることがもっともっと知れ渡ってほしいから まだまだ続けておくれよ。

 

日本に宮本浩次という素晴らしいソロアーティストを誕生させた。

それだけでも、と言うと語弊があるかもしれないが、それを広める目的だけでも

ソロをやる意味は確実にあると感じた。

その理由だけでも、「それは絶対に必要なのでやりましょう」と納得してしまう自分がいた。

 

もちろん実際にはそれだけの理由じゃないとは思いますよ。

でも、これは広めなければならない。

こんなに力のある、説得力のある、歌のうまい、全力で全身で「歌手」な人、いませんって。

 

 

そういえばステージ真ん中の丸いエリア、たまに紫色のビームのような、召喚魔法のような光が何本も差していたな。

あれは実は魔法陣の上で、宮本浩次という偉大な歌手をこの東京に召喚したという意味だったのかな。(※絶対にちがうけれど)

 

いや、今召喚された人ですよと、こういう完ぺきな歌手を作り上げたんですよと言われてもどこか納得してしまうような、理想形なんだよな。

こんなに音楽を愛し、歌と声と人に愛された人間味あふれる歌手がいますか?

 

 

42歳の宮本さんに出会って以降、ずっとエレカシの音楽とあの関係性が好きで

だからこそ?当初はソロ活動は複雑だった。

正直に言うと、ちゃんと自主的にソロを追ったのは去年からだと言ってもいい。作品は毎回チェックしてはいるけれども。

 

でも今は、歌手・宮本浩次をもっと自由に解き放つために必要な場所だったんだと耳や心で理解した。

あんなにカラフルな表現と言葉はこのソロツアーで得たものだ。

表現者としても、人間的にも進化している。

 

限界が見えていたわけじゃない、もちろんそんなはずはないけれども

いつからか、エレカシや宮本さんの描く世界は少しだけ想像がつくようになってしまった。特に歌詞。

新曲もアルバムも、根本的には同じことを言っているのだろうと、それがエレカシの良さなのだと思っていた。

 

でもソロではもっと自由で、紡ぐ言葉や表情に新しさを感じられるようになった(ついでに言うと、久しぶりの赤シャツなどの服装からも)。

明確に分けていると言われればそれまで。

それでも新しく色づいた、もうひとつの輝く場所を見つけた、幼なじみとはしゃぐ世界以外を見ている宮本浩次を見ることが、

なんか、いま、大人の働き方を知ったのだなと

改めて思った。

子どもだけど大人。大人だけど子ども。コナ○じゃないよ。

そんなバランスで彼はいま、とても調子が良いと思う。

 

逃げずに人生と時間と向き合った人こそ得られるご褒美。

この「いい」状態を経てまたバンドで音を鳴らしたらもっと面白い変化があるんだろうな。

そんな日が来ることも、たぶん本人たち含めて待ち遠しくなっている。

(そう、ここには書けていないけれどエレカシの新春武道館も行けました!エレカシエレカシの宮本がそこにいて、泣きました。)

 

P.S. I Love Youの歌詞にもあるね。

「ゆこう 大人の本気で さあ 立ち上がろう」

大人の本気。大人が本気で楽しく充実した仕事をすると、こんな純粋な景色を味わえるんだな。

 

メンバー全員、とてもハードな47都道府県ツアーを完走した後とは思えない体力とクオリティに改めて驚かされた。

特に宮本浩次はアイドルのバースデーイベかと思うほどのフレッシュさ、さっきも書いたけれど歌うほどにどんどん顔や動きが若くなっていくんですよ。

赤シャツに着替えた頃からどんどんね、ほんとに。

ケーキが出てきたらどうしよう、また泣いちゃうねなんて思いながら。

 

「ちょっと古い曲なんだけど」とはにかんで演奏したやさしいあの曲をリリースしたのは葛藤も交えた30代後半。

あの頃、この代々木第一体育館のようなキャパで、笑顔でその曲を演奏する未来が見えていただろうか。

宮本浩次も、その曲をプロデュースした小林武史も 20年後にここにいる。

過去の葛藤も、未来にはすくわれる場合があるのだと教えてもらえた気がしたよ。

未来は生きてみなきゃあ分からない。もう少し、もう少しだけってさ。

やっぱり彼はいつだって人生を教えてくれる。

 

「出かけようぜ!できれば一緒に」とも言っていた気がする(やさしい曲の前の、別の曲で)。

好きだなあ、その台詞も。

そうか、一緒に行くのか。

ほんとに光の世界が俺とみんなの場所になったんだなあ。よかったなあ……って私は誰目線。

 

とにかくね、宮本さんの光の面が引き出された素晴らしいソロコンサート完結編でした。

明日行く方、期待していいよ。

 

そして宮本さん、誕生日おめでとう。

素敵な人たちに囲まれて、素敵な音楽と共に、最高の一日に、一年になりますように!

 

 

【一挙一動メモ ここから曲のネタバレ注意】

 

・序盤、花道ロードを歩きながら

「喋ること、大してなにも考えてないですけど」

潔すぎる

 

・(客席へ向かって)素晴らしい!

なんて親切な奴らなんだ!一生懸命聴いてくれて…


・なんて音楽を愛している奴らなんだ!

(別のタイミングでまた客席へ向かって)

 

・ロマンス始まる前に唇を触ったり流し目をしたり、役作りがバキバキでスクリーンを二度見してしまう私

 

・シャラララ〜♪は決して暴れる曲ではないのに、花道ロードのステージ側をゴロンゴロンローリングしながら歌う人がそこにいた

・ローリング宮本記念日 よくあの状態で歌えるぞ…

 

・愛してるぜ!人生も、この場所も。君も!

(あなたのやさしさをオレは何にたとえよう)

・ちょっと古い曲だけど改めて良い曲だと思ったような話もしていた

 

・雨の演出、真ん中は避けるように降っているのに豪快に出たり入ったりするものだから、チームの配慮も関係なくずぶ濡れになる宮本浩次

・タオルで顔を拭きながら雨のフェス後のようになっている姿も爽やかでヤンチャである

 

・今宵の〜で花道ロードを歩きながらギターをぼとりと落とし、スタッフさんが拾いにきたがアクシデントでそうせざるを得なかった模様

・ラストの演奏にギターを抱えるのはほぼ間に合わなかったが一生懸命やろうとしてくれていた

 

・ギター名越さんの紹介で宮本さんギターの声真似?活発

・名越さん笑っちゃってる気がするんですが

 

キタダマキさんの紹介「キタダキタダキタダ!」活発

・「大人だけど子どもみたいで!」それ自分のことも含む!と多分いろんな方が思った

・クールでトリッキー、すごいんだぜ、どんな曲でもロックにしてしまう的に紹介していたと思う

 

玉田豊夢さんに「年下だけど日本代表!」豊夢さんスティックを投げて手で和太鼓のように演奏するスタイルを披露

・豊夢さんかっこいい…100s好きとしてまた観られるのが嬉しい、こんなに立派になって…

 

小林武史さんの紹介時「引率者のような…」遠足…?「尊敬する先輩」「文字通り見守っていてくれました」

・本当に小林武史さんの懐の深さと好奇心とスケジュール調整力に感謝、宮本浩次大好きの同志よありがとう…←私の心の声

 

・ちょっとだけハッピーバースデーの映像あった 可愛い

 

・アンコールで東京協奏曲、初めて聴けました。こんなに壮大で日常でセンチメンタルな東京の世界を彼らのフィルターを通して知れたことに感謝している。この都会の歌詞とメロディーを丁寧に歌い上げる宮本浩次は本当に、「歌手」なんだよ。櫻井さんのパートも全部歌っていました。

 

・出かけようぜ、できれば一緒に。

 

 

【おまけとグッズ】

本日の光の世界はこの場所でした。

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撮ったばかりであろうツアーのフォトブック。

岡田貴之さんの撮る宮本浩次は最高なんです。

とんでもなくカッコよくてかわいいショットがあるので、ファンは無意識に買ってよし。

移動中や楽屋などのオフショ的なのは特にいいぞ!

なぜあんなにいい表情が撮れるのか。

 

 

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終演後に限定キーホルダーを買おうとしたらなんと売り切れだったため、通常版を。こっちもかわいいね。

友人が買えた限定版と並べて撮らせてもらいました。

ちなみにツアー本編は山梨に行けているのでそちらも振り返って日記にまとめたいな。

 

巾着も買った。宮本シルエット刺繍?つきの白は終演後には売り切れていたので黒を。

 

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これは口をキュッと絞る前。

結構大きいからサブバッグ代わりにもなりそう。

思ったより生地も厚くてしっかりしているし中にポケットもあるし

ロゴがアパレルブランドみたいでかわいいのも良い。これはいい買い物。

確実に欲しい方は開演前に並んで買うのがベストです。

 

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ノートも買ったよ。かわいい!何書こうかな…

 

 

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なかなか美容室に行けずデコ出し。

宮本さんもデコ出し多めの前髪長めスタイルだったので結果的に良かったです(?)。

 

 

 

羽生結弦という努力家の芸術的スケーター

最近寝る前にどうしても北京エキシビの『春よ、来い』の動画をリピートしたくなり、

そうすると芋づる式に過去、2020年、2019年、2018年の春よ、来いや他プログラムの動画も再生してしまい寝不足なわけだが

圧倒的に今回のエキシビの滑りが美しくとても好みなんですよ。

 

NHK | 【実況なし】羽生結弦 エキシビション「春よ、来い」 | フィギュアスケート | 北京オリンピック - YouTube

これをリピートしている。

NHKの動画いいですね。実況なしで音楽との一体感も堪能できる。音と舞に集中。

清塚さんのピアノもちょっと良すぎて曲が始まるたびに感動するし、

照明もカメラワークも素晴らしく、現実世界で出来うる限りの芸術の集大成を見た気持ち。

これ、コンサートや映画でもなく、ガチなスポーツの祭典なんだぜ…


フィギュアは若い時期のほうが、と思われがちな気もするけれども

いやいや、なかなかどうして、この─すべての喜怒哀楽が込もっていたかのような情感あふれるスケーティング。

さまざまな感情が乗っていたのは想像にかたくなく、それが響いたのか?

人なのに人のできる領域を超えたような、なんだ?どう説明すればいいのか。

 

妖精。その形容も確かに彼にはよく使われるし(すごい)確かに違和感もない(すごい)けれども

尊いとかまるで妖精とか推ししか勝たんとか

そういう感じはまだかわいい言い方というか。

もうちょっと、そう、こわい。もはや凄みがありすぎて怖ささえ感じる。領域を超えている。

そうか、そういうときにようやく

「異次元」って言葉が出てくるのか。


今までの彼の演技の中でいちばん好きかもしれない。

ありがとう羽生選手。

 

Figure Skating - Gala Exhibition | Full Replay | #Beijing2022 - YouTube
これはオリンピック公式YouTube(日本のアカウントではない)。

エキシビ数時間分がまとめて観られるが、スクロールしてもしても「YUZU」への海外コメントばかりなのもさすがに驚愕した。

むしろ日本語のコメントを見つけられない。

そもそもサムネもだが、世界が日本人に熱狂している…改めてすごすぎる…

(YUZUの出番は何分頃からだよ、的なファンのコメント欄活用に「ありがとう」「あなた最高」的なテンション高い返信が英語やその他言語で溢れていて、オタクのやり取りも世界共通なのだなと感じた)

あとコメント欄の中にたびたび見つけたGOATという一文。

「ヤギ」に翻訳され、ほう…?と思っていたが史上最高的なスラングなんだね。ヤギの群れを見た2月後半。

 

フィギュアに詳しくはないから、ジャンプの種類とかジャッジについての考察はまだ自分の言葉では語れないけれども

ただ単純に、羽生選手の真摯な滑りは人の心を動かす。

一つ一つの動き、しぐさ、指先から足先から目線まで流れるようになめらか。

持って生まれた手足の長さもあるにしても、楽曲の世界観の解釈、ズレなく気持ちの良い音はめ、スケーティングの一部にすらなっているような衣装の扱い方、魅せ方。

全身から生まれるトータルの表現力が別格の美しさ。

そのうえ真摯。競技に対して誠実に向き合っている実直さ。

優雅さ美しさ、独自の世界観をストイックに追求するうえで「まず基本を丁寧に」が念頭にあるのだろう。

武器が王子的なルックスと華やかな滑りだけならフィギュアのファンに長く支持されることは難しいのかもと思う。

ファンのコメントを見ていると、ああ、彼は正統派で、まじめにひたむきにフィギュアスケートの世界を生きているのだなと

変な言い方かもしれないがそう感じた。

 

まだまだ滑りを見たいなあ。

芸術的なこの唯一無二のスケーティング、もしジャンプなしでも見続けたいと思うぐらい。

とはいえ彼はアスリートであり、また思考や発言は筋の通った力強い、負けず嫌いの、誤解を恐れず言うとちょっと煽りなのかなと思ってしまうほど漫画キャラクターのような印象なので(そのギャップが個人的に好き)、ジャンプがなくても素晴らしいと言うのが適切なのかは分からない。

だってあんなに綺麗なジャンプを跳べるのは、ジャンプが好きだからだものね。

 

メダルを獲得したチェンの安定感と紳士な振る舞いも素晴らしいし、鍵山くん宇野くん(日本からふたりってすごすぎないか)の個性と実力と努力に安心するし、ジェイソンブラウンのスケーティングも好きだし、そう、素晴らしい選手ばかりなんだよね。みんな唯一無二なのはもちろん。

そこにまだまだ彼もいてほしいと思ってしまう視聴者心理。

 

芸術的な美しさは天性のもの?

努力なしでは成立しないことを知っている。

10年前もとんでもない存在になってほしいと思っていたけれど、ごめん。

とんでもない、のスケールが間違っていた。

現実世界のほうが夢より大きかった。私の想像は足りなかった。

 

すごい人と同じ時代を生きているなと思う。

 

さて、また今日も春が来ることを願って動画を観てから寝るとしよう(深夜)。

 

【追記】

雑談系の日記ブログをひっそり作ってあるのですが、そこでも語ってしまいました。

ノンノのフィギュア特集なんなんだ(素敵)。

羽生選手のエキシビ、それからnon-noのフィギュア特集がやたらとガチ - 日なたのアイスクリーム

神田沙也加ちゃんの言葉

まだ彼女がSAYAKA名義だった約20年前のデビュー曲『ever since』が大好きで、今でも定期的に聴かないと気が済まないほどに好きだ。

そういう位置付けの曲は人生の中で何曲もあるわけではなく、きっとこれからもずっと好きだ。

これから歳を重ねた先の日々にも全部持っていく。

 

偉大な両親ゆえ当時から色々な意味での注目がやまず、テレビも騒がしかったが

私はとにかくただただ彼女の透明な歌声と、特に信じられないほどに研ぎ澄まされた歌詞の聡明な世界観に耳と心を奪われていた。

歌詞を手がけたのは当時15歳の彼女自身。ほとんど自分と歳の変わらない女の子がこんなに素晴らしい歌詞を書けるなんて、どうやって?

 

少し時間を取ってでもその歌詞を見てほしい。

どうやって生きてきたらこんなに繊細で何もかも知ってしまったような寄り添った言葉が紡げるのかと、そんな感性がほしいと

純粋に憧れていた。

 

特に2番の歌詞が大好きで、自分のツイッターでもつぶやいた。多分一度じゃなく。

 

神田沙也加ちゃんはね、ミュージカル女優の努力と才能が開花してからももちろんすごいのだが、私が声を大にして伝えたいのは作詞の力なんだ!特にSAYAKA名義のデビュー曲「ever since」は本当に本当に名曲で、15歳ぐらいのさやかちゃんが作詞なのでほんとぜひ聴いて…聴くと涙出る…

 

神田沙也加ちゃんのever sinceという大名曲、特に2番が好き…「どんなものにだって 耳をすまして歩く あらゆるものに 気づくことができるように 失わないように」ここらへんでいつも涙腺緩む。七光りって虹色に光る才能って意味かな?

(2017.4.26)

 

彼女が活動を休止していたときもやっぱり好きだな、歌ってほしいなと気になりながら。

 

復帰後、久々に発表したアルバムにever sinceが収録されていることに感激し迷わず買った。これは発売の10年前に残していたツイートと写真。

物語のようなアルバムで、ジャケットも可愛くて大好きだ。

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LIBERTY

LIBERTY

  • 神田沙也加
  • J-Pop

 

その後、ひとつしかない透明なキャンディみたいな歌声と可憐で凛とした表現力がアナ雪で多くの人に知られたことも嬉しかったが、彼女の持つ言葉の力ももっと広まってほしいこと、そしてその言語力の泉の根源がどこにあるのだろうとずっと気になり続けていたし、ずっと追い続けていけると思っていた。

 

アナ雪は同僚の女性と観に行った。「神田沙也加ちゃんが好きなんです」と話した。

 

「どんなものにだって耳をすまして歩く あらゆるものに気づくことができるように 失わないように」

大袈裟ではなく、この歌詞のように生きていきたいと今でも思っている。

彼女の歌を聴きながら泣いたことはたくさんあるけれど、もちろん今日が一番辛い涙。

 

華やかな容姿もセンスもとても好きだった。最近プライベートで2回ほど、なぜか沙也加ちゃんに雰囲気が似ていると言ってもらったことがあり恐縮した。顔も何もかも全く似ているなんてことはなく恐れ多いが、なんでだろう、もしかしたら髪型?確かにいつも髪色を変えた投稿を参考にして、画像を保存しては美容師さんに見せていたからかな、なんて思ったり。

オリーブ色の髪が綺麗だったときは自分の髪色もオリーブにして、最近前髪にインナーカラーを入れていたときは図らずしも同じタイミングで自分も似たようなインナーカラーを入れていたので嬉しくなった。

 

直近でスクショしていたのは12/9のストーリー。大森靖子さんの投稿の引用。髪色また可愛くなっているな、ピンクにするときはこの色味を美容師さんに見せようと水を飲むようにスクショした。

 

インスタのストーリーで定期的に(本当にコンスタントに)質問回答タイムを開催してくれていた。

音楽のこと、ハマっている飲み物、コスメやカラコンのこと、彼女の愛用品や考えに触れられる機会だから逃さず見て、こちらもいつも何枚もスクショしていた。

最近は忙しいのだろうなと思っていた。

 

数年前ディズニーに行ったYouTubeの映像が可愛くて、ちょうど同じタイミングで行く機会があり彼女が写真を撮った同じ場所を見つけ出して(見つけてもらって)「同じポーズで撮って!」と友人にせがみ、撮ってもらったりもした。


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また何度言っているのかと思うけど、定期的にever sinceの素晴らしさを語らないと気が済まなくて。

 

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髪型に影響を受けすぎてウィッグを買ったこともあった。彼女は定期的に髪色だけではなく長さも変えるので、次はどんな髪型になるのかとひそかに風物詩のように楽しみにしていた。

彼女が手がける洋服(canone)も好みだった。1着とても気に入ったワンピースがあったのに、なぜか買い逃してしまった。もう二度と買えないし時は戻らないのに。

 

過去にもアパレルのスタッフさんとプライベートで親しくなったりファンの子と気さくに話したりと、著名人なのに限りなく普通に近いエピソードの数々を知っては好感を抱いていた。普通でありたいと本人が望んでいるようにも思えた。

 

元々好きだよ。でも書いていて気がついた。

思った以上にめちゃくちゃ好きなんだと思います。

活動もそうだけれど、なぜか彼女の生き方を応援していた。

 

 

本についてつぶやいた彼女の考えに共感して、思わず返信をしたことがある。

 

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「こんなに素敵な言葉を紡ぐ人はきっと本が好きで言葉に向き合っている人なのだろうなと感じたことを思い出しました。」言わずにいられなかった。

 

感受性が豊かで何でも見えて感じられる目や耳があるからあんなに素晴らしい表現ができるのかと、憧れていた。

 

幸せに生きていてくれるなら彼女がどんな道を選んでも構わなかった。

音楽の才能もひとつだけの歌声も文才も好きだけれど、まず、一緒に歳を重ねていきたかった。

 

少し前のインスタの投稿でいつもとは違った、心情を書き綴ったものがあった。

彼女が話していたその曲が「どれ」なのかはずっと分からないままだけれど、どんな曲でもずっと大好きでいてもいいのかな。

 

世に出てきてくれてありがとう。生まれてきてくれてありがとう沙也加ちゃん。

今はそれしか。

aiko!!!!!と思った人、一緒に分かち合おう

ああ今日は疲れた、ほとんど娯楽をしていない、せめて寝る前に少しスマホを見て…で、何気なくYahooを開いたらaikoの結婚報告が目に入って一気に目が覚めた深夜1時半。いや眠れんでしょ。

 

aiko!!!!!結婚!!!!!しかも去年!!!!!

aikoが…aikoが!!

 

めちゃくちゃびっくりした。びっくりしたままニヤニヤとツイートを追っていたら1時間半経っていた。そしてどうやらファンも世の中も同じ反応が多いようだと実感し、ひとしきりびっくりしたあとに考えている。なぜこんなにびっくりしたのか。なぜaikoの結婚に多くの人がびっくりしたのか?まあすぐ答えの候補を言ってしまうが、やっぱり「イメージになかった」に尽きるのだろうか。aikoが結婚するイメージが、なぜかなかったと。しないと思っていた?aikoが?でもさあ、それがまず不思議ではあるんだよね。aiko、そんなことはっきりとは言っていないはずだし。(たぶん)

 

恋愛。aikoといえば恋愛、恋愛といえばaiko。どんなときでもaikoはさまざまな恋を音楽にしてくれていて、その歌詞に救われたりシンクロしたりあまりのリアルさにaikoの心情と状態を心配したファンはきっと私以外にもいるだろう。特に『透明ドロップ』の歌詞カードに載っていないつぶやきなどで。過去には恋愛ジャンキーなんて曲まで作って、恋の歌しか作れないとファッション雑誌で話して、以来20年以上ほんとうに恋の歌を作り続けている。コンスタントに新曲やアルバムを出しツアーをしてテレビに出て(aikoはテレビに出続けてほしいし、たぶん出る)20年以上も飛んだり跳ねたりおしゃれしながら恋の歌を歌い続けている職人aiko

ちなみに透明ドロップが収録されているアルバムはこちら。時のシルエットと泡愛は胸が締め付けられるほど好きだな。

 

で、結婚だ。aikoといえば恋愛。恋愛した相手と結婚する人は、世の中の色々に変化はあれどきっと多い。だからaikoといえば結婚というのは本来自然な流れで…………あれ、やっぱりそう結びつけたことはなぜかなかったよ。なぜ?

恋愛とaikoは密接に関わりがあるのに、結婚といえばaiko、とは全然思ったことがなかった。結婚できないキャラとかそういうお節介な見方ではもちろんないのだけれど、これはいったいどういうことなのか。ここで「恋愛と結婚は別ですか?」発言小町、いやもう少し年齢が下の掲示板のトピックみたいな法則がよぎる。やっぱりそれなのか?巷で言われるその法則を、私たちは勝手にaikoに抱いていたのか。

 

きれいなことを言うと恋愛の延長に結婚があっていいはずだし、まあそうじゃない場合も世の中あるだろうが、恋愛しない結婚があるなら逆に恋愛結婚だってあるだろう。だからaikoがいきなり結婚したってなにも不思議じゃない。ないはずなのにね?ファンのびっくり具合を見ていると、やっぱり身内親族友人以外にいちばんaikoのことを見て知っているであろうファンですら「aikoは結婚しない」と、本人が公言しているわけでもないのにうっすらと思っていたことになる。

 

結婚せずに幸せそうな人はごまんといるだろうに、それを体現してくれているような特に華やかな存在を「この先もしない人」「しないと決めた人」としてしまう傾向にないか。特に女性に対して。イメージがひとり歩きして我々個人の中で完結して、その決断(していないのに)に納得し、なにかの希望を見出すような気がする。結婚しなくても「めちゃめちゃ」「真に」幸せに生きている人を見つけたい、ということなのか。aikoは昔も今も大好きな音楽を続けていて、素敵な人たちに囲まれていて、優しくて、人生を楽しんでいるから。それは結婚してもしなくても変わらない魅力なのに、あたかも「しないから」こそ得られる魅力であるように、その事例が欲しいのだよと、無意識に言葉と思考でその場所に留めてしまってはいなかったか。

 

きっと独身のイメージが強いあの人やあの人が結婚しても世間は驚く。私も驚く。でもそれは「イメージ」。ほんとうにただの「イメージ」。どうなるかは誰にもわからない、もしかしたら本人すらも。

 

なんて宇宙にまでいきそうな話は今はいいのだ。いや前澤さんの話ではなく、そう前澤さんとaikoって生年月日が一緒なんですよ。電話したらしいよ。

 

これもファンのみんな一緒だと思うけれど、びっくりしたと同じぐらい嬉しい。ひとしきりびっくりしたら涙が出てきた。なんでだろう。そう、aikoにずっと幸せでいてほしいから。aikoaikoのままでいてくれることが私はいつもとても嬉しくて、aikoの少し後ろを歩き続けていきたいから、aikoのままで「そうなった」ことがとてつもなく嬉しい。何言っているか分からないけど、本当に色んなことがあったと思う。色んなことも言われていたと思う。最近、この記事を読んでスクショしていた。

 

 

aikoのニューシングル『食べた愛/あたしたち』が写し出すもの(内田正樹) - 個人 - Yahoo!ニュース

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このアルバムのリリース時、筆者は初めてaikoのインタビューを担当した。その際、彼女は「ネットで「いつまで恋愛の曲を書いてんだ?」といった書き込みを目にする度に「あかんの?」って思ってしまう自分がいる」と言って小さく笑うと「でも、ずっと書き続けたいことだから」と力強く語っていた。
 

 

最近の雑誌のインタビューでも似たような話を見た。あと詳しくは避けるが過去に色々噂になっていた相手や仲の良い芸人さんがどんどん結婚したことも相まって、そのたびにaikoの顔が浮かんだ人も正直いるだろう。

どんなときでもそのままのaikoで立ち続け、歌い続けてくれるのがとても好きで。

 

aikoが結婚しても恋愛を続けていくのかはわからない、それは不純な意味ではなく結婚相手に恋愛していくのかという宇宙の議題だが、誰にも遠慮することなくずっと恋や愛の歌を歌い続けてほしい。私はaikoの歌には光も陰もあると思っているけれど、それはなんというか人生そのもので隣りあわせ。恋や愛のその多くは幸せな瞬間を生み出し(てほしい)、その先に結婚があるとしたらそれはもちろん幸せが生まれるに決まっているのだ。aikoは恋の歌を歌いながら同時にさまざまな幸せを歌い続けてきたのだ。そしてさまざまな人を幸せな気持ちにさせてきた。誰よりも幸せでいてほしい。泣きながらこの文章を書いている自分はどういう状態なのだろう。とにかく事あるごとに実はaikoの話を書き続けてきたり想い続けてきたから、今日はさすがにすぐに書かなくてはと(深夜3時)。

 

aiko、本当におめでとう!!!!!嬉しい報告ありがとうね!!aikoがずっと素敵に生きているから歳を重ねるのが怖くないなと感じている年下の人間はきっと私だけじゃないと思うよ。ちなみに特に好きなaikoの曲は『シアワセ』と『向かいあわせ』。aikoもみんなももっとずっとシアワセであれ。

 

本人の報告ツイートをブックマークした。ツイートもリプライもあまりに素敵だからだ。自分以外の幸せを喜ぶ人たちであふれている。そしてそれを見てまた泣く。いいなあ。あたたかい気持ちになりたいとき、このツイートとリプライをまた見に行こう。

aiko official on Twitter: "LLP22千秋楽終わりました。来てくれたみなさん本当にありがとうございました!そして結婚しました!去年しました!ファンの皆さんに最初に伝えることが出来て嬉しかったです。みんなありがとう☺️ これからもよろしくお願いします!… "

 

 

むかしaikoについて書いたブログはこちら。